ドラクエ的な人生

4DX映画館で『アバター : ウェイ・オブ・ウォーター』を観た感想

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『アバター : ウェイ・オブ・ウォーター』を見た感想

ここでは『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の映画評をしています。

わたしは前作(パート1)も観ているのですが、白人監督が白人を批判する映画だなあと思いました。「ウェイ・オブ・ウォーター」も同様です。

自然と調和して生きていくというアジア人ネイティブ・アメリカン)的な生き方をよしとして、科学文明で自然を征服する西欧風の生き方を否定しています。

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ペリーの黒船来航の目的は捕鯨基地が欲しかったから

とくにクジラのような大きくて賢い生き物を捕鯨して、薬をつくるのに必要な脳漿のような部分だけを取り出して残りの部分を捨て去ってしまうという描写は、かつて鯨油だけを取り出して残りの部分を捨てていた西洋捕鯨そのままだと感じました。

ペリー提督の黒船来航は、日本を開港させるのが目的でしたが、なんで開港させたかったかといいますと捕鯨基地がほしかったからです。ランプなど灯火の原料となる鯨油がほしかったのです。クジラの肉がほしかったわけではないところが日本の捕鯨と違うところです。

現代人には理解できない幕末の黒船ショック。臆病すぎる江戸幕府

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4DXシアターとは?

4DXシアターというのは、映画をただの映像だけではなく、実際に映画の中にいるかのように体験させてくれるというものです。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は4DXに対応している映画だったので、せっかくだからと4DX映画館で視聴することにしました。

4DXシアターでは、エフェクトとして映像にあわせて椅子が揺れます。風がふきつけます。劇場内がピカッと光ります。シャボン玉バブルが出ます。水の中のシーンではシャボン玉がマッチしていました。映画館に雨が降ります。霧が吹きつけます。ドライアイスの煙が画面にかかってきます。

わたしは体験しませんでしたが、香りや雪まで降らせることもできるようです。

たしかに現場にいるかのような臨場感がありました。

しかし……疲れた。見終わってぐったりしました。座席が揺れつづけて3時間見終わった後にはぐったりと疲れ切っていました。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は終始アクションシーンなので終始椅子が揺れています。さすがに三時間は長すぎました。揺らしすぎも慣れてしまうので、すこしオンとオフを切り替えてもよかったのではないかと思います。

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4DXの良しあしは、シンクロする映画の内容による。

4DXの良しあしは、シンクロする映画の内容にもよると思います。

とくに『アバター : ウェイ・オブ・ウォーター』は終始椅子がゆれています。その間ずっと脳がずっとゆれていました。

サービス精神旺盛なのはたいへんけっこうなのですが、もう一回4DXで見るのはきついな。次に見るとしたらアイマックスシアターのような座席が揺れない席で見たいですね。

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シガニー・ウィーバー(グレイス)の子キリの父親は誰だ? たぶん輪廻転生ではないか。

パート1で、シガニー・ウィーバーが演じた女科学者グレイス。

パート2では、その子ども(キリ)というのが登場します。

彼女の夫は誰か、というのが大いなる謎でした。いつセックスしたんだ(笑)?

子どもってことは、アバター同士で性交した、もしくは、アバターと原住民ナヴィとで性交したってことですからね。繁殖できるってことは「同種」ってことです。アバターとナヴィは同種なんですね。

そんなことができたのか、知らなかった。(笑)。

私の予想ですが、このキリというのは、グレイスの子供ではなく、グレイスの転生・生まれ変わりだと思います。これほど東洋思想に傾倒している本作で、輪廻転生が描かれてもまったく違和感はありません。

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青い人ナヴィの「中の人」のこと

4DXも驚きでしたが、もっと驚いたのは、けっこう可愛く描かれていたキリを演じた女優がシガニー・ウィーバーだったこと(笑)。調べてびっくりしました。14歳のキリを73歳の老婆が演じているとは……年齢差、すごいね。そしてジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』で主演女優だったケイト・ウィンスレットが海の部族の女酋長(ロナル)役で登場していたことです。

青い人ナヴィの「中の人」のことなんて、まったくわかりませんでした。

この映画のキャストというのは出来合いのCG映像にアニメの声優のように声をあてているだけなのかと思っていました。しかし実際にはモーションキャプチャーで俳優のしぐさや表情などをそのままアバターに取り入れているそうです。

モーションキャプチャーというのはランニングの動作の解析などスポーツ科学の方面でも利用されているものです。たとえば走るとき、膝をどこまで上げているかとか、上半身の前傾具合はどれぐらいだとか、ストライドはどれくらいだとか、モーションキャプチャーから得た3Dデータをコンピューターに取り込んで解析することができます。

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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。

「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
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あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。

Bitly

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スポーツの動作解析の技術で、俳優の動作をそのままアバター(ナヴィ)の動きに取り入れて映画をつくっているそうです。つまりナヴィの動きは実質的に俳優の動きなのです。彼らは声優ではなく立派な俳優だったんですね。

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次回作(アバター3)も映画館に見に行きます。

次回作(アバター3)の公開がすでに予定されているそうです。次回作もぜひ映画館で見ようと思います。脳ミソが揺れすぎて辛かった体験から、今のところ4DXで見るつもりはありません。

しかしその時が来たら、また4DXを選んでしまうかもしれません。喉元過ぎれば熱さを忘れますからね。これまでの映画にはない体験ができることは確かです。

アバター3が公開されるころには、もしかしたらもっと新しい技術が発明されているかもしれませんね。もっとVR的なものが。そしたらそれでアバター3を体験したいなあ。

立体映像ですが、これまでに見た最高の立体映像は、つくば万博で見た鉄鋼館のものでした。「思い出補正」なんでしょうか。侍がつかつかと歩いてきて目の前で刀を振り下ろしたときには「斬られた」と思ったものです。あれを超える映像がいまだに出てこないっていうのは、どうなんでしょうかねえ。

つくば万博Expo85

つくば万博巨大スクリーン事件。入賞と特別賞の関係

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