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ドラクエ的な人生。トラベルはトラブル。人生は関門突破ゲームだ

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トラベルはトラブル。人生は関門突破ゲームだ

時代はよくなるといいますが、そればかりではないでしょう。世界はどんどん便利になっていますが、面白くなくなっていく側面もあります。

たとえば賢すぎるスマートフォンが冒険の舞台をだいなしにしてしまうことがあります。不安や予想外のトラブルこそが、旅を面白くしてくれる要素なのに、スマホは魔法のようにそれらの舞台装置を消し去ってしまうからです。

たとえば敵の存在しないロールプレイングゲームなんて誰がプレイするでしょう。障害物、迷路、罠(トラップ)のないゲームなんて、すこしも面白くありません。

プレッシャーや挑戦がなければ、ゲームは色褪せ、刺激のない、意味のないものになってしまいます。プレッシャーがなければ満足もありません。挑戦は人生というゲームに不可欠な要素。あなたの旅を意味あるものにしてくれます。挑戦がなければ、視野を広げて、成長し、レベルアップする甲斐もありません。

トラベルはトラブル。トラブルがあってこそ旅は面白くなります。なぜなら旅が関門突破ゲームになるからです。あっさりクリアできたら手ごたえがなくて面白くありません。

もしも人生をゲームと見做すならば、日々、このゲームにアクセスし、エンカウントを繰り返してレベルアップしましょう。外敵もあるでしょう。しかし最大の敵は心の中にいます。臆病や怠惰、自信のなさが心の中に巣食っているかぎり、ヒーローの物語は紡がれません。

ルートの困難さは、あなた自身のエキサイティングな冒険の一部。不可欠なものです。それらを乗り越えてこその物語です。チャレンジの報酬は、人生の歓喜、感動です。

歓喜や感動のない人生に、どんな生きがいがあるでしょうか。

もし人生に退屈や行き詰まりを感じたら、心の敵に負けているのです。頭で考えず、肉体を使い、小さなクエストから達成していけば、バイブスを取り戻し、いつかラスボスのところにたどり着くでしょう。

このゲームの勝者は一度も負けない人ではありません。途中でなんど負けてもいいのです。より多くのクエストを達成し、レベルアップして、最終的にラスボスを倒した人がヒーローです。諦めないこと、やめないことが大事です。ゲームならば、途中でやめない限り、いつかラスボスにたどり着くと信じていますよね? 人生でも同じ信念で次のレベルに進みましょう。ラスボスを倒すためにスキルを磨き、試練や障害物を乗り越えようと奮闘し、その中で心の敵、古い自分を打ち負かします。過去の自分、限界を超えてこそ、本当の意味でのレベルアップになります。

バックパッカーの旅をRPGにたとえるならば、旅先はミッションです。とりあえずの目的地になります。この先何が起こるかわかっていたら旅は面白くありません。先がわからないからこそおもしろいのです。見込み違い、ハプニング、アクシデントがあってこそ、旅のゲーム性は高まります。すばらしいけれども難易度の高い旅先こそがラスボスです。旅の困難さこそがダンジョンや迷路であり、成長素材となるのです。難易度が高いほど旅は面白いゲームになります。失敗も敗戦もゲームの一部です。チャレンジの要素はこのゲームになくてはならないものなのです。

この物語は、困難を乗り越える物語です。試練によって成長し、困難な場所にたどり着き、感動とか絶望とか何かを得て、旅立った場所に戻ってくるというストーリーです。

外国で暮らすというゲームが面白いのは、その昔、勇気と希望だけを持って旅に出た幼い頃の始まりの日々をもう一度生きなおすことができるからです。魂の強さや、資産は持ち越したままで、強くてニューゲームを楽しめるのです。

そのためにときにはスマホのディスプレイを眺めるのをやめて、生身の自分だけでトラブルを克服できるか、挑戦してみるのも面白いと思います。自分のミスや、自分ではどうにもならない天災、トラブルに見舞われることがあるかもしれません。しかしいくら一からゲームをリスタートだといっても、これまで生きてきた人生の中で磨いてきた勇気、自信、判断力が失われたわけではありません。レベル1からの再出発だったとしても、それらの武器がきっと自分の旅路を助けてくれるはずです。

ときに理不尽な目に遭って、忍耐力がためされることもあるでしょう。語学力を試されることがあるかもしれません。人間力がためされることもあるでしょう。

自分の身にふりかかるいかなることも達観し、受け入れ、不安やトラブルとたわむれて克服するのがバックパッカースタイルです。プレッシャーやトラブルは避けられません。むしろこのゲームには必要不可欠な要素なのです。心の敵を倒し、障害物、迷路、罠をクリアして、歓喜や感動に向かって旅を続けるのです。

あなた自身の物語です。主人公はあなたです。このゲームのヒーローはあなたなのです。

人生もまた関門突破ゲームだと私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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