午前十時の映画祭
近くの映画館で「午前十時の映画祭」というのをやっています。現在、「午前十時の映画祭15」となっていますので、もう十五年もやっているということでしょうか。情報にうとい私はここ2年ぐらいで知りました。遅っ!
「午前十時の映画祭」は、往年の名作を安い値段で公開していて私の趣味にどんぴしゃり。私は貧乏主義者なので、基本的には映画を見るぐらいならネットフリックスなどの動画サブスクリプションに申し込んだ方が費用対効果が高いと考えるタイプの人間です。
でもNetflixとかu-nextってラインナップに往年の名画があまりないんですよ。たとえばチャップリンものとか、マリリンモンローものとか、ないですよね。だから往年の名作ならば他で見るチャンスもないですし、映画館で見てもいいかなという気になります。とくに大画面で見てこそのアクション系ならば見てもいいかな。恋愛ドラマのようなストーリーものは映画館で観なくてもいいかなと感じますけどね。
さすが、貧乏主義者ね
動画サブスクもひとつ入会したら見切れないほどコンテンツがあるじゃん。だから常にいちサービスしか加入しないよ。複数の動画サブスク入会する人はどれだけ時間があるんだろう。
午前十時の映画祭で実際に見た映画
これまでに『タワーリング・インフェルノ』『マッドマックス2』のようなアクション系の映画を『午前十時の映画祭』で見てきました。とくに見たかったのは『アルゴ探検隊の冒険』。こちらはアポロニオスのアルゴナウティカ(原作)を読んでいたので、ぜひ映画を見たいと思いました。
アポロニオス『アルゴナウティカ』アルゴ探検隊の大冒険。本当の主人公はイアソンではなく魔法少女メデイア
読書の傾向も同じなんですが、私は映画の場合も、世界中の人が見ている歴史に残るような名画を見たいと思っています。高いお金を払って、面白いのかどうかわからない新作を観ようという気にはなれません。一般映画が本屋さんだとすれば、午前十時の映画祭は図書館のようなものです。私としては図書館のほうを利用したいですね。つまりはそれは『午前十時の映画祭』のほうを。大画面の迫力っていうのは、代えがたいものがあります。
本屋はもう終わりだと思う。読みたい本は本屋にではなく図書館にある
かつて私は海外渡航中の飛行機内の小さなモニターで映画『ジュラシック・パーク』を視聴したことがあります。ところが小さなモニターだとTレックスがトカゲに見えてまったく迫力がありません。ああいう作品はやっぱり大画面で見なければだめなのです。
これからも『午前十時の映画祭』応援したいと思います。私たちが往年の名作を劇場で見ることが応援することになるのです。みなさんも近場の映画館で『午前十時の映画祭』を見てみてはいかがでしょうか?