ドラクエ的な人生

北極星ポラリスの探し方

堀江謙一さんの『大平洋ひとりぼっち』を読んでいたら、ひとりぼっちの太平洋でいつも北極星の位置を確認していました。

羅針盤とかラジオとか近代装備をもっていたのですが、夜はやはり肉眼で北極星を確認したいたのだと知りました。

現代はスマホに磁石が入っていますから、北極星なんて探せなくても方位を知ることができます。

しかし人類は何千年にもわたって北極星を眺めて方位を確認していました。わたしたち車中泊族は、他の人たちにくらべると夜空を眺める機会が多い人種です。

キャンプの夜も同じです。都会よりもたくさんの星が見えたなら、先祖がそうしてきたように北極星を探してみましょう。

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北極星ポールスターの位置の確認方法

北極星は残念ながらさほど明るい星ではないので、そう簡単に見つけることができません。

しかしとても便利な方法があって、闇夜にまたたくたったひとつの奇跡の星を探し出すことができるのです。

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北極星を探すには、北斗七星を探す

およそ北半球でもっとも探しやすい星座は「オリオン座」と「北斗七星」ではないでしょうか。

「オリオン座」も「北斗七星」も明るい星で構成されていて、形が特徴的なので、すぐに探し出すことができます。

北極星をさがすには、まず最初に北斗七星を探します。ひしゃくのかたちをしたななつ星ですね。

そして北斗七星のひしゃくの先端を5倍、上に目視で伸ばします。そこにある星がポラリス、北極星です。

その星が、常に北をさす奇跡の星です。

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カシオペヤ座もついでに探してみよう

また北斗七星をさがす「もうひとつの方法」としてW字をしたカシオペヤ座も知られています。

しかし残念ながら「カシオペヤ座」は「北斗七星」ほど探しやすい星座ではありません。

しかし北斗七星と北極星が見つかれば、カシオペヤも見つけることができます。

北斗七星のひしゃくの先端を5倍に伸ばした先にある仮想のラインをさらに北極星よりも先に進めたところにあるW字の星座がカシオペヤ座です。

カシオペア座のW字の両端2つずつの星がつくるラインをそれぞれ伸ばして交差した点とW字の真ん中にある星との距離を5倍したところにあるのが北極星です。検算してみましょう。

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夜空の王者、北極星を探してみよう

北極星は天帝の星とされています。すべての星が北極星を中心に回転して見えるからです。不動の北極星は、夜の世界の中心にあるように見えるからです。

キャンプの夜に、車中泊の夜に、夜空の王者・北極星をさがしてみましょう。

そしてただ星の光を見るだけでなく、北極星を見つめた人たちの心に、思いを馳せてみましょう。太古のポリネシア人も、遣隋使船も、鑑真和上の船も、みんなこの星をたよりに夜の海を乗り切ったのです。

あなたの尊敬する「あの人」も北極星を見つめて、同じ星を指針に、風の吹く方向を知り、川の流れを越えていったのです。

北極星は人類の歴史そのものです。

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