ランナーは翔ぶ。ランナーは鳥になりたい
ランナーのみなさんは、鳥になりたいと思うことはありませんか? 速く走りたいと思うあまり、チーターやインパラになりたいと思う人はいると思います。「動きづくり」と称して、四足歩行の動物の動きを研究している人がいますからね。それが高じて、私は鳥になりたいと思う時があります。
鳥は鳥でも、トンビになりたいのです。トンビは英語でBlack KIteといいます。ブラックカイト。黒い凧です。よくできた名前です。たしかにトンビの飛翔する姿はまるで風に浮かぶ凧のようです。
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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
・マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
・ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。
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※※※YouTube動画はじめました※※※
書籍『市民ランナーという走り方(マラソンサブスリー・グランドスラム養成講座)』の内容をYouTubeにて公開しています。言葉のイメージ喚起力でランニングフォームを最適化して、同じ練習量でも速く走れるようになるランニング新メソッドについて解説しています。
『マラソンの走り方・サブスリー養成講座』
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走ることと歩くことの違い
歩くことと、走ることは何が違うか知っていますか?
歩くことは必ず足底の一部が大地に接しているのですが、走るときには両足共に大地から離れている瞬間が必ずあります。
一瞬、宙に浮いているのです。浮いている時間が長いほどいいランナーということになります。
つまり、毎日一生懸命走ることの技術を磨いているその究極の姿は「飛ぶこと」だと言っても過言ではありません。
実際、長野あたりの方言では「走ること」を「とぶ」というそうです。「とんでくで」というのは「走っていく」という意味です。空を飛んでいくわけではありません。
ナチュラルボーンフライヤーの鳥族には、わたしたちランナーは永久にかなわないのです。
あらゆるランナーよりも、鳥の方がすぐれているといえるのではありませんか。
もしランニングの快楽が浮遊感を楽しむことであるとすれば、トンビほど浮遊感を楽しんでいる生き物を他に知りません。
ヒバリのようにピーチクパーチク忙しく、せわしなく飛ぶのではなく、トンビのように鷹揚に飛びたい。
トンビには、あきらかに遊んでいるな、飛ぶこと自体を楽しんでいるな、と思う時があります。
しかしカラスに苛められているトンビは本当に何とかならないのでしょうか。カラスは、モビング(擬攻撃)といって、本当に襲って(殺して食う)わけではありませんが、アタックするような姿を見せます。トンビの方が体が大きく、しかも猛禽類の端くれだというのに。。。なんでカラスなんかにやられっぱなしなんだ。トンビよ。
トンビはスカベンジャー(死体食)で、空中戦をやらないので、心まで激しさを失くしているのかもしれません。だからカラスに反撃しようとしないのかも。しかし一対一でもカラスに負けているトンビを何度も見たことがあります。
トンビよ、頑張れ。せめてカラスを追い払える力が証明されれば、カラス駆除生物として、今以上に人間に愛されるようになるぞ。
トンビよ。わたしはおまえになりたい。
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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
・マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
・ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。
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