ドラクエ的な人生

ブルガリの店員の見事なお辞儀

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

以前、都内にお芝居を見に行った時の出来事です。
突然、お店から歩道に現れたブルガリの女性店員が「ありがとうございました」とビシーッっとお客様に頭を下げてたのを見て驚いたことがあります。

それはこれまで見たこともないような見事なお辞儀で、私は衝撃を受けました。

ハルト「おれ、あんな凄いお辞儀見たことないよ。そりゃあ見事なお辞儀だったね。あまりのことに見とれちゃったよ

イロハ「私はあんな深々とお辞儀をされる相手ってどんな人なんだろうって、お客さんの方を見てた。野田聖子議員だったんだよね」

ハルト「ふーん。やっぱり同じ場面にいても見るところって人それぞれで違うよね。おれはお辞儀の相手なんて見もしなかった。ブルガリの店員があまりに見事だったからずっとそっちを見てたよ」

イロハ「同じ旅をしていても、ハルトは食べ物のこととか、ほとんど覚えてないもんねー」

ハルト「そうだね。でもブルガリの女性店員の世にも見事なお辞儀だけは今でも鮮明に覚えてるよ。目が釘づけになっちゃった。ホレボレしちゃった。この世にこんな見事なお辞儀があるんだって。あんな見事なお辞儀は後にも先にも見たことがないよ」

その後、見た芝居のことは何も覚えていませんが、あのブルガリの女性店員の姿は忘れられません。

芝居で時に脇役が主役よりも輝くことがあるように、有名な国会議員ではなく無名の店員でも、頭を下げるような低い地位にいても、その場その場の主役を張ることはできるんだなあ。

わたしにとってあの瞬間「あの場所の主役」はまぎれもなくブルガリの店員でした。

お金を払ってみたお芝居よりも、ずっといいものを見せてもらいました。

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