ドラクエ的な人生

派遣社員はつらいよ

どうもハルトです。みなさん今日も働いてますかー!

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水道事業の民営化

ハルト「おおい。ポカ丸。水道事業の民営化がテレビで問題視されているけど、何が問題なんだ?」

ポカ丸「はい先輩。水道はライフラインですよね。日本国民の命と密接にかかわっています。それを営利企業にまかせるってことで、儲け優先主義による水質の低下への懸念や、外国企業の買収が心配されているんです」

ハルト「結局、日本人はなんだかんだいっても政府を信頼しているってことか。自分たちのムラのことは自分たちで話し合って結論をつけたいんだな。水質なんて許認可制度と特別法で規制すれば済むことじゃないか。外国企業の買収を心配するのは喉元を押さえられて脅されるのが心配なのかな。中国や北朝鮮の核ミサイルが頭上から狙っているというのに何を言っているんだという気がするけど

ポカ丸「先輩。毒舌すぎです(汗)。おいらはアルバイトで水道管の漏水調査というのをやってことがあるんですけど、知っていますか?」

ハルト「水道管からの水漏れを放置すると、周囲の土を水が流してしまって、ある日、突然道路が陥没して大穴か開いちゃったりするんだろ?」

ポカ丸「それは最悪の場合ですけど、せっかく浄水した水が無駄に流れてしまうのは経済的なロスなので、水道事業者は時々水道管の水漏れ調査をしているんですよ」

ハルト「ふうん。どうやるの?」

ポカ丸「音聴棒という鉄の棒を水道管に当てて耳で音を聞くんです。医者が胸に当てる聴診器みたいなものです」

ハルト「へえ。おもしろいね。音の振幅を増大させて聞き取りやすくしているわけか」

ポカ丸「再雇用のベテラン爺さんに教えてもらったんですけど、雑音がひどくて漏水だか正常だかおいらには全然わかりませんでした」

ハルト「お前、耳が悪いんじゃないの?」

ポカ丸「いいや。相手は年寄りですよ。おいらのほうが耳そのものはいいんですよ。でも爺さんの方が漏水は聞き分けられる。結局、熟練の問題なんです。能力の問題じゃないんですよ」

ハルト「なるほど。

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仕事の大半は能力じゃなくて慣れの問題なんだな。これからの定年延長、高齢化社会の福音というべき話じゃないか。

一部の例外を除いて、仕事なんてそういうものかもしれないな。ドラクエ的にいうと経験値が大事なんだね

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食味検査。サンジは味がわからない

ポカ丸「調味料を作っている会社で食味検査を経験させてもらったこともあるんですが、そっちもダメでした。食味検査は経験値というよりも能力の問題だったようです」

ハルト「食い道楽だから味に関する経験値はありそうなのになあ。太ってるし」

ポカ丸「タバコを吸う人は食味の微妙な違うがわからないんだそうです。おいら、タバコ吸いますから」

ハルト「ワンピースのサンジはどうなるんだ? コックなのに煙草しょっちゅう吸ってるぞ。サンジは微妙な味がわからないってことか」

ポカ丸「あれはアニメですから。現実だったら味音痴です。アメリカではタバコを棒付き飴玉にすり替えて放映しているそうですよ」

ハルト「そのほうがコックらしいってことか。禁煙しないと味覚が鈍るんだろ?」

ポカ丸「禁煙キャンペーン的な措置だそうです。コックの味覚のリアルを追求した結果ではなく

ハルト「ふうん。そうなのか。ところでおまえいくつ仕事してるのよ」

ポカ丸「派遣社員はつらいっす。でも仕事選べるし、いろいろ経験できて面白いところもありますよ」

ハルト「明日からもう来なくていいとか言われるんだろう? プライドずたずたになりそうだけど、気にならない?」

ポカ丸「そんなの気にしてたら生きていけないっすよ~。ぐっすん」

ハルト「あらら。泣いてるよ」

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