ドラクエ的な人生

ネットニュース【正確な日本語で報道を!】ネパールの航空機墜落事故のニュース表現に違和感をおぼえた話し

スポンサーリンク

イエティとはヒマラヤの雪男のこと。

いつもチェックしているYahoo!ニュースで、ネパールの首都カトマンズからポカラに飛ぶプロペラ旅客機が墜落したというニュースを耳にしました。ほとんどの旅客が絶望のようです。わたしはこの航路を利用したことがあり、他人ごととは思えませんでした。カトマンズからポカラへは数社の旅客機が出ていますが、どれも似たようなものでした。すべて小型プロペラ双発機で、古い機体でした。

墜落したイエティ航空のロゴがこちら。

イエティというのはヒマラヤの雪男のことです。

スポンサーリンク

外国人ツーリストがカトマンズからポカラに行くメインルートは飛行機

 

カトマンズからポカラへはバスで行く方法もあるのですが、7時間以上かかります。ちゃんと舗装されていないガタガタ道路を7時間も走ったらポカラに着いた頃にはぐったり疲れ果ててしまいます。飛行機なら1時間とかからないので、外国人ツーリストはほぼ飛行機を使うことになるのです。そのメインルートがこれでは安心して旅行できません。

わたしも飛行機で移動したのですが、古い機体だなあ、と思いました。どこかの国で使い古した機体を安く買い受けてごまかしつつ運用しているのだろうな、と思って乗ったものです。わたしが乗ったときも「まさか墜落しないよな……」と不安におののきながら乗りました。あの飛行機がとうとう墜落してしまうとは……死んだ人は本当にお気の毒でした。あなたとわたしの違いは運がよかったかわるかったか、それだけの差に過ぎません。

スポンサーリンク

【言い方】ネパールの航空機墜落事故のニュース表現に違和感をおぼえた話し

今回、わたしがネパール航空機墜落事故の記事を書こうと思ったのは、Yahoo!ニュースの表現が気になったからです。わたしが見たネットニュースでは「空港に着陸失敗か」という表現をしていました。

ふつう空港に着陸失敗と聞けば、滑走路へのランディングに失敗したと想像します。世の中には飛行機のタイヤが出なくて胴体着陸するような機長もいるのです。着陸失敗したぐらいでほぼ全員死亡するような大惨事になってしまうものでしょうか?

直感的にわたしはおかしいな、と違和感をおぼえました。他の記事などをよく読んでみると、なんと渓谷に墜落したそうです。

は? 空港への着陸に失敗して渓谷に落ちるっておかしくないですか?

スポンサーリンク

そのニュース、日本語の使い方がおかしいんじゃないか?

その渓谷はポカラの空港から1・6キロ・メートル離れたところにあるそうです。距離からいってランディングの体制には入っていたのでしょうが、でも「着陸に失敗」という表現には違和感をおぼえます。そのニュース、日本語の使い方がおかしいんじゃないか!?

空港への着陸に失敗したというのなら、せめて機体の残骸は滑走路の上にあってほしいと思います。1.6km手前の渓谷に落ちたのならば、それは「機体のバランスを崩して墜落した」であって「空港に着陸失敗した」という表現ではないのではないでしょうか。

また、他の記事では「山岳地帯の多いネパールでは変わりやすい天候などの影響でたびたび航空機の事故が起きている」なんてことがまことしやかに書かれていました。

今回の墜落事故の原因が天候のせいになっていますが、本当にそうでしょうか?

すでに述べた通り、わたしは天候のいい日にカトマンズからポカラへと飛びましたが、それでも墜落しないかとビクビクしたのです。

とにかく飛行機そのものが古いんですよ。ネパールはヒマラヤ山脈のどん詰まりの陸の孤島です。最貧国で、最新の機体を揃えて整備していないのです。

墜落が多いのは天候のせいばかりではないと思います。機体の古さも影響しているのではないでしょうか?

空港のバッケージクレイムがこの写真の状態ですから、飛行機がどんなものかお察しください。

ポカラはほんとうにいいところです。いつかまた行きたいなと思っていますが、プロペラ双発機がこの体たらくでは恐ろしくて乗れません。

そしてネットニュースの担当者よ。もうすこし日本語を正確に使おうぜ!

空港への着陸に失敗して渓谷に落ちるっておかしいでしょうよ。悲惨な事故なのに、ギャグかと勘違いして笑っちまうぜ!

モバイルバージョンを終了