ドラクエ的な人生

おすすめのアウトドア携帯用カセットガスコンロ

退屈していませんか?

とかく職場と自宅の往復になりがちの人生です。

ときには夜風にあたって星月夜を眺めましょう。海辺昇る朝日が闇夜を染めるのをぼーっと眺めましょう。

文明社会に守られてばかりいると人は安全に慣れて人生に退屈してしまうのです。

大自然があなたの人生に、生きている充実感をあたえてくれるはずです。

そのために必要なのは、ビールと携帯ガスコンロだったりします。

車中泊の持ち物リスト
車中泊の旅でいちばん大切なのは現金とキャッシュカード・クレジットカードです。 あたりまえですが、金さえあれば何とかなります。 創意工夫で何とかするのが車中泊アウトドアの醍醐味ですが、やはり必要最低限のグッズはもって行った方が快適です。

【この記事を書いている人】

瞑想ランニング(生涯総距離は地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのハルトと申します。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。

山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。

その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。インドネシア。マレーシア。ニュージーランド。タイ。ベトナム。カンボジア。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の27ケ国。NYとハワイを別とする数え方なら100都市をこえています。

国内では車中泊の旅で日本一周しています。登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。

※この稿では大自然の中に身を置くことの素晴らしさと、それを引き立てるカセットコンロについて語っています。本稿の内容は以下のとおりです。

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人間稼業をそんなに頑張らなくてもいいかな、と思うアウトドア生活

大自然の中に身を置いてボーっと星月夜を眺めましょう。それが人の心を癒してくれます。

オリオン座の右肩ベテルギウスは、光の速さでも640年かかるほど地球から離れています。もし今この瞬間にベテルギウスが爆発しても、その爆発が地球上で確認できるのは640年後になります。大きさは太陽と比較すると木星軌道ぐらい大きい……。

なんというか、あまりにもスケールが大きすぎて、人間も塵芥と変わらないという気になります。

もう人間稼業をそんなに頑張らなくてもいいかな、という気になりませんか?

闇に光の矢を投げかける朝日を眺めましょう。この大自然あっての命であり、すべては自然に養われていることを感じられます。人間はただ大自然を利用しているだけで、本質的に養っているものなんて何もない。何かを成し遂げても何もしなくても本質的には同じだということが実感されます。あるのは個人の満足感だけではないでしょうか。

空の鳥を見よ。蒔かず、刈らず、蓄えず。野の花を見よ。働きもせず、紡ぎもしない。明日のことを思い煩うな」(聖書より)

なんというか…人間稼業をもうそんなに頑張らなくてもいいかな、という気になりませんか(笑)?

とかく会社と自宅を往復して終わりがちな人生で、大自然の中に身を置くと、魂がリフレッシュされます。

星月夜を眺めるだけでも最高ですが、できればビールと、焼き鳥のような焼いた食べ物があれば、夜はもっと楽しくなります。

朝日を眺めるだけでも最高ですが、できればコーヒーが一緒に飲みたい。

そんなときアウトドア用の携帯カセットガスコンロがあれば、焼き鳥だって、コーヒーだって簡単に作れます。

そんなわけで、ここではアウトドア用のガスコンロについて語っています。

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イワタニの名機カセットフー「T・2S」

アウトドアは手持ちの道具を活用して行うのが原則なので、家庭用のガスコンロを所有している人は壊れるまでそれを使ってください。

わたしもずっと家庭用ガスコンロを使っていました。

自宅の食卓でも、外でも同じものを使っていた。

岩谷産業カセットフーの「T・2S」というモデルです。
製造日は1992年7月。なんと28年も使用したことになります。
とっくに絶版となっているモデルなので、同じ製品はもう買うことができません。

「T・2S」は素晴らしく名機だったため、その功績をほめたたえておきたいと思います。
まあよく長持ちしたものです。
バイクでいえばホンダのスーパーカブのようなガスコンロでした。
必要最低限の装備で、故障知らずの費用対効果抜群のモデルでした。

しかし、この「丈夫で長持ち」T・2Sは室内で使用することを想定して作られているため、強い横風に吹かれると、ときどき火が消えてしまうことがありました。風に弱かったのです。
外で使用する際は、周囲に壁をつくる必要がありました。アイスボックスなどでコンロを囲むのです。ときには手で火を覆って風を避けていました。

また1800㎉/hしか火力がないため、水が沸騰するのに非常に時間がかかりました。ただでさえ弱い火力が風に煽られるのでなかなかお湯が沸騰しません。ウィンター・アウトドアでお湯が沸くのを長時間待つのは辛いものがあります。

