ドラクエ的な人生

海外ぼったくりタクシー対処法(戦闘指南書)

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海外旅行につきものなのが「ボッタクリタクシー」

海外旅行につきものなのが「ボッタクリタクシー」です。ボッタクリタクシーの数は非常に多いですね。

私は国内ではまったくタクシーに乗りませんが、海外ではヘビーユーザーです。外国だとどうしてもタクシーを使わざるを得ない場面があるんですね。たとえば空港から市街地に向かう最善の手段がタクシーだという国はいくらでもあります。深夜に到着してタクシー以外には選択肢がないということもありました。電車があっても終電後では使えません。

私はイタリアでもボッタクリタクシーに遭遇したことがあります。メーターを使わず料金交渉でした。周囲にタクシーが数台いたのですが、その人たちに声をかけても「あれに乗れ」と最前列で並んでいたタクシーを指さすのです。それが列ってものですから、その態度は責められないのですが、その先頭の一台がボッタクリ白タクなのです。他に選択肢が選べない状況でした。まるで全員で示し合わせているかのように。

明らかにボッタクリ価格であったにもかかわらず「タクシーではチップを払う」というマナー意識が頭があったばかりにチップまで上乗せしたマヌケがかつての私です。当然ですが、ボッタクリタクシーにチップなんて払う必要はまったくありませんでした。

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もっともボッタクリタクシーに遭遇しやすいのは、空港

もっともボッタクリタクシーに遭遇しやすい場面は、実は空港です。その国の通貨やしきたりや相場に慣れていない到着直後には、どうしても先方のいいなりになってしまいがちです。その心理を突いた詐欺の手口だといえるでしょう。

葬式に慣れていない遺族に対する葬儀社の手口に似ています。これが相場だと思えばボッタクリ価格でも払ってしまうでしょう。

葬儀社はボッタクリ稼業。従来の一般葬の規模で、家族葬をやると大赤字になります

ボッタクリタクシーは手ぐすね引いて待ち構えていますので、これを避けるのは至難の業です。ここではそのボッタクリタクシーと闘うための指南をしています。参考に闘ってみてください。

あなたがボッタクリを許すと、後に続く後輩が迷惑します。後から来る旅人のためにも、あなた自身のためにも、ボッタクリタクシー運転手を撃退してください。このページはそのための指南書です。

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向こうから声をかけてきたタクシーには乗らない

ボッタクリタクシーを避ける方法はいくつかあります。その中でも真っ先に伝えたいハウツーはこれに尽きます。

「向こうから声をかけてきたタクシーには乗らない」

詐欺師(ボッタクリタクシー)というのは、向こうから声をかけてくるものです。先方から声をかけてきたタクシーには乗らないようにしましょう。ガン無視します。

できれば路肩で休んでいるタクシーも選ばない方がいいでしょう。流しのタクシーを手を上げて捕まえるのがベストです。詐欺師(ボッタクリタクシー)はそんなあなたをカモだと見てガンガン声をかけてきますが、完全無視して構いません。

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お客様という権力。選択権があるのはお金を払う側

海外旅行する場合「お邪魔させてもらう、他人のホームでちょっと遊ばせてもらう」という謙虚な意識が必要だと思いますが、ボッタクリにつきあう必要はありません。

覚えておいてほしいのは「金を払う方がえらい」ということです。選択権があるのはお金を払う側です。これは全世界共通です。タクシーの運転手が客を選ぶのではなく、客のあなたがタクシーを選ぶ権利があるのです。これが私の言う「お客さまという権力」です。

「お客さま」という権力。外国で暮らす方法

お金を払う方が偉いのですから、自分でタクシーを選びます。勧められるままにボッタクリタクシーに誘導されてはなりません。最後までイニシアチブを手放してはいけません。

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自分の直感を信じて、断る勇気を持とう

流しのタクシーを捕まえたなら、まずは運転手の顔をよく見ましょう。直感的にヤバい奴だと感じたら、そのタクシーには乗らないようにします。自分の直感を信じましょう。悪いことをいつもしている奴はそういう臭いを発しているものです。

タイのような仏教国のタクシーでは、仏像などをダッシュボードに飾っている人がいます。宗教心を持っている人の方が、そうでない人に比べて、ちゃんと正規の営業している可能性が高いでしょう。ボッタクリタクシー運転手は自分でも悪いことをしているのを承知でやっています。絶対ではありませんが、ダッシュボードの宗教色は一つの指標にはなるでしょう。

言葉が通じずうまく言えないふりをしたり、行き先を忘れちゃったふりをしたり、理由は何でもいいので「ソーリー」と謝ってヤバい運転手とはサヨナラします。お客様であるあなたはタクシーを選ぶ権利がありますので、流しを止めたからって、それに乗らなければいけないわけではありません。

私の場合は、一台目のタクシーには乗らないことが多いです。行き先がちゃんと伝わるか試して、だいたいいくらが運賃の相場を聞いて、断ります(乗りません)。一度、断ることで経験値がついて、次からの交渉のイニシアチブを握れるようになります。断る勇気がないと詐欺師の思うがままです。騙されないということは、ヤバいと感じたときに断る勇気を持つということなのです。

運転手の人相を見ると同時に、もちろんタクシーメータを確認します。ちゃんと現役で動いている働きもののタクシーメーターでしょうか?

