フィッシング詐欺に引っかかっちゃった(実例報告)
ある日、スマートフォンのメッセージにメッセージが届きました。
「【Amazon】プライム会員のお支払い方法に問題があります。詳細はこちら」……というショートメッセージです。
最近わたしは結婚して、引っ越しをしていて(住所変更)、クレジットカードも変更しています。
だから最近までAmazonプライムでの買い物を旧クレジットカードでしてしまったりしていました。旧カードでは支払いができないため、買い物がキャンセルになってしまいます。
そこに「【Amazon】プライム会員のお支払い方法に問題があります。詳細はこちら」……というショートメッセージが届いたので、またいつものやつかと思いました。
前回のプライム会員の年会費は旧クレジットカードから引き落としたと思います。こちらも新カードに変更しなければならないと思いました。
この段階で何の疑いもありませんでした。
スマホから詳細のサイトに飛んで、クレジットカード番号を入力しちゃった
いつもはパソコンを使って、スマホは使わないのですが、このような「各種変更画面」はそのサイトまでたどり着くのが難しいことが通例です。なので珍しくスマホから「詳細画面」を確認しました。
「詳細画面」で、聞かれたのは、Amazonアカウント(IDとパスワード)。住所・指名。クレジットカードの名義人とカード番号、クレカ背面に記載された3Dセキュア番号などです。アマゾンで買い物するときには普通に聞かれている情報なので、何の疑いももちませんでした。
プライム会員に登録しているのは、主に妻がプライムビデオを見ているためです。毎日のように韓国のテレビドラマを視聴しています。たぶんAIによってウチの家はキョッポ(在日韓国人)認定されているだろうと思います。「あなたが興味がありそうな映画」のレコメンドに韓国作品ばかりがラインナップされますので(笑)。
それほどプライムビデオの韓流ドラマを楽しみにしている愛妻が一日でもコリアン整形スターを見られないのは可哀想です。
わたしはスマホの小さな画面とにらめっこして頑張ってクレジットカード番号を入力したのです。
クレジットカードを重複入力させる(手間暇かけさせる)のはアマゾンらしくない
しかし……プライム会員の資格喪失によりビデオ視聴ができなくなりますという警告はあってしかるべきでしょう。サブスクリプションの経営にとって、会員にはできる限り辞めてもらいたくないはずです。
警告なしに会員資格喪失することは考えにくいと思います。企業(アマゾン)として損失になるからです。
会員資格の喪失警告はスマホへのショートメッセージではなく、プライムビデオ上に流してほしいものです。私がアマゾンの担当者だったらそうします。
またアマゾンのサイトでは、メインで使うクレジットカードを旧カードから新カードに変更し終わっていました。旧カード番号はまぎらわしいので削除しました。
これまでプライムビデオは「退会手続き」をしない限りは会員資格は継続され、自動的に会費がクレジットカードから引き落とされてきました。それが急にクレジットカード番号を重複して入力させるというのもヘンな話しです。アマゾンは買い物(アマゾン側から見れば集金)に可能な限り手間をかけさせないことで収益をあげています。
それを年会費を集金するために、わざわざクレジットカード番号を二回も入力させるでしょうか。業務の設計思想がアマゾンらしくありません。
ちょっと引っかかったので、ググりました。すると……な、なんと
フィッシング詐欺サイトだった!!
フィッシング詐欺サイトに引っかかった場合の対処方法
なな、なにい!!
わたしは焦りました。ググると、わたしが入力したのは「フィッシング詐欺サイト」だとはっきり書いてあるではありませんか。
たった今、入力を終えて、送信してしまいました。手続する前に確認すればよかったのですが、後の祭りです。
わたしは詐欺サイトに騙されて、住所氏名、クレジットカード番号、Amazonのアカウントとパスワード、などを盗み取られてしまいました。
このままでは詐欺集団はオンラインでの買い物し放題です。車を買って中古車売り場に売ったりすればぼろ儲けできます。
このフィッシング詐欺についてはアマゾンの公式サイトにも明記されています。詐欺に騙されてしまった場合には、ただちに、
①クレジットカードの停止&再発行
②アマゾン・アカウントのパスワードの変更
をしなければなりません。
①についてはDCカードを利用していました。ググって24時間受付しているカード盗難・紛失の緊急連絡先に電話して対処してもらいました。
カードを止めてもらい、新しい番号のカードを再発行してもらいます。再発行費用を覚悟したのですが、カードが手元にあるということで無料で対応してくれました。
DCカードさん、ありがとう。
②については、パスワードを変更するだけです。慣れ親しんだパスワードだったのに……。
さいわいキャッシュカードなど他のパスワードと共有していない番号だったので、波及することはありませんでした。
騙された方が悪いのではない。騙す方が悪いのだ
こうしてわたしはフィッシング詐欺サイトにひっかかってしまいました。
すぐに気づいたので、即座に対処して、被害はなかったと思いますが、自分で気づかなかったら、大きな被害を被っていたかもしれません。
しばらくするとスマホの画面にこのようなメッセージが表示されるようになりました。
いまさら遅いよ。もっと早く表示してくれよ。(これからの人にとっては有効ですが)
たぶん、詐欺サイトの通報がいって、対処がされたのでしょうが、カード番号等を入力してから警告されてももう遅いのです。
このようなネット上の詐欺は非常に巧妙にできており、パソコン等に不慣れな老人が詐欺に気づくのは難しいと思います。
だって本物サイトとそっくりのニセサイトを用意して、クレカ番号を入力させるのですから……
詐欺サイトには誰でも騙される可能性があります。わたしも騙されました。悪いのは騙される方ではありません。騙す方が悪いのです。
死刑があるのは、犯罪の抑止力のためです。詐欺サイトももっと犯人を厳罰化すれば減っていくのではないでしょうか。
こうしてわたしは詐欺サイトにひっかかってしまいました。いまのところ被害はありませんが、今回の一件でわたしは「詐欺に騙されやすい人たちのグループ」に仲間入りしてしまったと思います。知られてしまった住所やメアドに詐欺メール、スパムメールが果てしなく送られてくるかもしれません(泣)。
「【Amazon】プライム会員のお支払い方法に問題があります。詳細はこちら」……というショートメッセージは、フィッシング詐欺サイトです。ご注意ください。
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