風邪の予防にマスクは有効
マラソン大会でベストタイムを更新するために、体調管理には気を付けてきました。
シリアスランナーが自己ベストを更新するために挑戦する姿は、まるで受験生のようです。
受験生が受験日に風邪をひいてしまっては駄目なように、ランナーもメインレースの日に風邪をひくなんてもってのほかです。
勝負は普段の生活から、です。本番レースはその結果発表のようなもので、実は走る前から勝負はついているのです。
ランナーの勝負レースも、受験生の受験日と同じで、もっとも風邪の引きやすい時期にあることも共通しています。
だから絶対に風邪をひかないように、10月からは常にマスクを着用していました。2月末のマラソンシーズン終了までの間はずっとマスク生活です。
風邪の予防にマスクは有効です。
そもそもどうして乾燥する冬場に風邪が多いか知っていますか?
乾燥によって鼻腔内の粘膜(水分が主成分)が薄くなることでウイルスが体内に侵入しやすくなるためだと言われています。
逆にいえば、鼻腔内の粘膜が湿気があれば厚いまま保たれるのでウイルスが侵入しにくい(風邪にかかりにくい)というわけです。
ところでマスクの湿気保持効果ですが、ものすごい効果があります。一晩マスクをつけて寝ていると、朝方にはマスクが湿気で濡れています。
もちろん風邪のウイルスが侵入してくることを防ぐ直接的な効果もマスクにはあるのですが、むしろ湿気環境をつくることによる粘膜保護による風邪予防の方が大きい気がします。
マスク着用で肺(横隔膜)は強くなるか?
ときどきボクサーなどで「わざと呼吸困難な状況をマスクでつくって、試合のときに呼吸が楽に感じるように」というパワーリスト的なマスク活用法をしている人がいます。
あまり効果はないように思います。マスクで肺(横隔膜)が強くなるとは思えません。
私がずっとマスクをしていたのは風邪対策のみでした。練習で走るときにはマスクは外していました。
しかし肺を強くするのではなく、肺を守るという意識はもっていました。肺が埃を吸い込むのを避ける効果がマスクには確実にあります。
日本人はカッパ民族。海外でもマスクはおすすめ
また海外旅行でもマスクはおすすめです。
日本人はカッパ民族です。湿気につよく、乾燥に弱い民族です。
湿気のないところでは体調を崩します。
砂漠のような乾燥地帯で快適に生きられるタイプではなく、やはり多湿な日本型風土に適応した人種であるというべきでしょう。
排気ガスもすごいのがアジアの特徴です。ごみも舞っています。
すると喉をやられ、風邪をひいてしまいます。
冷房病対策にも塵芥、防塵にも、外国ではマスクで防御しましょう。
中国ではPM2.5による大気汚染もあります。
外国の大気の組成に対応できないことがあります。普段と同じ環境をマスクでつくる事ができるのです。
マスクは接客ストレスを軽減する
さらに花粉症がひどいために、私の場合は5月上旬までマスク生活が続きます。
風邪対策で10月から、花粉症が終わる5月上旬まで、年間7カ月以上はマスクを着用して生活しているということになります。
5月中旬に職場でマスクを外すと、
「久しぶりに顔、見たなあ」
と冗談を言われるほどです。
ほぼ覆面レスターみたいなものですね。一年の半分以上はマスクマンなんですから。
「大変ですね」ですって?
そうでもありません。
むしろマスクは癖になります。
ギャンブル中毒のように、マスク中毒という症状がこの世界には存在しているのではないでしょうか?
接客の仕事をしているのですが、マスクをつけていると接客ストレスが軽減されます。
表情を読まれない、ということがストレス軽減に役立っているのではないでしょうか?
マスクは癖になる。マスク中毒
私の人生にマスクは欠かせません。
冬などは夜眠るときに、もうマスクがないと口元が不安で眠れません。
布団の埃を吸わないという健康面へのメリットもありますが、なによりもマスクは暖かいのです。
Tシャツ一枚着ているのと同じぐらいマスクは暖かい。
犬は汗をかかず、肺が体温冷却装置になっています。舌を出してハッハッとやっているのは体温を下げているのです。
人間の肺も同じ効果があるのですが、この空冷装置の入り口をマスクで塞いでしまうことで換気が湿って暖かくなるのです。
冬の夜はマスクを着けて眠ることとをおすすめします。
あなたもマスク中毒になってしまうかもしれませんが、自己責任でお願いします。