ドラクエ的な人生

ウクライナがロシア領へ越境攻撃している最大の狙いは領土交換

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ウクライナがロシア領へ越境攻撃している最大の狙いは領土交換

書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』の作者アリクラハルトと申します。

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このブログの筆者の著作『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』

戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての感想と提言。

『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか?
●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか?
●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。
●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか?
●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。

ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすることが、人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。それに反する行動は人類全体に否決される。いつかそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。

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著書には「ロシアがアラスカをアメリカに売ったような領土売買は今でも有効な手段。ロシア・ウクライナ戦争も互いのメンツを立てつつ停戦したいのなら領土売買も視野に入れては」という内容を書きました。

この原稿を書いている現在、ウクライナがロシア領へ越境攻撃しているというニュースが入ってきました。ロシアが他国に攻め込まれるのは第二次世界大戦以来のことだそうです。

ウクライナのこの動きの狙いはいくつか考えられますが、その最大のものは「領土交換のカードとして使う」ということではないかと思います。私が著作で主張した「領土売買」というのは金銭による交換で紛争を解決しようという提言ですが、ウクライナが考えているのは物々交換による解決です。金銭交換のほうが洗練された手だと思いますが(笑)、思考の根っこは同じところにあります。

ウクライナ戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか? 

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クルスク州への越境攻撃は本気といえるのか。動員兵数が少なすぎる

このクルスクへの越境攻撃をウクライナが「のるかそるかの賭け」に出たと報道では言われています。そうでしょうか? 私はウクライナの兵員数が気になって仕方がありません。

ぶっちゃけ、動員兵員数、すくなくないですか?

大きくふかして言うのが常識の軍事の世界で数千人というからにははっきりいうと5千人以下ということだと思います。8~9千人いたらおよそ一万人というのがこの業界の常識ですから。

ロシアが全力で戦っていないのは戦争じゃなくて特別軍事作戦だから当然だとしても、ウクライナは国家総動員で戦っています。その国民国家のガチンコ戦力が数千人というのはどうなんでしょうか? マスコミの表現は過大に過ぎると思います。

桶狭間で今川義元を奇襲する織田信長だってもうちょっと兵力をかき集めていたはずだけど? (調べたところ2万5千人の今川軍に4千の織田軍が奇襲をかけたそうです)

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日本のマスゴミはバカじゃないのか? 戦争を知らなすぎる

18歳から60歳の男性の出国を原則禁止にしてまで国家総動員で戦っているウクライナの動員兵力は60万人とも言われています。そのうち越境兵が多く見積もって4千人だとしても0.0066パーセントしか使っていません。他の防衛ラインがいっぱいいっぱいで戦力を割けないというのが識者の見立てですが、乾坤一擲の勝負に戦力の0.006%はいくらなんでもないでしょう。それを「ゼレンスキーの開戦以来最大の賭け」とかマスコミが表現するのはどうなのでしょうか? 私には違和感しかありません。

クルスクへの越境攻撃は本当に本気のガチ攻撃なのかな。私にはそうは思えません。軍団の規模が小さすぎます。

第二次世界大戦でロシア人の死者はドイツ人よりも多く2660万人もいたそうです。ベトナム戦争の死者数は478万人だそうです。それが国民国家の総力戦の規模感です。それが4千人とは……だからそれはまだ無名の織田信長レベルだってば。

桶狭間レベルの兵力で大ロシアをどうにかできるわけないだろ!? よく考えなさいよ。

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