目次
最近ではチェーンのドラッグストアが日本全国に展開しているので、ドラッグ=薬、というイメージが定着しています。しかし昔はドラッグといえば、クスリ(ヤク)の意味でした。
みなさん、ドラッグなんてやったことありませんよね? 私もありません。
ネパールのカトマンズなどヒッピーの聖地でバイヤーに声をかけられたことはありますが、財布の中身は数百円というギリギリの貧乏旅行をしているので、手を出しませんでした。
村上龍、ロバート・ハリス、尾崎豊やビートルズをはじめとするロックンロールスターたち……不思議なほどに私が憧れた人はなぜかみんなドラッグをやっています。憧れの人の大半はドラッグ野郎だと思います。
別に麻薬の摂取に憧れているわけじゃありません。音楽や芸術や宗教や放浪の旅などで真実を探す系の人たちが好きなので、仕方がないところがあります。世間の枠に収まった小市民に憧れているわけじゃないので。
ところで麻薬とはいったい何なのでしょうか?
【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのサンダルマン・ハルトと申します。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
初マラソンのホノルル4時間12分から防府読売2時間58分(グロス)まで、知恵と工夫で1時間15分もタイム短縮した頭脳派のランナー。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。月間走行距離MAX600km。ランニング雑誌『ランナーズ』の元ライター。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。江戸川左岸の撃墜王(自称)。スピードが目的、スピードがすべてのスピード狂。ロードバイクって凄いぜ!!
山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。ソウル日本人学校出身の元帰国子女。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。
千葉県在住。夢の移住先はもう決まっています!!
※この稿の内容は以下のとおりです。
ドラッグの本質に迫る
私はシリアス市民ランナーでした。2年連続でサブスリーをあと数秒で逃していた時期、サブスリーのためならドーピングも辞さず、と心の底から思っていました。

あの時期、容易に筋肉増強剤のようなドラッグが手に入ったら、絶対にやっていたと思います。
競技ドーピングの対象になるクスリも一種のドラッグです。
人間の能力の限界を拡張する作用のある物質をドラッグと呼んだりします。

合法ドラッグか、違法ドラッグか、違いはそれだけしかない
ドラッグとは合法ドラッグか、違法ドラッグしかないという説があります。
禁酒法でアルコールが禁止されていた時期は、ウイスキーなどは立派な「ドラッグ」でした。アル・カポネは酒のアンダーグラウンド販売で大儲けした人物です。
タバコのニコチンは立派なドラッグです。依存性もあります。タバコなど真っ黒な肺ガンの写真を付けて「あなたの健康に悪影響を及ぼす恐れがあります」なんて義務づけるぐらいならいっそ「違法ドラッグ」にしてしまえばいいと思います。そこまでして合法の範疇にする理由がわかりません。既得権益からの税収が目的なのでは?
そういう意味でカフェインも私はドラッグという認識です。眠気を吹き飛ばしてくれるのは、カフェインが脳内の神経伝達系に有効に作用している証拠です。私はカフェイン中毒の症状を自覚しています。一日摂取しないと頭痛がします。

日々カフェインというドラッグの恩恵にあずかっていると、ドラッグへの感謝の念を覚えずにはいられません。

精製された白砂糖は完全にドラッグだという人もいます。コカインよりも強い中毒性があるそうです。私たちはもはや砂糖抜きの生活なんて考えられません。砂糖であまくなったチョコレートがやめられなくなった経験のある人は多いのではないでしょうか。もちろん合法で何の問題もありませんけれど。
大麻は合法の国も結構ある
さて、ドラッグといえば麻薬(大麻)ではないでしょうか?
この麻薬ですが、実は合法の国もあることを知っていますか?
カナダやオランダ、アメリカも州によっては合法です。
実はタバコよりも大麻の方がずっと健康にいいという説もあるのです。
もし私が交通事故などに遭って走れなくなってしまったら、もし大麻が合法で簡単に手に入るのならば、たぶんやると思います。
幸福とは外的な要因ではなく、内的な要因であると感じているからです。

内的な要因とは具体的には脳内モルヒネのことです。幸福とはこれが溢れるかどうかで決まります。
私たちランナーは走れば天然由来の脳内モルヒネを得てランナーズハイになることができます。しかし世の中には、つまらなそうな顔をした労働者サラリーマンがたくさんいます。