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タクシーに乗ってから、メーターを使わず、値段交渉をしてきた場合

直感を信じてタクシーに乗りこんでも、中には運転手がメーターを動かさずに、口頭で値段交渉してくる時があります。「騙された」と感じる瞬間です。

空港の場合、ダウンタウン(市街地)に行く場合がほとんどなので「××$で行くよ」とボッタクリ価格を口頭で提示してくるのです。私も何度もこの手のボッタクリタクシーを経験しています。

タクシーに乗ってから、メーターを使わず値段交渉をしてきた場合ですが、この場合まずは「メーター使え」と大声で叫びます。現地語じゃなくて日本語で構いません。確実に伝わります。ふざけんな、と怒ってみせます。

それでもメーターを作動させなかったら「No! Go Back to the Airport」(空港に戻れ)と叫びましょう。ジェスチャーも有効です。

「交渉決裂だ。お前には一銭も払わない」ということを意思表示します。これが「お客様という権力」です。忘れないでください。

ボッタクリタクシーは小悪党です。ボッタクリはやっても、あなたから財布を強奪までするつもりはありません。あなたが提示されたボッタクリ価格に納得して「OK」と言えば「着いたら払ってもらえる」と安心して目的地に向かいます。しかし「納得できない。空港に戻れ!」という態度を見せれば、目的地に着いたところでお金を払ってもらえるかわからないので運転を続けるのが不安になるのです。

私の場合、この手で何度もメーターを使わせることに成功しています。とにかく「ノー!空港に戻れ」と言ってみましょう。空港に戻ったところでお金を払う必要はありません。そもそもタクシーメーターが動いていないのだから、いくら払えというのでしょうか。

車が空港の敷地を出てしまった場合でも、目的地までのタクシー代金の相場がわかっていれば、まだ値段交渉を続けることができます。この場合、市場の値切りと同じシチュエーションとなります。タクシー運転手は「外国人価格(ボッタクリ価格)」を提示してくるわけですが、こっちは「現地価格(適正価格)」を主張するのです。

交渉が妥結しないまま目的地に着いてしまったら、どうするかって? こっちの主張する価格だけ紙幣を投げ捨ててタクシーを降りましょう。なにもボッタクリ価格を払う必要はありません。こっちはその値段に同意していないんですから。同意もしていないのに目的地に勝手に連れてきた運転手が悪いんですよ。

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ボッタくられないために必要なのは、適正価格という情報

こうまでして私がボッタクリタクシーと闘うのは、もちろん適正価格で乗りたいこともあるのですが、悪い奴は調子に乗ることを知っているからです。一度、ボッタクリ価格で成功した運転手は痛い目に遭うまで今後もその悪徳をやり続けるでしょう。後に続く旅人のためにも、悪い手口は潰しておきましょう。それが後輩旅人への置き土産です。

空港から市街地へのボッタクリタクシーとの闘い方を指南してみました。

ボッタクリタクシーと闘うためには、とにかく相場を知ることです。それがボッタくられないために必要な情報です。たとえばタクシーに乗る前に空港職員に市街地までのタクシー料金の相場を聞いておくだけでいいのです。相場がわからないから、言い値で払ってしまうのです。

なかには私のように闘うのが怖いという人もいるでしょう。こんな私でも異国に到着直後にバトルするのは正直キツイです。空港にはボッタクリタクシーがたくさんいますが、私の経験から言うとタクシーメーター価格の2倍ぐらいは吹っかけてきますが、4倍5倍ということはないだろうと思います。そこまでムチャクチャなのは経験したことがありません。

上の指南書のとおりに闘って、最後には向こうの言い値を払っても、適正料金の4倍5倍ということはないと思います。

負けてもともとです。向こうは慣れた詐欺師なんですから。向こうの言い値で払ってもともとです。闘ったことは無駄ではありません。闘っただけ経験値が上がります。その経験値があなたから次のボッタクリを遠ざけることになるでしょう。

この指南書を信じて、とにかく闘ってみてください。タクシーはいくらでもいるのです。ヤバいと思ったら、別のタクシーに乗りましょう。それがお客様という権力です。お金を払う方に選択権があるのです。

地の利は向こうにありますが、お金という武器はこちらが持っているのです。

お金を払う方が偉いのですよ。それがお客さまという権力です。その武器、権力の力を信じて闘ってみてください。

この指南書どおりに闘えば、ぜったいに勝てないと思っていたボッタクリタクシーとの闘いに勝てるかもしれません。闘ってみてください。

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