ドラクエ的な人生

旅行者におみやげを買わせる差別化の戦略

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ジェダイの騎士はモロッコ人(ジュラバを来たサムライ)

スターウォーズという映画があります。ジェダイの騎士のジェダイは時代劇の「時代」が名前の由来だという話しがあります。暗黒卿ダースベイダーのヘルメットは、伊達政宗の兜がモデルだとか(仙台城址の伊達政宗の兜から巨大な三日月を外すとたしかにダースベイダーの兜に似ています)。

そしてジェダイの騎士はモロッコ人だという説があります。それは彼らが常に被っている尖った三角フードのジャケットがモロッコのジュラバだからです。そして結構な確率でモロッコ風の砂漠で戦っていることが多いからです。

↓ジュラバというのは、これですね。

写っているのはモロッコ旅行の現地ツアーでご一緒した韓国の女の子たちです。

「あーあ、買っちゃいましたか。ジュラバ(笑)」

私も旅行初心者の頃だったらぜったいに買ったと思います。現地のものめずらしいファッションってつい買っちゃうんですよね。

でも買いませんでした。だってはずかしくて日本で着れないじゃん。

「ジェダイの騎士」か「ねずみ男」のコスプレみたいじゃん!!

ネズミ男。韓国の女性がねずみ男に見えちゃうのは水木しげる先生のせいです。

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エジプトのガラベイヤも日本には向いていない風俗

外国でしか流行していないファッションって、帰国するとたいてい目立ちすぎて恥ずかしくて着られないということを私はもう知ってしまいました。あれはね、旅先だから、現地だから着られるの。日本じゃ無理なのよ。

もうひとつ、日本で流行しないのは、流行しないだけの理由があるってこと。

ガラベイヤもエジプトじゃずっと着てたけど、日本に帰国したらほとんど着ませんでした。日本では上下ストンとワンピースという格好をした男はまずいません。冬着るには寒く、夏着るには暑すぎるのです。洗濯にも不便だし。

ガラベイヤは、カラッと乾いて汗をかかないエジプトだから着られるのです。

ガラベイヤは太った埃っぽい男が着て似合うファッションです。あれを日本で着るのは無理なんですよ。

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旅行のお土産に「現地風俗」を購入するのはやめた方がいい。結局、日本じゃ使えない。

ジュラバに話しを戻します。砂漠の日差しはきついので、あたまに何かかぶっていた方が合理的だったのです。今は帽子がありますが、昔は布切れしかありませんでした。布切れを工夫の中で、合理的に頭巾にする方法として、ジュラバのような服の形状が発達したのでしょう。

要するに野球帽で代用できるということです。

旅行のお土産にジュラバのような「現地風俗」を購入するのはやめた方がいいですよ。結局、日本じゃ使えないから。

買いたくなる気持ちはよくわかるんですけどね……でもジュラバって防水素材にすれば、ほぼポンチョだと思いませんか?

旅行者って、ポンチョとして売られていても買わないけれど、ジュラバだと言われると買っちゃうんですよ。そういう習性なんです。地元で買えるものは買わないけれど、旅先でしか買えないと思うとつい買っちゃうんです。

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ドラクエ5の主人公は「ベルベルストール」を被ったモロッコ人

そういう私ですが「ベルベルストール」を買ってしまいました。

砂漠の日差しはきついので、あたまに何かかぶっていた方が合理的だったのです。今は帽子がありますが、昔は布切れしかなかったので、工夫の中で、ベルベルストールのような風俗が発達したのでしょう。おう。デジャブ。

ところがドラクエ5になってしまいました。

このベルベルストールは、普通にストールとして日本でも使えるのですが、どうしても『ドラクエ5』になってしまって周囲の目線が気になるので、やっぱり日本では活躍していません。

旅行者って、マフラーとして売られていても買わないけれど、ベルベルストールだと言われると買っちゃうんですよ。そういう習性なんです。地元で買えるものは買わないけれど、旅先でしか買えないと思うとつい買っちゃうんです。

オウ。デジャブ!

旅行者におみやげを買わせる差別化の戦略というのは、大判ストールをサロンとかパレオとかパシュミナとかクローマーとか局地的にしか売ってないものとして販売する戦略です。そうすると旅行者はコロッと騙されて購入します。

雨カッパのようなものでも、ジュラバと言われると買ってしまうのです。

それが旅行者におみやげを買わせる魔法の手口なのです。

ラヴァラヴァ、サロン、パレオ、パシュミナ、クローマー、アフガンストール、ベルベルストールとは? 日本の風土で使えるか?(服飾文化輸入)

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