ドラクエ的な人生

エベレストと満天の星、美味しいチャイに感動した転機の国ネパール。お湯がなくても大丈夫!

イロハです。やっと3月! 寒い日も次第に少なくなり、春がやってきますね。
しかし、春は花粉の季節ですから、またこれもつらいのですけど・・・。
旅行中に体調が悪くなってしまったらどうしよう・・・なんて心配が脳裏をよぎるような国ありますね。できれば絶好調で過ごしたいものですが、イロハも具合が悪くて寝込んでしまった国がありました!
それは ネパールです。私にとってネパールは転機の国です。ネパール以前の旅と以後の旅では優先順位が変わり、許容範囲も広がった。
2013年の年末年始に訪れましたが、電気が24時間ずーっとは使えない!
水シャワーで髪を洗って、熱を出しました。(涙)※ 自家発電のあるホテルもありますよ。
それまでの私の旅は『ご褒美』的なもので、キレイな ホテルに泊まり、免税店でショッピングし、リッチな食事を食べ、観光をしていました。
女子は大好きですよね~ご褒美✨ 私も大好きでした。
 
しかし、ネパールは違った。山と自然しか無かった。
ですが…これが素晴らしかった‼
山々に昇る朝日や沈む夕日、思わず見とれて動くことを止めてしまうような瞬間。
ポカラに移動した際には、ここも電気が無いので当然夜は暗闇。
でも、ふと空を見上げると満天の、本当に万もある!と疑わないような星空☆に遭遇!
いつまで観ていても飽きない星空を眺めながら飲むチャイの美味いこと。美味いこと。
ホントに何もいらなかった。
 
ネパール地震の前でしたので、世界遺産も観ることができました。
ネパールは決して裕福な国ではありません。
日本人から見たら物質的な面は不足しているし、ライフラインも制限されて不自由です。
更に日本のように清潔でもありませんし。
日本は世界でも屈指の清潔な国。 トイレなんて世界一でしょう!
24時間お湯が出て、 電気があるのは当たり前、水道水はそのまま飲めちゃう凄い国です。
本来、『当たり前』ではないことなのでしょうが、それを忘れる程に裕福な日本で育ちましたし、旅行もそういった国が多く、自国より 貧しい国にわざわざ出かけていく人間ではありませんでした。
ネパールは、そんな私に人間の美しい部分も、美しくない部分も見せてくれたのです。
ヒンドゥー教の火葬場パシュパティナートでは、亡くなった方の遺体が荼毘に付されるまでを見ることができました。遺体を花で飾り、遺体を巻いた布に火を付け、 火葬が済むまで息子達が祈り、見守ります。その後、聖なるバグマティ川(ガンジスの支流)に流されるのです。
家族は喪に服す一年の間、 髪を一部分だけ切らずに過ごしたり、白い服のみ身に着けたりして喪中であることを示すそうです。死者への思いが強い!
また、その対岸では赤ちゃんが欲しいと夫婦がリンガに祈りを捧げていました。
3年できないと祈りを捧げるらしいのですが、 バグマティ川の流れを挟んで一方では命が旅立ち、また一方では命が欲される。
日本では隠されて目にできない光景でした。
それぞれの人々の想いがあふれ伝わり、赤の他人なのに 涙が止まらなくなりました。
きっとまた新たな命として返って来れるんだと信じられるような、
自分も大切にされたから、他人も大切にして生きなきゃと感謝したくなるような
温かく強いパワーを持った聖なる場所です。
 このような貴重な経験をさせてもらってご褒美旅にさよならしました。
今は‥現地の人の生活を基準に!生活するように旅したい!
時々はリッチな旅もしますが、基本は貧乏旅(//∇//)なので、今はお湯が出なくてもイイ!
そんな物よりもっと大切なものと引き換えたいと
いつもいつも思っているのデス。
そんな私が身に着けた寒い場所、少ないお湯で洗髪する方法です✌
でも、お湯が常に出る国ではこんな事してません(笑)ので、参考まで!
 
服は着たまま、 水道の蛇口で洗髪を行います(シャワーはあっても使いません)から、
袖口を濡れないように捲り、首のまわりはタオルでガードし、蛇口と洗面台の間に頭をツッコミます!
①髪全体を濡らしただけでシャンプーをします。
②うなじの方が高くなるように肩をあげ、高低差を利用してシャンプーを洗い流します。
③リンスやトリートメントをする場合も同じ様に繰り返し行います。
※お湯の出る時間が短いので、いつお湯が止まってもいいように少なめのシャンプー&リンスで素早く行って下さいね!(^^)
服を着て、蛇口で行うことで、身体は濡れないので寒くありません。
それまでは全部脱いでシャワーを使って髪を洗ってましたよ。←普通(笑)
参考にする人いるのかしら??
 

 

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