サイトアイコン ドラクエ的な人生

ドナルド・トランプ。今こそ韓国など他国と一致団結して、団体交渉すればいいじゃないか

アメリカの押しつけているのは、不平等条約じゃないのか?

アメリカのトランプ大統領の関税政策で世界中が混乱している。日本経済も自動車一本足打法と言われる中で、クルマに大きな関税がかけられようとしている。

そんな中、ベトナムとアメリカが相互関税に関して合意したというニュースが流れてきた。ベトナムからアメリカにモノが入るときには20%の税金がかかるが、アメリカからベトナムにモノが入るときには0%、すなわちまったく税金はかからないというのが合意内容である。衝撃的だ。これって不平等条約じゃないのか。こういうのをのませるのか、アメリカは。ドナルド・トランプよ、おまえはジャイアンか?

まあ、両国が合意したことなので、外野がどうこう言うことじゃないかもしれないが、トランプのふるまいはあまりにもひどい。これじゃあまるでジャイアンの言い分をのまされるのび太みたいなものじゃないか。ベトナムがかわいそうだ。

ベトナムは人件費が安くて製品価格が抑えられるから、20%の価格の上乗せがあってもアメリカでモノが売れるという見通しがあってのことだとは思う。商売人の目線ではOKなのかもしれないが、国と国との関係性は、まったくいにしえの不平等条約さながらである。

こんなジャイアンみたいな野郎の横暴を、国際社会は黙って許すのか?

日本も同じような要求をのまされるのではないか? 仮にもベトナムはアメリカに勝っているのだ。それに対して日本はアメリカと戦争して負けている。経済力は日本の方が上だが、ジャイアンの要求をスネ夫ははね返せるだろうか?

幕末に結ばれた日本と外国との不平等条約。そのうちの重大な問題のひとつは関税自主権がなかったことだ。関税自主権のない国は、まっとうな主権国家として認められない。

その不平等条約を先人たちが戦争までして必死の思いで修正してきたのである。令和の政治家たちが簡単に結んでもいいような内容ではない。

令和の政治家たちのお手並み拝見だが……見通しは暗いと思う。

トランプのイラン爆撃は国際法違反。非難しない国は爆撃されても文句をいう資格なし

そもそもドナルド・トランプ大統領が、イランでやったことを国際社会が弾劾しないのもどうかしている。国連や国際社会の何らの了解もなく、バンカーバスターなんて巨大爆弾を他国に投下して非難されないのか?

おかしいでしょ。

百歩譲ってイスラエルは生存がかかっているから仕方がないとしても、なんでアメリカがイランを爆撃するんだ? 日本はじめ他国がこれを非難しないのはなぜだ? 悪は悪だと誰かジャイアンに教えてやれ。

イランへの爆撃を非難しない国は、いつかアメリカに自国が爆撃されても文句を言う資格はないとおれは思う。ひどい話しだ。

いちど許したら、もっと調子に乗るに決まっている。それがジャイアンだ。今度はみんなを集めてリサイタルを開こうとするだろう。

和こそ力。今こそ韓国などと一致団結して団体交渉すればいいじゃないか

トランプ関税に対する各国の対応は、政治家が小物ばかりで、みんな自国の利益ばかり考えて、アメリカに各個撃破されているとみえる。人の輪・和こそが力なのだから、いまこそ他国と団結して、集団でトランプに当たればいいじゃないか。

たとえば韓国と今こそ手をつなぐチャンスだろう。無理難題を押しつけられて困っている状況は同じなんだから、協力できるはず。

×   ×   ×   ×   ×   × 

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●日本海も東海もダメ。あたりさわりのない海の名前を提案すればいいじゃないか
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●もしも韓国に妹がいるならオッパと呼んでほしい
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●「トウガラシ実存主義」国籍にとらわれず、人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

https://amzn.to/48B1lUo

×   ×   ×   ×   ×   × 

カナダやメキシコ、オーストラリアなど、無理難題に困っている世界中のアメリカ以外の国が団体交渉すれば、アメリカだって引き下がるはずだ。それがパワーポリティクスというものだ。

そもそもアメリカの産業に競争力がないから、他国の輸入品が幅をきかせているのだ。アメリカにあるのは、強大な市場だけ。そこに諸国がをかかず、いっそ世界が団結してアメリカ市場なんか無視してしまえばいいのに。

たとえば高関税で脅されているブツを、いっそアメリカに徹底的に入れなければ、米庶民は困って、トランプ支持をやめるはず。値段がメチャクチャ高くなるだけでも、トランプは確実に支持を失って失脚するはず。そういう国際協調こそ求められているのに、なんで各個撃破されに行くのよ。そりゃあ一対一ではアメリカには勝てんよ。だからこその団結でしょうよ。

ヌーやガゼルやインパラの群れだって、団結すればライオンに勝てるはずでしょう。でもあいつらはバカだから、協力できず、各個撃破されてライオンの餌にされているのです。今の政治家たちもバカだから、みんなで協力すれば勝てるのに、団結せずに一対一で勝負してやられてしまうというわけなのでした。

日本だけがよければそれでいいのか。個別交渉してないで、他国と団結してアメリカに当たりなさいよ。単独で交渉するから各個撃破されるんでしょうが。同じように困っている他の国と協力して団体交渉しなさいな。「アメリカvsそれ以外の国連合」という戦いになれば、必ず勝てるはず。アメリカ側も我々の団結を恐れています。相手が恐れていることやらなきゃ、譲歩なんて引き出せませんよ。

モバイルバージョンを終了