ドラクエ的な人生

どんな避暑地もエアコンにはかなわない

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世界的に日本の夏は過ごしにくい。湿度が問題

日本の夏というのは決して過ごしやすいものではありません。最近ではアフリカ人もよく来日していますが、彼らは「日本の夏のほうがアフリカよりも暑い」とよく口にしています。あの大きなアフリカ大陸をいっしょくたに語ることはできませんが、これは嘘ではないと思います。たとえばほとんど赤道直下のケニアのナイロビは標高1795メートルの高地です。高原効果で涼しいのでした。

私はエジプトで一週間ほど、ガラベイヤという現地の民族衣装で過ごしたことがあります。気温は暑かったのですが、カラッとしていて汗をかかなかったので、ぜんぜん臭くなりませんでした。服を着替えなければならないのは汗が原因です。

日本の夏の最大の欠点は湿気です。この湿気のせいでモワッと暑くて過ごしにくいのです。汗がダラダラ垂れてきますし、とても読書や仕事をできる環境ではありません。

もともと小中学校に夏休みがあったのは、教室にエアコンがなかったため、暑苦しくて、とても勉強のできる環境じゃないってことが原因でしょう。

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エアコン(クーラー)が登場して、避暑地の価値は暴落した

そこで昔は避暑地というのがありました。軽井沢とか中禅寺湖、富士五湖などが有名です。そしてそこにはお金持ちしか行けませんでした。投資家のような毎日決まりきった勤務地に通わなくてもいい特別な人たちだけが、涼しい夏を過ごすことができたのです。

ところが今は、避暑地の値打ちは暴落しました。エアコン(クーラー)という文明の利器が発明されてから、避暑地の存在意義はとても薄れています。

エアコンをつければすぐに自分の部屋を避暑地以上に涼しくすることができます。しかも適温に温度調節までできるのだから完璧です。

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避暑地の欠点は温度調節ができないこと

私がよく通う中禅寺湖畔はとても寒いところです。夏でも雨が降ると寒いことがあります。真夏には最高でしょう。しかしそれ以外の時期ですと寒くてたまりません。

中禅寺湖は水面標高1269m。ホームタウンの山中湖の水面標高が980mですから、中禅寺湖は富士五湖近辺よりももっと涼しいのです。避暑地としては富士五湖よりも中禅寺湖の方が優秀なんですね。でも富士五湖ほどリゾート開発されていません。食事処や買い物する場所を探すのに困るようなところです。富士山と男体山の魅力の差と言ってしまえばそれまでですが、理由のひとつは夏以外が「寒すぎる」せいではないかと思います。避暑地の欠点は、温度調節ができないことではないでしょうか。相手が自然なので、下界で真夏の暑苦しさに耐えているよりはマシですが、避暑地だって暑いときもありますし、寒すぎることがあります。

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どんな避暑地もエアコンにはかなわない

エアコン(クーラー)という文明の利器が発明されてから、避暑地の値打ちは暴落しました。

エアコンは自分の意のままに温度設定できますから、どんな避暑地もエアコンにはかないません。真夏はエアコンの利便性に負け、それ以外の季節は寒すぎるとなると、避暑地というのはもう時代遅れ、万人向けのものではないと感じています。一部の特異な人たちだけの特殊なものといっていいでしょう。

よくエアコン(人口)の風は嫌いだ、という人がいますが、慣れたらこんなに最高なものはないですよ。エアコンは夏の最高のおもてなしだと私は考えています。

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