音楽なしには走れない。ノーミュージック、ノーランニング
音楽なしには走れません。ノーミュージック、ノーランニング!!
ソニーのウォークマンWシリーズ。ノーミュージック・ノーランニング
長く愛用してきたのはソニーのウォークマンWシリーズであった。これは雨にも強く、邪魔なケーブルもなく、音質もよく、最高だった。ずっとこれを使っていくつもりだったのだが、リリースしてから長い年月がたち、ソニーのほうで販売中止になってしまった。
販売中止後も電気屋の在庫から仕入れてずっとウォークマンWシリーズを使い続けてきた。しかし二台続けてすぐに故障したのでこのシリーズは諦めることにした。もうカスしか残っていないと判断したのだ。
スマホを携行して走っているランナーがいるが……やる気があるのか?
スマートフォンを携行して走っている人がいるが、私はシリアスランナーなので、とてもそういう気にはなれない。スマホは重くて走るのに邪魔である。
ウォークマンをあきらめた後、電池式のMP3プレイヤーを二台連続で使った。有線イヤフォンから曲を聴きながら走り続けた。いつしか電源が入らなくなったり、ボタンが反応しなくなったりして、二台のMP3プレイヤーともお別れすることになった。
今後、どうすればいいのだろうか?
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」
●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム?
●ピッチ走法よりもストライド走法! ハサミは両方に開かれる走法。
●スピードで遊ぶ。スピードを楽しむ。オオカミランニングのすすめ。
●腹圧をかける走法。呼吸の限界がスピードの限界。背の低い、太った人のように走る。
●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは?
●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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イヤフォンをヘッドフォンに変えてみたら快適すぎた! 走っても問題なし
ランニングそのものが、シューズを変えるか、ランニングコースを変えるかぐらいしかバリエーションのつけようがない単調なスポーツである。
ランニングは単調な運動。単純だからこそ、わずかな違いが大きく効いてくる
だから私は音楽プレイヤーを大胆に変えて、新しい風を吹き込もうと思った。ノーミュージック、ノーランニング!!
じつにいろいろと考えた。熟慮の結果、MP3プレイヤーそのものではなく、イヤフォンを変えてみることにした。そうすれば気分がだいぶ変わるであろう。
ヘッドフォンを変えれば気分が変わる。オンイヤーヘッドフォンランニング
具体的にはイヤフォンをヘッドフォンにしたのである。オンイヤーヘッドフォンというタイプのヘッドフォンにした。
オンイヤーというのは、耳をすっぽりと完全に覆ってしまうオーバーイヤーヘッドフォンと違って、耳の上に軽く乗っけるタイプのヘッドフォンである。これなら軽いし、車など周囲の物音も聞こえる。
ヘッドフォンをつけて走るのははじめてだったので、ランニング中ずり落ちないかなど不安もあったが、走ってみたら何の問題もなかった。使ってみて何よりもよかったのは、ボリューム調整をせずにヘッドフォンをずらすだけで済むようになったことである。パソコンから曲を落としているので、MP3ファイルごとに音楽の大きさが違っていて、イヤフォンの場合、ときどきボリューム調整しなければならなかった。曲が変わると急に大きな音が鳴って耳が痛くなったり、音が小さくてボリュームをあげなければならなかったりしたのである。しかしオンイヤーヘッドフォンにして、ヘッドフォンをずらすだけで済むようになった。音の小さい曲は耳の穴の上で聞いて、音の大きい曲はちょっと前にずらせばよくなった。これは耳にやさしい!
今までは周囲の目もあって、目立つヘッドフォンを外でつけて走ることに抵抗があった。だから目立たないイヤフォンタイプをつかっていたのだが、いざヘッドフォンタイプをつかってみると、だんぜん音質もいいし、快適すぎて、離れられなくなった。これからはこれだ、と思った。もう今後、イヤフォンタイプは使うことはないだろうとさえ思った。
miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンが最強。ただし晴れの日限定
変化を好むわたしが次に考えたのは、miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンであった。スマホなどからBluetoothで音楽を飛ばすのが主目的のヘッドフォンだが、挿入したminiSDカードから自分がうつした曲をローカルで聞くことができるのだ。
オンイヤーヘッドフォンを探したがそういう製品がなかった。miniSDカードを装着できるBluetoothヘッドフォンは、すべてオーバーイヤーヘッドフォンだ。機能のぶんだけ大きくなるためオンイヤーでは収まらないためであろう。
オーバーイヤータイプのヘッドフォンで外をランニングすることにちょっと不安はあったが、試してみるととくに問題なく走れた。ほとんど車の通らないコースを走っているので、誰かにクラクションを鳴らされるようなことがそもそもほとんどないのだ。ぜんぜん邪魔ではないし、外の目を気にするのもすでにオンイヤーヘッドフォンで慣れている。
ランニングに最適なポータブルMP3プレイヤーは? わたしのノーミュージック、ノーランニング変遷履歴
今では晴れた日は無線オーバーイヤーヘッドフォンで走り、雨の日には電池式のMP3プレイヤーに有線イヤフォンで走っている。
雨の日にヘッドフォンをしないのはもちろん濡れてしまうからである。イヤフォンなら濡れちゃまずい音響部分は耳の穴の中だから濡れない。MP3プレイヤー本体はゴアテックスのポケットなど濡れない場所においてある。
私の長年の経験が参考になれば幸いです。