ドラクエ的な人生

ブレグジットによってEUの主力言語は英語からフランス語になるだろう。

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ブレグジットによってEUの主力言語は英語からフランス語になるだろう。

コロナ禍で休止している海外旅行のかわりに、英語の勉強をしています。

日本語だけで生きていくには人生は退屈すぎる。

また、コロナ禍で休止している海外旅行のかわりに、ウクライナ戦争を食い入るようにウォッチしています。

ウクライナ戦争後の世界。ロシアの分割統治(案)。日本は樺太をもらえ

こんな私だから思うことがあります。

2023年現在、EUおよびNATO西側諸国は、ロシアの西方膨張政策をウクライナで食い止めようと必死になって支援しています。記者会見を見ていると、そこで話されている言語はまず英語です。EU本部ベルギーのブリュッセルでの記者会見でも英語で喋っています。

盟主アメリカが英語をつかっていますので、今後もNATOの主力言語は英語でありつづけると思いますが、EUの主力言語ははたしてこれからも英語でありつづけるでしょうか?

ブレグジット(EUからのイギリス脱退)によってイギリスがEUから脱退してしまいました。このままこの状態が続けば、わたしはどこかのタイミングでフランスがフランス愛をむき出し全開にして、EUの主力言語はフランス語趨勢になるのではないかと思います。

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EUの公用語・オフィシャルランゲージは何?

ちなみにEUの公用語・オフィシャルランゲージは、英語だけではありません。公平でないとユナイテッドが成り立たないために、ブルガリア語も英語も建前上は公用語として対等ということになっています。だから公用語は国の数だけあります。EUの構成国は三十国弱なので、公用語も三十語ちかくあるのです。建前上はね。

しかしそれでは会話が成り立たないため、実質的には英語で会話しています。ウクライナを支援するEUの首脳はみんな英語で記者会見をしていました。

ゼレンスキー大統領のスピーチもイギリスでは英語でしたが、フランスではウクライナ語でした。そんなに何か国語も喋れません。ゼレンスキーはロシア語も喋れますので、ほぼトライリンガルということになります。すごい男ですね。こっちは二か国語でもヒイヒイなのに。

まあ、要するにみんなが英語だったら通訳を通さずに直接喋れるので便利なわけです。だから建前はともかく、今のところ実質的には英語が主力言語になっています。

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日中韓会議で英語を使うわけがない。韓国語を使うわけがない。

しかし2020年にイギリスがEUを正式離脱したことから、このままEUの主力言語が英語ということはなくなるだろうと私は予想しています。

だって日中韓会議だったら中国語で会話しても納得するけど、日韓で喋るのにどうして中国語を使う必要ありますか? そんな必要ありません。国ってのはそんなことやりません。

イギリスがEUを脱退しても、アイルランドなど英語を母国語とする国は残っているのですが、アイルランドとフランスでは、国力から言っても、人口から言っても勝負になりません。たとえれば日中韓会議で韓国語で喋ろうって話しになりますか? なるわけがありません。個人レベルならあるかもしれませんが、国っていうのはそういうふうにはなりません。

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いつかフランスが「おれたち英語で喋るの、おかしくね?」と言い出すだろう

EU市民が母国語として話す言語としては、実はドイツ語がもっとも多いそうです。民主主義にのっとって多数決をとればドイツ語が勝つということです。

しかしEUというのはもともとドイツの膨張を抑え込もうという性格をもっています。第二次世界大戦の敗戦国であるドイツ語が主力言語になることはないでしょう。ウクライナへの支援などを見ていてもドイツはヒトラー時代の反省からEUを主導するつもりはなくオサイフにあまんじているように見えます。イタリア語も同様です。ヘタリアにEUは主導できません。

なんといってもフランスは核保有国ですし、フランス語に誇りをもっています。残ったメンツを見ればイギリスなきあとのEUを主導する国はフランス以外にはないでしょう。

EUでの主力言語が英語だったのは、イギリスあってのものでした。しかしブレグジットによってイギリスが去った今、EU内で英語がずっと主力言語でありつづけるのは難しいと思います。

今はまだイギリスの影響が残っていますから(英語を喋れる人が主要ポストに残っているから)、とうぶんは英語が主力言語でありつづけると思いますが、将来的には変わっていくでしょう。

ブルガリア代表とフランス代表が英語で喋るわけがありません。そこはフランス語で喋ることになるでしょう。それが国ってものです。ギリシア代表とフランス代表が英語で喋るわけがありません。そこはフランス語で喋ることになるでしょう。それが国ってものです。

時間の経過で自然にフランス語が主要言語になっていくなりゆきでしょう。なによりもいつかフランスが「おれたち英語で喋るの、おかしくね?」と極めて真っ当なことを言い出すと思います。それがフランスという国ですよ。

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