どうせ乗るのだから、はじめから一般タクシーに慣れるべきだった
コロナパンデミックが世界を覆ってから海外旅行を休止していました。しかし3年9か月ぶりに行ってきました。行き先はフィリピン・マニラです。たまりにたまったJALマイレージを消費しなければならないという動機にせかされてのことでした。
『地球の歩き方』別名『地球の迷https://www.youtube.com/watch?v=oc3mapv0PJY&t=550sい方』を手に旅をしてきました。『地球の歩き方』にはフィリピンにはぼったくりタクシーが多く、タクシーメーターを使わなかったり、メーターが改造されていたりするので注意してくださいと書いてありました。それに比べると空港のクーポンタクシーは安心できると書いてありました。だからクーポンタクシーに乗ったのですが、往路のクーポンタクシーがエルミタ(安宿地区)まで800ペソだったのに対して、復路の一般タクシーはちゃんとメーターを使用してくれて200ペソで行きました。これはフィリピンに到着してそうそうにぼったくられたようなものです。夜間料金を上乗せされていたとしても取りすぎです。
『地球の歩き方』の注意書きに従っていたせいでかえってぼったくられました。なにがクーポンタクシーは安心だよ、地球の歩き方!! 関係者総出でぼったくっていたぞ。
ご当地(旅先)に到着したばかりでまだ慣れていない、いちばん情報のない情弱旅人を狙い撃ちしてぼったくるとは空港タクシーも悪徳です。それを注意喚起するどころか推奨している『地球の歩き方』も同罪です。
タクシーは一台目に乗らない。声をかけてきたタクシーには乗らない
もっといえば、一般のタクシーを避けたのがそもそも間違いでした。いくら空港のクーポンタクシーが安心と本に書いてあったからといって(ぼったくられましたが)、いつまでも一般タクシーを避けては通れません。旅の途中でどうせいつか一般タクシーには乗らなければならないのです。どうせ使うなら到着した瞬間から使えばよかったと反省しました。タクシーには乗るしかないのだから早めに慣れた方がいいのです。
その後、何回かタクシーに乗って、フィリピンタクシーの距離と料金の感覚がだいたい掴めるようになってきました。もし復路で値段交渉して乗るとしても500ペソで行かせたと思います。正規のメーター料金は200ペソでしたのでこれでも過大ですが、800ペソに比べれば相場感覚を反映した値段です。
海外でタクシーに乗る場合、向こうから声をかけてきたタクシーには乗らないのが鉄則です。相手はあなたを騙してぼったくってやろうと思って声をかけてくるのです。無視しましょう。自分から声をかけた人だけ信用します。乗るのは「自分から声をかけた流しのタクシー」これが鉄則です。
「ノー!」立ち去る攻撃も効きます。これは市場などで買い物するときにも使えるテクニックですが、タクシーに乗る場合にも有効。向こうはとりあえずダメ元で大きな金額を吹っかけてきます。それに乗ってはダメ。だから一台目は必ず見送るのです。「高すぎる!」と立ち去るそぶりを見せると「待て待て。じゃあいくらならいいんだ」と追いすがってくる人がときどきいます。相場がわかっていたら、その人とは強気に値段交渉してみましょう。
数台のタクシーを突き合わせて最安値を選べば被害額は小さい
また、最初の一台に乗らずに、数台のタクシーを突き合わせて値段の比較すべきでした。到着したばかりの空港では疲れていますし、タクシーの相場などもわかりませんが、料金を数台突き合わせて最安値を選べば、被害額は最小ですむでしょう。
そんな初歩的なこと……とお思いでしょうが、3年9か月ぶりの海外旅行で海外タクシーの初歩的な技術を忘れてしまっていたのです。
それを思い出しがてら、みなさんにも参考になるかと思い、ここに書き残しておきます。