おもしろく生きるのが生き甲斐のはずなのに、つまらなそうな顔をしている人は、何が楽しくて生きているのでしょうか。
彼等も脳内の快楽物質を求めていることは間違いありません。それが外から安価に供給できるなら、この世界を幸せに満ちたパラダイスに近づけることができるではありませんか。
世界的な大麻合法化の流れは、このような考え方が根底に横たわっているのです。
アヘン戦争はお茶(カフェイン)とアヘン(カンビナイド)のドラッグ・トレードから
支配者サイドがどうして世界をパラダイスにしないかというと、天国の住人は労働しないからです。
労働して税金を納めることは、奴隷の仕事です。天国人は労働なんかしません。
歴史に学んでみましょう。
香港割譲の原因になったアヘン戦争ですが、その名の通り大麻(アヘン)が原因となった戦争です。
イギリスは中国のお茶が欲しかったのですが、中国はイギリスから欲しいものはたいしてありませんでした。
このままでは貿易不均衡が生じます。イギリスは赤字の補填に麻薬を中国に売りました。
アヘン戦争「葉っぱ」(茶)と「葉っぱ」(大麻)の交換がどうして問題になったのか?
よく考えるとこれは「葉っぱ」と「葉っぱ」のトレードです。
お茶という葉っぱと、大麻草という葉っぱのトレードです。
もっといえば「ドラッグ」と「ドラッグ」のトレードです。
イギリスは「カフェイン」が欲しかった。中国人民は「カンビナイド(麻薬の成分)」が欲しかったのです。
この葉っぱ交易にどうして中国が不満だったかというと、結局、清としては、労働力(税収)が減っていくのが嫌だったわけですね。
楽園の住人は労働せず、税金もおさめません。
カフェインは寝ずに働くから税収に有益でしたが、カンビナイドは有害でした。
しかし裏を返せば大麻はカフェインとは比較にならないほどパラダイス効果が高いということを意味しています。労働する気がなくなっちゃうほど多幸感につつまれてしまうのですね。
AIロボットの時代には、人間の労働力よりも、幸福な人生を考えるのが政治の仕事になる
アヘン戦争の時代はまだ人間の肉体労働が大きな意味を持っていました。ほとんどすべてのことがマンパワーで行われていたような時代です。
そんな昔の時代ならいざしらず、これからはロボットAIの時代です。
ロボットAIの時代は、もうほとんどの人間は役立たずになると予想されています。

その時こそ、世界に楽園を建設してもいいのではないでしょうか。
大麻はソフトドラッグと呼ばれていて、アルコールやタバコほど依存性がなく、害も少ないといわれています。
覚せい剤のようなハードドラッグと呼ばれるものに進む一里塚に大麻がなってしまうのではないかと心配されています。
実際にそのようなデータもあるのですが、それは統計の取り方に問題があるからだと思います。
「ハードドラッグ使用前に、最初に大麻をやりましたか?」と聞くから、圧倒的にYESの回答が集まってしまうのです。
「ハードドラッグ使用前に、最初に飲酒や煙草をやりましたか?」と聞いてみてください。もっと圧倒的にYESの回答が集まることでしょう。
毎日のランニングでもドラッグの効果を求めている
タイムを追いかけるような現役を引いて以来、最近は毎日走っています。
何の義務も目的意識もありませんが、バーチャルで地球一周しようと考えています。

トレーニング効果を重視するのならば、二日トレーニングして一日休むようなローテーションの方が効果が高いことはわかっているのですが、残念ながら休んだ日には脳内モルヒネが出ません。
だったら短い距離でも毎日走った方が、ドラッグ効果に毎日ひたれます。それが私の幸福の源泉ともいうべき脳内モルヒネです。
走ればドバっと脳内に溢れるので、無料だし、むしろ健康にいいと思われていて、誰からも咎められません。ありがたいことです。

ランナーには肺の換気能力が必要なので、タバコの煙を吸い込むつもりはありません。
しかし大麻は食べるなどの方法で摂取することができるそうです。
私のようなランナーはあまりいないかもしれませんが、私はランニングは「ドラッグの一種」だと捉えています。
そのような切り口で見ているからこそ、気づくこともあるのです。
安く、合法で手に入らない限り、私はドラッグをやることはありません。
しかたがないので、今日も、気分を晴らすため、最高の一日を過ごすために、走るのです。
あ゙あ゙あ゙あアーッ!! ンギモヂイイイイィィ!!!! (ドラッグ最高!!)
関連記事


https://arikura.com/grand-slam/
https://arikura.com/shower-running/
ランニングシューズはAmazonでお探しください
※ランニング雑誌『ランナーズ』元執筆者が贈る『言葉の力で肉体を動かす(市民ランナーという生き方)』(グランドスラム養成講座)についての詳細はプロフィールページをご確認ください。
サブスリー養成講座
※本は電子書籍がおすすめです。


オーディオブックは究極の文章上達法だと私は考えています。