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大阪関西万博「フューチャーライフ万博・未来の都市」館。「未来のエネルギーは水だ」ジュール・ヴェルヌの予言はあたった!

ロビンソンもののひとつ。ジュール・ヴェルヌの『ミステリアス・アイランド』

ジュール・ヴェルヌの『ミステリアス・アイランド』を読み終えました。あの名作『海底二万マイル』のネモ船長のその後が描かれているということを聞いたので、その流れで読みました。

ジュール・ヴェルヌ『海底2万マイル』ネモ船長は何を求め、何に復讐しているのか?

ところが、ネモ船長が登場するのは、『ミステリアス・アイランド』のラストの部分のみでした。本編はジュール・ヴェルヌ版ロビンソンクルーソーというものでした。

人生を買うという行為だけで終わらせないために。『ロビンソン・クルーソー』

スイスのロビンソン(家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネの原作)、という有名なインスパイア作品がありますが、『ミステリアス・アイランド』もそれでした。デフォーのロビンソン漂流記が、どれほどたくさんの作家たちをインスパイアさせたかがよくわかりますね。さすが私が世界十大文学に選んだだけのことはあります。

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『ギルガメッシュ叙事詩』にも描かれなかった、人類最古の問いに対する本当の答え

(本文より)「エンキドゥが死ぬなら、自分もいずれ死ぬのだ」

ギルガメッシュは「死を超えた永遠の命」を探し求めて旅立ちますが、結局、それを見つけることはできませんでした。

「人間は死ぬように作られている」

そんなあたりまえのことを悟って、ギルガメッシュは帰ってくるのです。

しかし私の読書の旅で見つけた答えは、ギルガメッシュとはすこし違うものでした。

なぜ人は死ななければならないのか?

その答えは、個よりも種を優先させるように遺伝子にプログラムされている、というものでした。

子供のために犠牲になる母親の愛のようなものが、なぜ人(私)は死ななければならないのかの答えでした。

エウレーカ! とうとう見つけた。そんな気がしました。わたしはずっと答えが知りたかったのです。

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ネモ船長はインド人! マクロスの艦長たちが黒いのはその影響?

誰でもない、でおなじみのネモ船長がインド人だと知ってびっくりしました。たしかにネモ船長の顔は黒いイメージでしたが、それは暗い潜水艦の中だからと思っていました。しかし『ミステリアス・アイランド』に、ネモ船長はインド人だとはっきりと書いてあります。

マクロスの艦長(グローバル艦長も、ジェフリー艦長も)たちがみんなガンクロなのは、このせいかと合点がいきました。マクロスの艦長たちはネモ船長がモデルだと思います。

「未来のエネルギーは水だ」ヴェルヌの予言はあたった

ところでジュールヴェルヌは、未来を先取りするSFを書いたことで知られます。たとえばネモ船長のノーチラス号は、その後の世界に登場する原子力潜水艦を先取りするものでした。しかし攻撃手段は衝角突撃で、魚雷や核ミサイルで攻撃するわけではありません。このようにウェルヌの小説中の科学予言は当たることもあれば、外れることもあるといわれています。

小説『ミステリアス・アイランド』の中にも「未来のエネルギーは水だろう」というSF的な予言が登場します。水の分子は水素と酸素で出来ているのだから、それを分解すれば水素を酸素になります。水素を酸素で燃やせば爆発的に燃えるんだから、未来のエネルギーは水だろう」というようなことが書いてあったのです。読んでいる時、この予言は外れたなあ、と思いました。

しかし、ただいま絶賛開催中の大阪関西万博の展示の中に、ベルヌの予言通りに「水を水素と酸素に分解してそれをエネルギーにしている未来船」というのが登場しているそうです。驚きました。ヴェルヌの予言は当たっていたのです。

展示されている船は、「フューチャーライフ万博・未来の都市」の中、商船三井(MOL)が開発した「ウインドハンター(WIND HUNTER)」プロジェクトの実証船「ウインズ丸(Winz Maru)」というそうです。風力エネルギーを活用して航行しながら、水を電気分解して水素を得るそうです。「未来の都市」パビリオン内の「交通・モビリティ」ゾーンに展示されているそうですよ。

ぜひ見に行きたいですね。

「未来のエネルギーは水」というジュール・ヴェルヌの予言は、どうも当たったみたいなんですよ。おそるべし。そして偉大なりジュール・ヴェルヌ

フォードvsエジソン。今、再びの電気自動車

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