ドラクエ的な人生

(割り振るという段取り)すいてるのに、なんで隣に入れるかな?

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日本式ドミトリーはカプセルホテル

先日、いわゆるバックパッカー御用達の安宿に泊まりました。自分自身もかつて旅人だった雰囲気まるだしの韓国人の経営する安宿でした。ドミトリー式の大部屋です。一泊二千円。

でも諸外国のドミトリーのようにベッドのスペースだけ占用できるというタイプではありません。どちらかというと「カプセルホテル」といった方が正解でした。なるほど日本風のドミトリーはカプセルホテルなんだなあ、と思った次第です。

カプセルホテル形式は、アジアの安宿にくらべるとプライバシーが確保されています。その反面、ほかの旅人と交流はしにくいのが欠点ですね。

日曜日の夜だったこともあって、スカスカでした。これは男性大部屋まるごと貸し切りかなあ、なんてひそかによろこんでいたところです。

ところが夜の十時ごろ別の客が入ってきました。もともと大部屋ですし他の客が来るのはぜんぜん問題ないのですが、問題はベッドの割り当てです。新しい宿泊客は、なんと私の隣のベッドを当てがわれたのでした。

なんで? こんなに空いているのに? 隣じゃなくていいじゃん。端と端でよくないか?

ベッドを割り振ったのはもちろん「自分自身も旅人だった風の韓国人経営者」です。

いやね、そのベッド割り振りなんだけどさ、これが外国風のドミトリーならまだわかるんですよ。どうせ挨拶しなきゃならないし、なんなら近い方が会話もしやすいでしょう。

安宿は旅人どうしの交流がいちばんのメリットだったりしますからね。

でもさ、カプセルホテルですよ。どうせ顔はあわせないし、会話もない。むしろ隣だといびきや生活音が気になるだけです。もっと遠くのベッドに配置すればいいのに、と思いました。

自分自身の経験からわざわざ気をきかせて隣にしてくれたのかもしれないが、そうなってないからね、と言いたいところでした。もちろんどのベッドを割り振ろうと経営者の勝手なのでいいませんでしたけれども。

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スーパー銭湯の脱衣所。なんで隣のロッカーに割り振るかな?

私はときどきスーパー銭湯に入ります。お風呂の脱衣所でも同じように思うことがあります。スーパー銭湯では脱衣所のロッカーはフロントで割り振られます。フロントで該当ロッカーのキーを渡されて、そこで服を脱ぐわけです。

でも来客者順に次から次へとすぐ隣のロッカーに割り振るスーパー銭湯がかなりの確率で存在します。

あっちのほうはメチャクチャ空いているのに、わざわざ隣のロッカーを来る客順に割り振るのです。

なんで? そこだけ混んじゃうじゃん。パンツ脱げないじゃん。あっちのほう、空いてるじゃん。そっちに割り振れば、ゆったり体を拭けるのに。ここだけすごい人口密度じゃん。なんで隣に割り振るかなあ。

みなさんもそう思うことありませんか? なんで隣に?

汚れる場所が固まっていたほうが清掃がしやすい、という問題なのかな。使ったところだけ清掃して、使わなかったところは清掃しないことで経費節減しているのかしら?

こういうところのフロントに勤める人は、自分が一度お客さんになってみるといいと思います。自分がお客様になれば、何が快適で、何が問題なのか、身につまされてわかるでしょう。

「お客さま」という権力。外国で暮らす方法

お風呂屋さんに同じタイミングで来た人は、服を脱ぐタイミングも、体を拭くタイミングもだいだい同じなんだから、別の場所にうまく割り振れば、もっと快適にパンツを脱げるのに、と思うのです。

なんで隣に? それは永遠の謎なのでした。

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