ドラクエ的な人生

恥を知れ。世界遺産【超級・A級】の本当のレベルを知れ

私は縄文時代「三台丸山遺跡」は世界遺産になると思っています。

縄文遺跡は世界遺産になる。縄文ブームが必ず来る
世界遺産登録はムラ起しの最強ツールです。だから地方自治体は世界遺産登録に必死です。世界遺産に登録されたら「世界遺産大好き」ブロガーが勝手に広告してくれます。いや、日本政府が観光を後押ししてくれることでしょう。世界中から観光客が押し寄せます。...

そして縄文時代とキャンプ・アウトドアブームが同時に来ると時代を読んでいました。しかし2021年現在、当たったのは半分だけだったようです。

車中泊の旅で日本中を回っていると「ちょっといい遺跡っぽいもの」があると、地元の人たちが「世界遺産に登録しよう」と必ずといっていいほど運動しています。そういう運動を見ていると「きっと地元から出たことないんだろうなあ」と憐れむように思うことがあります。「よくこれで世界遺産に登録とか言えるよな。どの口が言ってるんだ?」という感じです。

超級・A級の世界遺産が、どれほどすごいか。それを知ったら、恥ずかしくて日本の「地元の遺産」を世界遺産だなんて言えないはずだと思うのです。

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先行者利益「これから来るもの」を予想した未来予想

先行者利益という言葉があります。たとえばブログでは人より先んじてはじめた人はアクセスを集めるのが後発者にくらべてずっと簡単だったわけです。たとえばビットコインも初期に投資した人は才覚にかかわりなく儲けることができました。このような先行者利益が得られるかどうかは「これから来るもの」を予想できるかどうかにかかっています。

数年前のことです。私はあるセミナーで「これから来るもの」を問われて「縄文時代」と答えました。

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恥を知れ。世界遺産のレベルを知れ

私は放浪の旅人として「超一級の世界遺産」をこの目で見てきました。本稿の結論は、私の眼力を信用してもらわないと「恥を知れ」と言った相手と同じになってしまいますので、まずはそれを証明します。

写真はすべて「私が撮ったもの」です。

たとえばアブシンベル大神殿

たとえばサグラダ・ファミリア。

たとえばペトラ遺跡

このように世界の一級「世界遺産」を見てきた目から見ると、現在、世界遺産に登録されるように運動している日本の地方の遺産の中には「アホか。世界のレベルを知れ」と言いたくなるようなものもあります。

たとえば、小さな小さな彦根城とか、小さな小さな鳥取砂丘とか……。

彦根城がミラノ大聖堂と比較になると思いますか? 織田信長鳥居強右衛門ぐらい違います。

鳥取砂丘がサハラ砂漠と比較になると思いますか? 太平洋琵琶湖ぐらい違います。

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ピラミッドの後では石舞台古墳がハナクソに見える

たまたま私はエジプトでピラミッドを見た直後に飛鳥の石舞台古墳を見た経験をもっています。

ピラミッドとくらべるとまるで「鼻くそ」

日本の巨石遺跡といわれる石舞台古墳ですが、ピラミッドの直後に見るとハナクソのように小さな岩にしか見えませんでした。

まあ世界遺産には超級からC級まであるので、C級で当選するかもしれませんが、超級やA級でないことだけは確かです。

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三台丸山遺跡は世界遺産登録まちがいない

そんな私の肥えた目から見ても「こいつはすごい。これは世界遺産まちがいない」と思った遺跡が、青森県の「三台丸山遺跡」縄文時代の遺跡です。

「三台丸山」は単独でも世界遺産に登録される力を持っていると思っています。しかしどうせならば「日本の縄文遺跡」として登録されることが望ましいと感じました。

この子や

この子。

火焔土器なども同時に登録されることが望ましいと思いました。

私が縄文時代を推したのは「三台丸山」が素晴らしかったからだけが理由ではありません。必ずブームがくると思ったからです。縄文ブームアウトドア・キャンプブームです。

縄文時代は現代人の目線から見るとアウトドア趣味なので、縄文時代の世界遺産と同時にキャンプなどのアウトドアアクティビティが流行するだろうと読んだのでした。

縄文時代というのは農耕以前のローテクの世界です。たいていが手作りの道具で、何からどうやって制作したのか予想がつくものばかりです。だから面白いのです。

農耕以前の暮らしは「個々人の能力の限界が暮らしの限界」なので、わかりやすいのです。それはキャンプに似ています。

今、私が急に無人島に漂着したら、縄文人と同じような暮らしをするでしょう。

人生を買うという行為だけで終わらせないために。『ロビンソン・クルーソー』
「買う」という行為で人生が終わると、ゲームとしては簡単すぎて、生きている実感を得られない退屈な人生を送る危険性があります。 ロビンソンが不幸でみじめなら、私たちの先祖はずっと不幸でみじめな生き物でした。しかし私たちの先祖がみじめで不幸ではなかったように、ロビンソンもまたみじめで不幸ではいませんでした。 それは生きることを買うことだけにしないで、自らの力で自然の中で自活したからに他なりませんでした。
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世界遺産に登録されるのは不動産だけ。動産はダメ

このように私は縄文時代の世界遺産とアウトドア・キャンプのブームが同時に来るだろうと予想しました。

ところがどうでしょう。

予想は半分だけ当たりました。

Dr.stone』や『ゆるキャン△』、コロナ禍によりアウトドア・キャンプのブームは私の予想通り到来しました。しかし縄文時代の世界遺産登録はまだです。こちらの予想は外れた格好です。

実は世界遺産になるのは「不動産だけ」なのだそうです。だから「モナ・リザ」のような絵画は動かせるのでどんなに価値があっても世界遺産に指定されません。

そういう意味で、縄文土器だけ出土した地域は、世界遺産には選ばれないのです。土器や土偶は動産ですから。

長野県などは見事な土器や土偶を産出している地域ですが、不動産がないばかりに、縄文時代の世界遺産登録の栄誉は三台丸山だけに持っていかれてしまうことに嫉妬心が湧くわけです。そういう嫉妬の国内調整がうまくいかないらしいです。

本当は「日本の縄文時代」として選ばれればいいと思いますが、難しいのかな……

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「小江戸」「小京都」レベルのものを、世界遺産に登録しようと運動している人に言いたい

地方の「小江戸」「小京都」レベルのものを、世界遺産に登録しようと運動しているみなさん。世界遺産の本当のレベルを知っていただきたいと思います。

あなたの「推し」は、世界のレベルを知って、なお「推す」ことができるレベルのものでしょうか?

お恥ずかしいようなレベルのものではありませんか?

今夜もキャンプ場では、石器時代に戻ったような焚き火と鍋の食事を楽しむ人たちが、アウトドアを楽しんでいます。

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