ドラクエ的な人生

【遊覧飛行エベレスト・フライト】死ぬまでに一度は見たい世界の絶景。チョモランマ編

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

イロハ「うわあ。エベレストだ。ここもまた一生に一度は見たい場所のひとつだよ! 世界で一番高い山よね」

ハルト「山のあしたのジョー『神々の山嶺』のファンとしてはサガルマータと言ってほしいね」

イロハ「チベット寺院のファンとしてはチョモランマと言ってほしいね(笑)」

ハルト「文字通り世界の頂点。トップ・オブ・ザ・ワールドだ」

イロハ「山って、手前の山の方が奥の山より高く見えちゃうところが残念だけれど」

ハルト「小説『神々の山嶺』の中に、今、この世界にいる人たちの中で最も高い場所にいるのは(エベレスト登頂を目指す)主人公だっていうくだりがあるんだけど。。。」

イロハ「実は旅客機の中にいるお客さんでした。飛行機の巡航高度は10,000m上空だから、エベレストの8,848mよりもずっと高い(笑)」

ハルト「人間なんて虫けらみたいなもんだ。それでも行けないもの。8,848m。栗城史多なんか何度失敗していることか」

イロハ「ハルトは登山もやるから、よくエベレストの話をすると、せめてベースキャンプぐらいまでは行ったんだろうと聞かれるけれど」

ハルト「実際は行けなかった。遊覧飛行エベレスト・フライトで頂上は見たけれど。これはカトマンズ空港からsimrik airlinesのプロペラ機から撮った写真だよね」

イロハ「歩くと結構かかるんだよね。ベースキャンプまで。私たちの日程じゃ無理だったね」

ハルト「限られた日程をどう使うか、迷ってポカラを選んだんだよね。ああ。ナムチェバザール行ってみたかった。エベレスト街道歩いてみたかった」

イロハ「でも私はポカラに行ってよかったよ。ポカラの町の上に雲と一緒にぼんやりと浮かぶマチャプチャレ、巨大で、尖がっていて、白くて、雲と同化して、神秘的で凄くステキだったもの」

ハルト「山に見惚れたのは富士山と槍ヶ岳とアイガー北壁とマチャプチャレぐらいだな、おれは」

イロハ「マッターホルンやモンテローザも見てるんでしょう?」

ハルト「マッターホルンはマチャプチャレに負けるし、モンテローザは富士に負けるよ」

イロハ「朝焼けのマチャプチャレもよかったものね」

ハルト「隣の山もアンナプルナという有名な山だよ。ジャイアンツ(8,000m峰)のひとつだ」

イロハ「私にとってはネパールは一つのターニングポイントだったなあ。貧しくて、お湯の出ないホテルが平気になったよ。贅沢言ってる場合じゃない国だったから」

ハルト「国全体が強制的に停電したからね。自家発電のあるリッチホテルに泊まった人にはわからないだろうけど」

イロハ「そういえば、帰りの飛行機ではショッキングなことがあったよね」

ハルト「せっかくの窓側の席だったのに、なぜか窓が塞いであった」

イロハ「開く仕組みになっていなかったよね。スライドするとかじゃなくて完全に塞いであった。どうしてだったんだろう。ガラス窓が割れちゃったのを塞いだのかな」

ハルト「わからないけれど、一切外が見えない中で、窓の外にエベレストが綺麗に見えますっていう機長のアナウンスが入ったんだよね。見えねえじゃねーか! 窓側の席なのに」

イロハ「まあまあ。エベレストフライトで見たからいいじゃない」

ハルト「くっそう。もう一度見たかった。何で塞いであるんだよ」

イロハ「知らない。でも同じ窓側でも反対側の窓側の人も見られなかったんだし、しょうがないでしょ?」

ハルト「あの機長アナウンスも、どういう基準で入るんだろうか。ときどき『富士山がよく見えます』とか観光ガイドが入るときあるよね」

イロハ「機長の気まぐれじゃない?」

ハルト「窓から黒海が見えますとか、サハラ砂漠が見えますとか、インドのゴアの上空ですとか、随時観光アナウンスしてくれればいいのに」

イロハ「機長は飛行機の安全な運航に全力を傾けているんです」

ハルト「副機長でも誰でもいいからさ。そうすれば旅客機が観光フライトを兼ねてもっと面白いものになるのに」

イロハ「楽しめるのは窓際の人だけでしょ? あんまりやりすぎると、窓際の料金だけ高くしろって言いだす人が出てくるよ、きっと」

ハルト「そりゃそうか。やっぱり飛行機では映像見たり本読んだりして眠るしかないのかな」

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