ドラクエ的な人生

【日本はオワコン】大平洋戦争は、今生きている人の幸せよりも、国の未来を優先して行われた

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成田悠輔「過去の功績で居座り続ける高齢者の集団自決。消えるべき人に消えてほしい」

暇な時間はYouTubeのネットサーフィンをしているアリクラハルトです。YouTube動画もいろいろありますが、けっこう好きなのが討論系のチャンネルです。

ABEMAなどの議論系チャンネルが大好物なのですが、そのなかで成田悠輔という学者(イェール大学の助教授)が、高齢者の集団自決、集団切腹、社会的な切腹、過去の功績で居座り続ける、消えるべき人に消えてほしい、という主張をされていて気になりました。

↑ちなみにこの動画です。

老人に、とにかく世の中の表舞台から去ってください、というような主張をしています。

この成田さん、ものすごく頭がいい天才だそうですが、私はこの主張は「どうかな?」と思います。

日本の未来を何とかしよう、という議論のテーマであるため、どうにか議論に光をさそう、日本という国を何とかしようというスタンスの発言だと思いますが、私は日本の未来よりも今生きている人の幸福の方が重要だと考えています。

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大平洋戦争は、日本の未来を考えた決断だった

日本の未来よりも今生きている人の幸福の方が重要だという主張は、大平洋戦争のことを考えるとはっきりイメージすることができます。日本の目線からいうと、あの戦争は日本の未来のために開戦した戦争でした。

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西洋列強の植民地主義が極東アジアまで侵食してきて、中国あたりで各国利権が衝突してしまったわけですが、日本は石油を止められるなどの経済的圧力をかけられて、このままでは国として立ち行かなくなることが予想されていました。白人たちから集団イジメにあっていたといえばわかりやすいと思います。戦争すれば今生きている人は死ぬかもしれないが、日本の未来を考えれば戦って国の未来を切り開くしかないと開戦に踏み切ったのです。日本の未来のために、今生きている人が戦禍に苦しんでもしかたがない、という考え方です。成田先生の考え方もこれと同じことです。

(ちなみに無条件降伏したときも、このまま原爆を何発も落とされては日本の未来がなくなると思って降伏したのです)。

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少数派は、いくら口惜しくても多数派に従うというのが民主主義のルール

民主主義の観点からも、老人が老人のための政治をするのは、しかたがないんじゃないかなと思います。そっちが多数派で選挙で勝っているんですから。少数派は、いくら口惜しくても多数派に従うというのが民主主義のルールです。

老害といわれても、老人が多数派で、彼らが引っ込みたくないといっているんだから、少数派の若者は従うしかないでしょう。それを集団自決しろだなんてとんでもない。

もしそうしたいのなら選挙で勝って「強制定年法」でも作ってからにしてください。

いくら日本の未来のことを考えていても、若者の未来のために老人は消えてくれ、と主張するのは通用しません。

日本という国の未来をやたらと深刻に考えるのは危険なことです。大平洋戦争は、今生きている人の幸せよりも、国の未来を優先して行われたことを忘れてはなりません。

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老人を強制退場させようというのは『Dr.stone』の悪役の理屈「若者だけを復活させよう」と同じこと

【Dr.stone】というSFアニメがあります。人類全体が石化した世界です。主人公のセンクウは人類全体を復活させようとしますが、敵役のシシオウは若者だけを復活させようとするのです。

既得権益をもつ老人を復活させるとまた(若者にとって)搾取される世界が復活するだけだ、という理屈です。成田悠輔さんの理屈はこのシシオウの理屈と同じです。悪役の発想なのです。

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今生きている人の幸せよりも、国家の未来のことを優先して考えるのは危険思想

人口が減少し、高齢者の割合が増加し、このままでは日本はどうなるんだ? という議論がさかんに行われています。

わたしは個々人の一人当たりのGDPが平均並みならば、国としてのGDPなんて世界何十位だって構わないと思います。

今のところ日本のGDPは世界3位ですが、一人当たりGDPでは二十位前後だそうです。シンガポールは、国としてのGDPは四十位前後ですが、一人当たりGDPは日本以上で世界トップテンに入ります。

あなたにとってどっちが好ましい状態ですか? 国としてよくて個人としてダメな日本か。個人としてよくて国としてダメなシンガポールか?

一人当たりGDPこそ購買力の指数であり、私たちが海外旅行した時にリッチに過ごせるかどうかを決める値です。私は個人が豊かな方がいいな。

「老人を退場させろ」なんて口でいくら言っても無駄なことです。

民主主義的な観点からも「できないこと」ですし、今生きている人の幸せよりも、国家の未来のことを優先して考えるのは危険思想ですらあるのです。

多数派をしめる老人たちが、国の要職を占める現状を、若者がどれだけ不満に思っても、少数派で選挙の勝てない以上は我慢してもらうしかありません。だってそれが民主主義だもん。

少数派は不満でも我慢する。それが民主主義の基本です。

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選挙の少数派は不満でも我慢する。堕落も容認するしかないこともある

逆に国民全体が「戦争したい」と思ってそれが選挙の結果なら、あなたがどれだけ戦争したくなくても、どれだけ国の未来が危機だと見通すビジョンがあっても、それに従うのが民主主義です。

選挙に従えないなら「力の行使」しか手段はありません。するとこの世は修羅の地獄になります。

堕落していくとわかっていても、容認するしかないこともあるのです。

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