医療ミスによって重大な後遺症を負った場合、損害賠償請求することができるか?
ひどい坐骨神経痛に悩まされています。最悪の場合には脊髄の手術が必要かもしれません。
【実体験】神経根型の脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)は自然治癒するのか?
脊髄の手術ということで、下半身不随などの手術ミスが心配されます。万が一、医療ミスによって重大な後遺症を負った場合、医者に損害賠償を請求することはできるのでしょうか。気になったので調べてみました。
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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論。言葉による走法革命のやり方は、とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。あなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は?
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。
(本文より)
・マラソンクイズ「二本の脚は円を描くコンパスのようなものです。腰を落とした方が歩幅はひろがります。腰の位置を高く保つと、必然的に歩幅は狭まります。しかし従来のマラソン本では腰高のランニングフォームをすすめています。どうして陸上コーチたちは歩幅が広くなる腰低フォームではなく、歩幅が狭くなる腰高フォームを推奨するのでしょうか?」このクイズに即答できないなら、あなたのランニングフォームには大きく改善する余地があります。
・ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。
・鳥が大空を舞うように、クジラが大海を泳ぐように、神からさずかった肉体でこの世界を駆けめぐることが生きがいです。神は、犬や猫にもこの世界を楽しむすべをあたえてくださいました。人間だって同じです。
・あなたはもっとも自分がインスピレーションを感じた「イメージを伝える言葉」を自分の胸に抱いて練習すればいいのです。最高の表現は「あなた」自身が見つけることです。あなたの経験に裏打ちされた、あなたの表現ほど、あなたにとってふさわしい言葉は他にありません。
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手術同意書(インフォームド・コンセント)と手術ミス。
オペの前にまず確実に「手術同意書」を書かされると思いますが、内容を熟読しましょう。
一般的に「手術同意書」の内容は、事前に手術内容について説明を受けており理解しました、というインフォームド・コンセントについての同意書であることがほとんどです。インフォームド・コンセントというのは自己決定権の確認のことです。「あなたには手術を受けない権利があります。でも自分の意志で手術を選ぶのですね?」という自己決定権の確認をしているのです。
手術の危険性や感染症の可能性があることなどを理解した上で体にメスを入れることを了承するという内容です。
だから手術の後で感染症などが起こって後遺症が出たりした場合には「想定されている」として医者に医療過誤の損害賠償請求はできない可能性があります。もちろん程度によります。しかし「想定されていない」ほどひどい医療ミスがあった場合にはこのかぎりではありません。
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ロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
※本書の内容
●通勤バイク四重苦とは?
●ママチャリ・ダンシング最強伝説
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル。通勤レースのすすめ
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
●デブでうんち(運動音痴)だからロードバイク乗りなのか?
●インポテンツになるという噂と対策
●スティーブ・ジョブズ「知の自転車」。論文の嘘を暴け
●旅サイクリングのやりかた
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具体的な例で考える。脊髄の手術で下半身不随になった場合
ここで問いたいのは「想定されている」重大な後遺症のことではありません。「想定されていない」重大な後遺症のことです。
たとえばわたしの坐骨神経痛の場合、最悪の場合脊髄の手術が必要ですが、その手術で下半身不随になることまでは基本的には想定されていません。手術が失敗する確率は極めて低いとされている手術なのです。
それにもかかわらず、医者の明確な手術ミスにより下半身不随になった場合、損害賠償を請求できるか、ということです。
そもそも憲法・法律に違反する契約書・同意書は無効である
結論から言えば、たとえどんな内容の同意書であれ、明確な手術ミスによって下半身不随などの重大な後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます。
たとえどんな内容の同意書であれ、というのはたとえば「たとえどんな結果が生じようとも一切の責任を問いません」というような内容です。まともな病院でこんな同意書を書かされることはないでしょうが、ブラック・ジャック先生(ヤブ医者)なら書かされるかもしれません。「医療は賭けだ。リスクは承知の上だ」と叫ばれるかもしれません。
しかしそもそもどんな契約書、同意書を取り交わしていようとも、それが憲法、法律に違反する内容であった場合、取り交わした内容はそもそも無効なのです。
たとえば消費者金融でどんな高い利率の契約書を取り交わしても、利息制限法に定められた利率の上限を超えた部分は無効になります。
公序良俗に反する同意は無効です。そうでなかったら「内臓をお金で売る」同意書とか「安楽死を依頼する」同意書とか「手術ミスと見せかけて殺してもらう殺人依頼」だとか、すべてがまかり通ってしまいます。契約書や同意書が絶対ではないのです。
手術前の同意書は、儀式だと思ってサインしてしまって大丈夫です
わたしは医者でも弁護士でもないのですが、このコラムでは「~と思われます」とか「~可能性があります。専門家に相談しましょう」というような曖昧な表現を使いませんでした。「たとえどんな内容の同意書であれ、明確な手術ミスによって下半身不随などの重大な後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます」と断定する言葉づかいをしています。
それはこのコラムを書き上げるにあたって、裁判の判例や、過去の事例などを調べて書いているからです。
わたしは弁護士の資格を持っていませんが、弁護士の意見を引用して書き上げた場合、それは弁護士が書いているのと同じことです。
だから信じていただいて大丈夫です。
手術前の同意書にたとえどんな細則が書いてあろうとも、手術ミスによって後遺症が生じた場合、医療過誤の損害賠償請求はできます。
だから手術前の同意書は、手術前の儀式だと思ってサインしてしまって大丈夫です。

