どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
ダイ「ぐおらァ! ハルト。平昌オリンピックの公式サイトに日本が消えてる地図を載っけてただと。わざとだろ! てめ」
ハルト「ひええ~。ごめんなさい」
ダイ「民間人が嫌がらせでやったわけじゃなく、まともな組織が公式ウェブサイトでやったんだぞ。ゴルァ!」
ハルト「何が起こったのか地図を見ただけでわかった。あの国ならやりそうなことだ」
ダイ「それを知った韓国のネット住民が、日本沈没だとか、すっきりしただとか言ってるらしいじゃねーか」
ハルト「小学生か! 幼稚だなあ」
ダイ「いかにもやりそうな国が、いかにもやりそうなことをやったという感じだな」
ハルト「ごめんよ~って何でおれが謝らなきゃいけないんだ。おれは日本人だっつーの! しかしいつまでこんなことをやっているんだろう。戦争の謝罪だとか、従軍慰安婦だとか。ウチの母親なんて4年もソウルに暮らして韓国語ペラペラなのに、いまだに韓国のことが大嫌いだもの」
ダイ「暮らしていた時に、いじめられたのかな?」
ハルト「そうらしいね。おれも日本人だからという理由で苛められたら『私は在日です(ナヌン、キョッポ、ニダ)』と言いなさい、と教えられていた。日本で育った在日韓国人だから日本語しか喋れませんけど私は同胞です、だからイジメないでくださいってわけだ」
ダイ「母の愛情を感じるな」
ハルト「まあそれほど嫌な思いをしたってことだろうな。おれは韓国人は客観的に美男美女ぞろいだと思っているんだが、うちの母親なんて当時はあんな綺麗な顔した子たちは一人もいなかった。全員整形だって言ってるもの」
ダイ「全員か(笑)」
ハルト「まあ、確かに公園で遊んでいて、いじめられたこともあったな。でもそれは日本に住んでいたって同じじゃないか?
公園の空き地を奪い合ったこともあったな。最初、韓国人が遊んでいたのを、おれたち日本人が追い出して遊んでいたら、アメリカ人の子たちに追い出されたこともあったよ」
ダイ「コドモ太平洋戦争みたいな話だな」
ハルト「おれは4年間ずっと韓国の国歌を聞いて育ったから(当時は決まった時間にスピーカーから国歌が流れたのです)どうしてもあの国を決定的に嫌いになれないんだよ。
テニスのレッスンをしていると、突然、韓国国歌が流れて、曲の間はレッスンを中断して胸に手を当てて、直立不動だよ。なつかしいなあ。
パクチョンヒ大統領が暗殺された頃の話だから、今とは世相も随分と違っているだろうけれどね。
まあ、今回のことは、おれが謝ることでお前の気が済むなら謝るよ。すまん。
しかしおれみたいな挟まれた存在というか、帰国子女であることを誇りにできない微妙な立ち位置の人間がいるってことを、お前にはわかってほしいよ」
ダイ「わかったよ。何もお前が謝ることはないよ」
ハルト「その代わりと言っちゃあなんだが、シンガポールのマラッカで面白い地図を見つけたんだ。それを見ればお前の気も晴れるんじゃないかな。これだよ」
(* ̄m ̄)プッ 丸いし(笑)
その国の存在感の大きさがそのまんま出ちゃってる地図だな。少年漫画でよく使われる表現は、こんな昔からあったのか。しかもよく見ると海王類もいるぞ」
ハルト「偉大な中国がすぐそばにあって朝鮮半島はいつもこんな扱いを受けてきたんだから、日本地図を消したぐらい許してやってくれよ。
韓国人の気持ちを想像すれば、わかる気がするんだよ。『日本列島さえなければ』目の前に果てしない太平洋がひろがっているはずなのにっていうのが。
日本人だって、太平洋のことを日本海って言ってもいいぐらいの気持ちでいるけれど、それはたまたま目の前に太平洋がずっと続いているからで、もしフィリピンが房総沖にあったら、あの島(国)が邪魔だなあって絶対に思うはずだよ。人情として、しょうがないことだよ。
しかし、このぐらいおおざっぱな地図の時代の方が、面白い時代だったのかもね。冒険家が活躍できる時代だ。おれ、海に海王類みたいな奇妙な魚が描かれている古い地図を見るの大好きだ」
ダイ「まあハルトに免じて、今回は許してやろう」
平昌オリンピックの盛大な開催と大成功を心から祈っています。
おれの第二の故郷、大韓民国よ、頑張れ。
そしてもうすこしだけ大人になってくれ!!