雨の日の夏の車中泊の夜。濡れるのでバグネットはつかえない
雨の日の車中泊の夜のことです。その日は大雨が降っていました。高地でしたが七月だったので、暑い夜でした。
私たちは夏はバグネットを窓に張りつけて寝ています。閉め切っていたら暑くてとても眠れません。
前日の夜はバグネット換気がきいて涼しく眠れました。しかし今夜は大雨です。雨音が車の屋根をバチバチ叩いてうるさく感じるほどです。今夜はバグネットを張って窓を開けることはできませんでした。それをやるとバグネットがびしょ濡れになるし、開けた窓から雨がはいって寝ているうちに車内を濡らすからです。
だからしかたなく窓を閉めきって眠ったのですが……いくら雨でも夏はやっぱり暑い。私たちは冬でも夜中に数回ドアを開けて換気をしています。狭い車内で夫婦二人で寝ていると、さすがに夜中に酸素がたりなくなってくるからです。
暑さと酸欠に耐え切れず、すこしだけドアを開けました。ドア開け換気をする場合でも雨は車内に入ってくるのですが、わずかの時間だけ我慢しましょう。
蚊の襲来。大粒の雨でも蚊は飛んで襲撃してくる
冬と違い、夏の場合は蚊の襲来という、もう一つの難問があるのですが、今日は大雨です。蚊のやろうも飛べないだろうと思いました。ところが……翌朝になると車内に血をたっぷり吸いこんだ蚊がみつかりました。何か所も蚊に刺されていたのです。憎しみを込めてぶち殺しました。どうせ殺されるんだから襲ってこなきゃいいのに。。。
私が驚いたのは昨夜の大雨でも蚊が飛んできたということです。車の天井をバチバチ叩くほど大粒の雨が降っていたので、蚊など飛べないはずだとたかをくくっていたのです。昨夜の雨は蚊の大きさよりも大粒だったかもしれません。人間でいえば滝に打たれるか、頭からお風呂の水をぶっかけられるようなものです。
かゆみに耐えながらネットで調べたところ、蚊の身体は水をはじくようになっていて、雨の中でも飛ぶことができるんだそうです。小さいくせにいろいろと高性能なやつだ。
最新の研究では、それを逆手にとった界面活性剤を利用した防虫剤もあるそうです。界面活性剤を蚊に吹きかけると水を弾けなくなるので、水を吹きかけるともう蚊は飛べなくなるんだとか。殺せないまでも、刺さなければギリギリ許せるかもしれません。
それにしても、まさかあの大粒の雨の中、車内まで飛んでくるとは思いませんでした。
小さいくせに本当に高性能なやろうです。リスペクトします。見つけたら速攻でたたき殺しますけど。