ドラクエ的な人生

世界旅行者あるある質問

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宅キャン

昨夜のことである。

新型コロナウィルスの影響で「STAY HOME」を忠実に実行していた。

仕方がないので妻のイロハとふたり、ベランダアウトドアで半外の夕食をとっていた。

パートナーとの愛が深まる旅行
イロハです。 自分にご褒美♪の海外旅行に行ってシャワーが水しか出なかったら…。どうしますか? 今では、ニイハオトイレ(壁の低~いトイレ。隣の人と挨拶できる)も洗面台での洗髪もかかってきなさい! と思えるようになったイロハですが、...

まあいちおうベランダはステイホームのうちに入るはずだ。

延長コードをひっぱりだして、ホットプレートを外に出して、ドリアをつくって食べた。

もちろんビールで乾杯

夕方からたべはじめて、酔ってきたころには、もう暗くなってきた。

雰囲気を出すためにランプ、ロウソクをつけた。

そしてスマホで癒し系の音楽を流す。

ベランダアウトドアはWi-Fiが使い放題なのも、ガチのアウトドアにくらべるとメリットだと思っている。

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サブリミナル効果

ゴールデンウィークである。

これまでGWはほとんど日本にいなかった。世界各地を旅行してきた。

飛び石連休の時は、UQ有給)つかって無理やり連休にして外の世界に飛び立っていた。

それがコルビットのやつの影響で、今やどこにも出かけることができない。

5月1日現在、日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域は184か国にも及ぶ。

ほとんどの国がウェルカムではない状態だ。

今は海外旅行に行くべきではない。

世界遺産は遠くになりにけり、である。

やっぱり海外旅行は行けるときに行っておいてよかったなあ、という話しになった。

行きたい時が行き時、やりたい時がやり時なのだ。

老後にやればいいや、と考えるのは間違いだとおれは思っている。

いつやるか? 今でしょう。

というフレーズは正しいのだ。

正しいのに多くの人ができていないから、あのフレーズは一世を風靡したのだと思う。

自然、これまでの思い出話となる。

「これまで行った国、地域で、もう一回行きたい場所はどこ?」

という話題になった。

ワールドトラベラーあるある質問である。

「ニューヨークにもう一度行ってみたいな」私は答えた。

「イロハは?」

「私はエジプト」

しみじみとイロハはいった。

どちらも今は行きたくても行けない場所である。それだけに切ない。

たくさんの国、場所を旅してきた。

しかしどうしてその場所が二人の口から出たのか?

考えてみれば、不思議なことである。

感動した場所は他にいくらでもある。

ペトラ遺跡とかアンテロープキャニオンとか青の洞窟とかナバギオビーチとか。。。

ふと目の前を見て、その理由がわかった。

サブリミナル効果である。

雰囲気を出すために、スマホからはジャズ音楽が流れていた。

かつて私はニューヨークのナイトバーでジャズを聴いたことがあるのだ。オレ的最高の経験のひとつだ。

そしてカイロのハンハリーリ市場で購入したメタルシェードランプが目の前で煌々と輝いているではないか。

ジャズが私の無意識に作用してニューヨークを言わしめて、カイロのランプがイロハの閾下知覚を刺激してエジプトと彼女に言わせたのに違いない。

おそるべしサブリミナル効果の実力である。

ニューヨークはすばらしい街だ。

エジプトも本当に素敵だ。

しかし世界はその二か所だけではない。

もう一度訪問したい場所、これから訪れたい場所は、いくらでもある。

たったひとつ選べるものではない。

別の場所・時間で同じ質問をされたら、私たちはきっと別の国、地域を答えているのではないだろうか?

その時はサブリミナル効果でそう言わされていないか、ぐるりと周囲を見渡してみたいと思っている。

無意識がいかに人間の行動を決めているか。

それを思い知ったベランダアウトドアの夜であった。

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