テレビの専門家の解説。英語の氾濫。一般視聴者は理解できるのか?
日給12万円。脚力のみ腕力なしのマラソンランナーが日雇い肉体労働をやったらどうなるか? 給与総額と肉体疲労度の赤裸々告白
しかし……ひさしぶりにウクライナ戦争以外の内容をテレビで見ると、英語の氾濫に驚きました。
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このブログの筆者の著作『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての感想と提言。
『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか?
●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか?
●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。
●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか?
●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。
ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすることが、人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。それに反する行動は人類全体に否決される。いつかそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。
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とくに専門家として登場している大学教授たちの解説ですが、偏差値が高い、あなたたちの学生には伝わるかもしれませんが、一般視聴者にはどうなんでしょうかね?
英語がわからないから、解説の内容を解説してほしい
「イシュー」とか「アジェンダ」とか「ディール」とか「ナラティブ」とか、専門家の解説が英語だらけでわからないわ。解説の解説が必要ね
たしかに。おれも数年前だったらわからなかったかもな。
自分たちの学生(東京大学とか筑波大学とか慶応義塾大)には通じるかもしれないけど、一般視聴者に伝わらない言葉を使うのはダメじゃない?
英語をどこまで許していいのか、微妙な線だよね。あまりにも英単語が多いと「いっそ全部英語で言え」ってことになる。
ルー大柴みたいな喋り方になってるよ
一般教養といえなくもないし、ビジネス用語ともいえるし、学術用語といえなくもない。境目がむずかしいね
日本語で言ってくれれば誰でもわかることを、わざわざ英語で言うからダメだっていってるのよ
たしかにイシューといわず論点といえば通じるし、アジェンダといわず論題といえば通じるし、ディールといわず取引といえば誰にでも通じるよね
そうだよ。自分たちインテリ層だけ通じれば、テレビもそれでいいと思っているのかな?
どこまで和訳して、どこまで英語のまま使えばいいのか?
私自身は英語の勉強ガチ勢ですので、大学教授がテレビで使う程度の英語はだいたいわかります。
日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か? 似てるのはどっちか。
慣れてくれば英語も、初見でもなんとなく意味がわかったりします。デカップリングとか、カウンターパートとか、オートノマスとか、文節や接頭語、部分の意味がわかれば、はじめて聞く言葉でも意味がわかったりします。
しかしイロハさんのいうように、どこまで日本語で喋ればいいのか、基準はあいまいですね。キーワードとか、バイアスとかいう言葉だって、英語といえば英語です。わからないお年寄りだっているかもしれません。キーワードは重要語句、バイアスは見方の偏りといえば、その老人にだって通じるでしょう。つまり「ナラティブとキーワードと、なにが違うんだ?」という議論だって成り立つのです。
そこまで英語を使うなら、いっそぜんぶ英語で言えばいいじゃん
英語は語順が日本語と違うので、ぜんぶ英語でやると頭の理解の順序そのもの(脳のフォーマット)を変えないといけないので、また段違いに難しくなるんだけどね
英語は脳のフォーマットを敷きなおす必要がある。あ、おれも専門用語をつかっちゃった。
でも……やっぱりテレビの専門家はすこし横文字を使いすぎだと感じます。あ、でもおれもフォーマットなんて言葉をふつうに使ってしまいました。脳のフォーマットとは脳の書式、仕様を変えるって意味ですよ。
手元にスマホがあるのだから、わからなければ、その場で検索しろってことですかね。