「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案
GWの車中泊遠征旅行(越後、越中、越前)も終了してしばらくたちました。また日常生活に戻りつつあります。その旅の様子はこちらをご覧ください。
今回の車泊旅から学んだ「ベター車中泊ライフ」への気づき、提案についてここでは書いています。
車中泊のベテランさんは「ああ、わかる。あるよね~」、初心者の方は「なるほど~」と思っていただけるのではないかと思います。
クーポンはネット上に落ちている
車中泊の旅をしていると、地方の県立博物館など、いろいろな有料施設に入ることになります。「滅多に来られない」ということが動機になって、お金を払ってでも見ておこうという気になるのです。2021年GW車泊旅も、かなりたくさんの施設を見て回りました。
JAF会員優待がないと私は割引を諦めて正規価格で払っていたのですが、今回、方向音痴の車中泊のパートナー・イロハさんが名言をいいました。
「クーポンはネット上に落ちている」
そう言って実際に割引チケットをネット上から探し出してきました。いや、本当に驚きました。YAHOO! JAPAN にも「クーポン」のタブがあります。今はこういう時代なんですね。
とくに日帰り温泉などはネット上に割引クーポンが落ちていることが多いです。先覚者イロハさんの活躍で、7泊8日の車泊旅の中で、なんども施設入場料を割り引いてもらえました。
もしこのことを知らなかった人は、知っておくといいと思います。かなりのお得感をあじわうことができました。
問題解決系ブログの結論は、冒頭にすぐに答えを示しておく
割引クーポンがすぐに見つかればいいのですが、見つからないとネット上を巡回して探すことになります。
そもそもクーポンがない場合もあります。クーポンを探す場合、そもそも「割引チケットがあるかないか」は重要な情報です。ないものを探し出すことはできません。ある特定の施設にクーポンがあるかないかは「まとめサイト」をつくっているブロガーのページが非常に便利です。
ある日、イロハさんは「福井県立恐竜博物館」の割引クーポンがないか、ネット上を探していました。そのことをまとめている個人ブロガーのページがあったので、スマホの画面を指でスクロールして調べていたのですが、イロハさんは読みながらなんだかイライラしています。
そのサイトは内容的には詳しいのですが、いちばん肝心な情報(クーポンの有無)が読んでも読んでもさっぱりわからないんだそうです。興味があって私が同じサイトを読んでみたところ、そのサイトはこういう構成のサイトでした。
〇通常料金→×円です。
〇団体割引→あります。30名以上で×円です。
〇年間パスポート→あります。×円です。×回め移行からお得になります。
〇コンビニ前売り券→あります。(割り引かれるかは不明)
〇電子マネー割引→利用できます。(割り引かれるかは不明)
……といった感じで、ひとつひとつの内容は詳しいのですが、イロハさんが知りたい「肝心のクーポンの有無や入手方法」が読んでも読んでもわからないサイトでした。
SEOを気にするあまり、問題解決法がわかりにくいサイトがある
私もブロガーなので、このサイトの作成者が、どういう意図でこのページを作成したのかがよくわかります。
世の中には「恐竜博物館 割引クーポン」だけではなく「恐竜博物館 電子マネーは使えるか」といった検索をする人もいるために、その人たちみんなに検索ヒットするためには(これをSEOといいます)、箇条書きにしてひとつひとつ解説していくのが最適解だからです。
私たちが求めていたのは「年パスを利用して一回当たりの利用単価を下げる」ことではなく「日帰り入浴に安く入れるように、見せるだけで恐竜博物館に安く入れるクーポン」でした。『見せるだけで恐竜博物館に安く入れる割引クーポンは、ありません。』ブログの冒頭にこのように書いておいてくれれば、イロハさんも「読んで損した」と思わなくても済んだのに……。
問題解決系ブログの結論は冒頭にすぐに答えがわかるようにしておくことが大事なようです。私も問題解決系の記事を書くことがあるので、自戒の意味を込めてこのことを書いておきます。
年間パスポートを利用するのは、地元の人だけです。大多数の人たち(車中泊族)は一期一会の旅人です。その人たちにクーポンの在りかがすくにわかるようなサイトをブロガーさんにはつくっていただきたいと思います。
福井県立恐竜博物館に、見せるだけで割り引いてくれるタイプのクーポンはありません
まずブログの冒頭に、こう書いてくれればいいのです。
私たちブログ制作者のサイドも、SEOばかり気にしてわかりにくいものを書くのではなく、作品冒頭で結論を書いて読者の利便性を向上させるような記事を書いていきたいものです。
※この記事のまとめ
①施設入場券の割引クーポンはネット上に落ちていることが多い。探してみよう。
②個人の問題解決系ブログは、問題の答えが読者にすぐにわかるように書こう。
異常でございます。