ドラクエ的な人生

海外でパートナーとはぐれてしまった場合の対処法

海外旅行中にパートナーとはぐれてしまったことがありますか?

私はあります。

ツアー旅行でツアーとはぐれてしまったこともあります。この時は宿泊予定のホテルまで先に行って、フロントでひたすらツアーが来るのを待って合流しました。

リゾート中はリラックスしているので、あまり注意深くなっていないのかしら? よく人と離れてしまうことよ(笑)。

みなさんが海外でわたしと同じ目に合わないように、エピソードを書き残しておきます。参考にしてください。大切なのは「待ち合わせ場所を決めておく」ことです。「最後に目をあわせて会話した地点で逢おう」と約束しておくことをわたしはおすすめします。

究極の対処方法はクラウドWi-Fiを利用することです。海外SIMに入れ替えすることなく、海外でも国内と同じ感覚でネット環境を利用することができます。

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電車を二人同時に降りられず、離れ離れになっちゃった

中国・北京でのことです。わたしとパートナーのイロハは電車に乗っていました。たまたま座れたので、すこしウトウトしてしまいました。飛び回って観光していたので疲れていたのです。しばらくしてフッと目を覚ますと電車が降りるべき駅に到着していました。あせってわたしは飛び起きました。

「イロハ、降りるよ」

隣で寝ているイロハを肘で小突いて、わたしは即座に電車を飛びおりました。しかしさっきまで熟睡していたイロハは間に合わず、電車のドアが閉じてしまったのです。

わたしは焦って電車のドアをこじ開けようとしましたが無理でした。そのまま無情にも電車は発車してしまいました。

……どうしましょう。離れ離れになってしまいました。携帯電話も使えません。連絡手段がありません。

次の電車で追いかけましょうか。でも一本先の電車に乗った彼女をどこまで追いかければいいというのでしょう。

わたしは途方にくれました。

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最後に目をあわせて会話した場所で逢おう(待ち合わせ場所を決めておく)

そのとき、だいぶ昔に取り決めたことを思い出しました。もし二人が離れ離れになったら、最後に目をあわせて会話した地点で逢おう、と。

タイ・バンコクウィークエンドマーケットでのことです。ものめずらしい品物にお互いに夢中になっていて、ついはぐれてしまったことがありました。その時は探し回ってなんとか再会できたのですが、その時に、今後迷子になったときは、お互い最後に目をあわせて会話したポイントで待ち合わせようと決めたのでした。

ここで大事なのは「駅の改札口」とか「宿泊しているホテル」とかを待ち合わせ場所にしないことです。待ち合わせ場所を決めておくことは重要ですが、できるかぎりすぐに再会できるように、「最後に目をあわせて会話した場所」を待ち合わせ場所にすることをオススメします。「宿泊しているホテル」とかが待ち合わせ場所だと、その日丸一日別行動することになってしまいます。待ち合わせ場所が「最後に目をあわせて会話した場所」であれば、万が一はぐれても、近くの場所で合流することができるはずです。

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約束、おぼえていますか?

あの時の約束を彼女は覚えているだろうか?

巨大市場で迷子になっても、最後に目をあわせて会話した場所はすぐそこなので、すぐに再開することができます。しかし今回のケースでは彼女はだいぶ遠くまで行ってしまいました。最低でも電車で次の駅までは行ってしまっています。下手に追いかけても余計はぐれてしまうだけだと思い、わたしは電車のドアが閉まったその場所で彼女を待っていることにしました。

待っている間はひじょうに不安でした。「最後に目をあわせて会話した地点で逢おう」とタイで決めたのはずいぶん前のことだったからです。

その後、日本の大型ショッピングモールなどで何度か離れ離れになってしまったことがあります。しかしその時は携帯電話が通じたので、すぐに合流できました。最後に目をあわせて会話した地点で逢おう、というルールで再開したことは、過去に一度もなかったからです。

タイで決めた「待ち合わせのルール」のことを、中国で思い出してくれるだろうか?

はぐれたその場所で、不安に思いながら私はずっと彼女を待っていました。

約束、おぼえていますか?

反対側のホームに逆方向の電車が止まります。何本目かの逆方向の電車をやりすごした後、電車がとまり、わたしのぴったり目の前でドアが開いて、奇跡のように彼女が立っていました。

「おおお!」わたしは駆け寄り、彼女を抱きしめて聞きました。

「あの約束、覚えてた?」

「最後に目をあわせて会話した地点で逢おう、でしょ。覚えてたよ」

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クラウドWi-Fiを利用するという究極の解決法

このように私たちは再会することができました。それもこれも彼女が「最後に目をあわせて会話した地点で逢おう」というルールを覚えていたお陰です。

しかし今どきの人たちは、海外でも国内にいるのと同様にスマホを使いこなしています。ひと昔前は、日本にいるときに渡航先のSIMカードをあらかじめネット購入してから出かけたものでした。SIMカードの入れ替えが旅の習慣になっている人も多いと思います。

ところが最近では、クラウドWi-Fiという最新テクノロジーが提供されるようになってきました。クラウドWi-Fi(ポケットWi-Fi)ならば、世界中でSIMカードの入れ替えなしにスマホを使用することができます。

クラウドWiFiとは、通常のポケットWi-Fi(モバイルルーター)に入っているSIMカードを、クラウド側がもっているサービスのことです。お手元のWi-Fiルーター(クラウドWi-Fi)にはあなたの現在地を知らせるSIMカードが装着されています。通信会社との契約情報を記録したSIMカードではありません。クラウド側で世界の通信会社のSIMカードを管理しているので、あなたがいる場所に最適なSIMカードにクラウド側が切り替えてくれるのです。

簡単にいうと、数社の中から最も電波の強い会社(ネットに繋がる会社)を選んで利用できるということです。そのことによりSIMカードの入れ替えをすることなく、海外でも国内でもどこでも一台で利用可能となる通信サービスがクラウドWi-Fiです。これまで国をまたぐと差し替えなければならなかったSIMカードですが、クラウドWi-Fiならば差し替える必要がありません。

今後はクラウドWi-Fiがスタンダードになっていくものと私は予想しています。時代を先取りして、今から利用をはじめるのもいいのではないかと思います。もちろん国内でも使用可能です。

いつでも旅立てる心持ちの人だけが、いつか旅立つことができるのです。旅立てない条件に縛られている人は、いつまでも旅立つことはできません。クラウドWi-Fiを利用することは、その可能性を手に入れることです。クラウドWi-Fiを利用していれば、いつかあなたも海外旅行に行けますよ。

おすすめのクラウドWi-Fiをご紹介します。選んだ基準は3日で10ギガというような通信速度規制のないタイプです。安くていいものに乗り換えることは、健全な競争と経済発展を促します。
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今後はクラウドWi-Fiが海外SIMの主流になる

クラウドWi-Fiを利用すれば、国内の大型ショッピングセンターで離れ離れになってしまった時と同じように、電話やメールでお互いの位置を確認してすぐに再会することができます。

「最後に目をあわせて会話した地点で逢おう」作戦よりも、こちらの方がスマートですよね。

私たちにはマラケシュからカサブランカの電車に乗り遅れて、あやうくモロッコから日本に帰国できなかった、というギリギリの事件がありました。Wi-Fiで情報収集したので、助かったのです。

現地でのホテル探しを含めて、今後はクラウドWi-Fiが海外SIMの主流になっていくことでしょう。

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