ドラクエ的な人生

アベノマスクはアベノゾウキン(安倍の雑巾)

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安倍の雑巾は、元アベノマスク

ようやく使い終わりました。アベノゾーキン。いや、何のことかって? アベノマスクですよ。アベノマスク。世界がコロナ禍に襲われた初頭に、安倍晋三首相が一世帯に二枚配った布製のマスクです。

このマスクはいろいろと突っ込まれましたね。一世帯に二枚ってどういうことよ(笑)。首相なのに、世帯人数が平均2.5人ぐらいだって知らなかったのかしら? 足らないじゃん。せめて三枚配れよ。

百歩譲って、その当時マスクの生産が一世帯三枚までは待っていられなかったのかもしれません。「兵は拙速を尊ぶ」(兵は拙速を聞く)です。あの時代はとにかくマスクが市場から消えていましたから、感染症が爆発的に広がってからでは遅いというのは適切な判断でした。遅く一世帯三枚よりは、早く一世帯二枚のほうがマシだと判断したのだとしたら、それは「いい判断」だったと思うのですが……しかしそういう軍略があったようは話しは聞いたことがありません。

デザイン的にもアベノマスクは大不満でした。

イロハ

給食のおばちゃんか?

そうです。白い布マスクから連想されるのは昔の給食のおばちゃんでした。若い女子にはとくに不評だったと聞いています。布マスクは洗濯してまた使えるメリットがあるため、それにしたのでしょうが。

しかし繰り返し使える反面、不織布マスクに比べると、息苦しいのです。やはりマスクは使い捨ての不織布だよな、とアベノマスクと比較して思ったのでした。

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国民の「もったいない精神」のおかげでアベノマスクはすべて配布して掃けた

その後、中国などでマスクの生産が拡大し、コロナ禍もピークを過ぎた頃、不織布のマスクが問題なく薬局などで買えるようになったあたりで、アベノマスクの大量在庫があることが判明しました。なんでも倉庫に8000万枚あったとか……!!

ハルト

だ・か・ら! 平均世帯人数2.5人なんだからせめて3枚配れっつったでしょうよ!

まあこれは上の「拙速理論」で、十分な量のマスクを発注の途中で見切り配布した影響かもしれません。しかし問題はそれだけでなく保管代(倉庫代)に6億円もかかること。しかたがないので政府は希望者にアベノマスクを配ることにしました。

ハルト

ひとり100枚までただでくれるというので申し込みました

配布のための郵送代も数億円かかったそうです。焼却処分すればもっと安上がりだったそうですが……税金で買った(当時は)貴重なマスクを焼却することはできなかったのでしょう。自治体や個人などに配布して、アベノマスクは無事にはけたそうです。安倍元総理は「そんなにアベノマスクは人気なのか」とご機嫌だったとか……

ハルト

いや国民の「もったいない」精神のおかげでしょ? けっして人気があったわけじゃないと思うよ。

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アベノゾウキン。台拭きなどの使い捨て雑巾としてアベノマスクは優秀だった

ビンボー主義者の私も「もったいない」精神の持ち主です。ただでくれるというので、上限の100枚の配布を希望しました。そしてアベノマスクの大量在庫が家に送られてきたのでした。

しかし……使わないんだよな、やっぱり。せめてもうすこし息がしやすければ使うんだが。使い捨ての不織布マスクが問題なく買える今、アベノマスクをマスクとして使うことはありませんでした。

しかし100枚のマスクの在庫が我が家の倉庫を圧迫します。政府の問題が今や家庭の問題でした。いっそ捨てようかとも思ったのですが、何とか利用できないかと思案して、雑巾として使うことにしました。そうです。アベノゾウキンです。

台拭きなどの雑巾としてアベノマスクは優秀でした。使い捨てゾウキンなので、清潔なのが一番のメリットです。

使っては捨て、使っては捨て、どんどん使いました。ただ捨てるよりはずっとマシです。すくなくとも雑巾として一度は使った後で捨てるのですから。ああ、もったいない!

そして昨夜、とうとうすべてのアベノマスクを使い終わったのでした。

安倍さんもまさか雑巾として使われるとは思っていなかったと思いますが、役に立ってくれました。ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

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