そこでこの際、アウトドア用のカセットコンロを新たに購入することにしました。

T・2Sがあまりにも名機だったため、イワタニ以外のガスコンロを買う気になれません。

T・2Sの後継機(カセットフー)を探します。

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イワタニ・カセットフー「風まるⅡ」のスペック

自宅でしか使わないのならば、携帯カセットガスコンロはさほど厳選しなくても問題ありません。

ただし大自然の中で使用しようとする場合「風に強いか」「携帯性があるか」は絶対にチェックを入れたほうがいいと思います。

購入の条件はアウトドアの風に強いことと、高火力であることの2点です。

おすすめの一台がイワタニ・カセットフー・シリーズの「風まるⅡ」。

カセットフー「T・2S」をあまりにも愛用したため、カセットフーという名前だけでも買いたくなります。

「風まるⅡ」は「T・2S」の後継機にしてアウトドア装備をしたモデルです。

これまでの室内用カセットフーには、横風によって火が消えてしまうという欠点がありました。それを「ダブル風防ユニット」によって解消しています。二重防壁によってバーナー部分に直接風があたらないようになっています。これなら悩みのタネだった風に吹き消される問題は解決です。

炎が風によって横倒しになってしまうと、鍋底に炎が当らず、加熱性能は著しく低下します。
室内用カセットフーでなかなか沸かせなかった鍋も短時間で沸かすことができるわけです。

もっとも気になるのは最大発熱量。
最大発熱量はパソコンでいえばCPUのようなものです。
コンロのスペックそのものです。

「風まるⅡ」の最大発熱量は、3.5kW(3,000kcal/h)。初代カセットフー「T・2S」は1,800kcal/hだったから約1.7倍の火力を誇る。

あ、圧倒的じゃないか。。。

耐荷重15kg、連続燃焼時間約66分 ※ガス燃焼量約250g/h
オープン価格ですが、アマゾンで6,000円ほどします。

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イワタニ・カセットフー「タフまる」のスペック

「タフまる」もイワタニのカセットフー・シリーズ。「T・2S」の後継機です。
お値段はオープン価格ですが、「風まるⅡ」よりも高い製品になります。

もっとも気になる最大発熱量は、3.3kW(2,800kcal/h)。

あれ? 値段は高いのに「風まるⅡ」3.5kW(3,000kcal/h)よりも最大発熱量は低い。

「風まるⅡ」と「タフまる」ではバーナーの形状が違います。

「風まるⅡ」は外炎式バーナー、「タフまる」は多孔式バーナー
多孔式は文字通り炎の出る孔が多いタイプです。外炎式よりも風に強いシステムを採用しています。

ちなみにしょっちゅう横風で炎が消えていた名機「T・2S」は外炎式でした。
家庭用のバーナーはたいてい外炎式です。

風に強いというのは、アウトドア用品としては大きなメリットです。

また最大発熱量が小さい分だけガス消費量(約236g/h)も小さく、連続燃焼時間 (75分)が「風まるⅡ」よりも長くなっている。

二重防壁「ダブル風防ユニット」は「タフまる」も標準装備しています。

耐荷重は20kgで重量級ダッチオーブンにも耐えられるスペックを誇ります。
アウトドアで重量級のダッチオーブンまで使うようなハードキャンプ野郎は「タフまる」を買うべきだってことになります。

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攻防一体型(多孔式バーナー)の「タフまる」がおすすめ

攻撃力が高いのは「風まるⅡ」、防御力が高いのが「タフまる」です。

生産コストが安く済むのが「風まるⅡ」で、アウトドア局地戦用なのが「タフまる」です。

アウトドアマンとしては、どちらの武器を手に入れるか、悩むところです。

「タフまる」の方が生産コスト高ですが、名機カセットフー「T・2S」が28年も稼働したことを考えれば、数千円のコスト高はこの際、問題にならないと言っていいと思います。

最大発熱量が「タフまる」の方が上だったら「タフまる」で決まりですが、「風まるⅡ」の方が最大発熱量が大きい。ここで悩みました。

しかし最大発熱量が小さいのは、風に強いために採用した多孔式のせいです。外炎式の方が燃焼しやすいシステムなのです。

「タフまる」は風に強くなるために、最大火力を犠牲にしたというわけです。

防具をつければ動きは遅くなりますが、戦場(アウトドア)では活躍できる可能性が高まります。

イワタニとしても「タフまる」は「風まるⅡ」の上位機種の位置づけのようです。

家庭用カセットコンロ「T・2S」が、風によって火が消えたり、炎が風で横に流れてなかなかお湯が沸騰しないという弱点に悩まされてきました。

新しい製品を買うのならば、この点は解消されていなければ買う甲斐がありません。

私は風に強い多孔式バーナーを採用した「タフまる」を買うことにしました。

攻撃力(最大発熱量)と防御力(ダブル風防ユニット)を備えた攻防一体型(多孔式バーナー)の凄い奴。それが「タフまる」です。

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まとめ

最大火力やガス連続燃焼時間などを比較して、私は攻防一体型(多孔式バーナー)の「タフまる」を選びました。

いいものを買ったら、あとは使い倒すだけです。

アウトドアギアは飾り物ではありません。使い倒してナンボのものです。

年に一回だけの温泉旅行で満足する人生ではなく、毎週末ごとに海や湖畔で夜空の月を見上げるような生き方をしたいと思ったら、アウトドア用の携帯カセットガスコンロは必須のアイテムです。

焼きそばだってバーベキューだって、なんだってつくれます。

新しい相棒である「タフまる」と一緒に、これからも星や月や夕陽や朝日を眺めて暮らしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

※忘れ物はありませんか?

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