ドラクエ的な人生

ググってわからない質問をchatGPTに聞いてみた実験結果。chatGPTと世界一のブログを対決させてみた! 

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AI先生chatGPTが駆逐する職業の筆頭はウェブライター

わたしたちの時代は調べることを「ググる」と言いました。しかしこの時代が終わるかもしれません。Google先生を駆逐するのではないかと言われているchatGPT。新しいタイプの「検索エンジン」AI先生です。

このchatGPTが駆逐する職業の筆頭はウェブライターだと言われています。そりゃあそうです。chatGPTはテキスト生成AIなので、他人の記事を取りまとめているだけのキュレーター系ウェブライターはまっさきに駆逐されてしまうことでしょう。

さて、この記事を書いているわたくしアリクラハルトもブロガーのハシクレです。そして自分の記事に自信をもっています。

ここはひとつ、自分の記事と、chatGPTを対決させてみましょう。

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自信のある自分のブログ記事と、chatGPTと、どちらが優秀か対決させてみた

頂上対決です。出し惜しみせずに自分の最高の記事を投入しましょう。私が出馬させた記事はこちら。

日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か? 似てるのはどっちか。

「日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か?」という内容の記事です。実はこの記事を書くにあたって事前にGoogle検索をしてみました。ところが検索にヒットする記事はひとつもなかったのです。

「日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か?」をダイレクトに教えてくれる記事は世の中に一つもありませんでした。だからわたしがこの記事を書きました。この時点で「日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か?」についてダイレクトに答えている記事は、わたしの記事しかこの世の中に存在しません。そういう意味ではこのアジェンダに関しては「世界一の記事」といっていいだろうと思います。対抗馬が他にありませんから。

実際のところ、わたしはこの四か国語を勉強したことがないので、体験談としてはこの記事を書く資格はありません。仮に四か国語をマスターしていたとしても母国語(ものを考えたり感じたりする言語)にはどうしたって親しんでいますから客観的な判断が下せるとは思いません。だから体験談としてはけっきょくのところ公平な記事を書くことができません。

それでも工夫して客観的な指標で、日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語かについて、答えを出すことに成功しました。

私が考えた工夫というのはこういうことです。

近い言語ほど習得時間は短くて済むはず。言語的に遠ければ習得に時間がかかるハズ。

だから日本人が韓国語を習得するために必要な時間と、イギリス人がフランス語を習得するために必要な時間がわかれば、どちらが近い言語かわかるハズ。

ググった結果、イギリス人がフランス語を習得するほうが、日本人が韓国語を習得するよりも、平均的な時間は短いということがわかりました。

そのことから「英語とフランス語の方が、日本語と韓国語よりも、より近い言語だ」と結論を出しています。

「人によって違う」とか「一概には言えない」と逃げたい難しい問題に対して、マスターするのにかかる平均的な時間というそれなりの客観性を指標に、ちゃんと答えを出した自分のブログの記事に対しては、高い自己評価を下しています。

すくなくとも「他の誰も書いていない、世の中にひとつしかない記事を書いた」ことは評価に値するのではないでしょうか? その私の世界一の記事をAI先生chatGPTと対決させようというのが本稿の趣旨です。

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chatGPTる。ググってダメなので、chatGPTってみた!

「日本語と韓国語。英語とフランス語。どっちが近い言語か?」という質問に対してググってみた結果、それに答えてくれるサイトはひとつもありませんでした(今は私の書いた記事が唯一ありますが)。Google検索は全滅、全敗です。

同じ質問をchatGPTにしてみました。ここでは「ググる」に対して「chatGPTる」と呼ぶことにします。

chatGPTに質問「日本語と韓国語 英語とフランス語 どっちが近い言語か?」

それに対して以下の答えが帰ってきました。

chatGPTの解答「日本語と韓国語、英語とフランス語はそれぞれ異なる言語系統に属しているため、比較することはできません。日本語と韓国語は両方ともアジア系言語であり、共通点がいくつかありますが、異なる点も多く存在します。一方、英語とフランス語はともにインド・ヨーロッパ語族に属し、多くの共通点がありますが、発音や文法などの面で違いもあります。言語系統が異なるため、それぞれの言語を学ぶ際には異なるアプローチが必要です。しかし、異なる言語を学ぶことは、文化や歴史、習慣などにも触れることができ、多様性を理解する上で重要な体験となります。」

そのまんまコピーしたものを貼り付けました。私が当初、誘惑にかられたように「人によって違う」とか「一概には言えない」と逃げた解答をしています。これでは検索する前からひとつも知識が増えていません。調べた甲斐がありません。

勝った!!! ここはひとまず私のブログ記事の勝ち、ということにさせてもらいます。

※「条件を絞り込めば勝つのは簡単」ということを書いた私の自信ある記事はこちら。

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chatGPT検索は、質問前後で何の知識も増えないことがある

冷静に言えば「日本語と韓国語 英語とフランス語 どっちが近い言語か?」という問題に対して、習得時間だけが指標とは限りません。また習得という意味も、ヒアリングだけなのか、文字を含めて読解力までなのか、定義があいまいです。西欧人にとって中国語なんて漢字をおぼえるだけでたいへんですが、日本人はあらかた知っています。圧倒的に有利なわけです。

つまり万人が満足するような客観的な答えは「比較できません」ってことになるのでしょう。それしか選択肢がありません。検索結果の模範解答としては「比較できません」ってことなんでしょう。質問の前後で何の知識も増えませんが、答えにイチャモンをつけられるよりはマシです。

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客観的、公平な「答え」が面白い体験になるとは限らない

ちなみに「美人の定義は?」とchatGPTに聞いてみたところ、予想通りの解答が返ってきました。

chatGPTの解答「美人の定義は、文化や社会的背景、個人の好みや価値観によって異なるため、一概に答えることはできません。一般的には、外見的な美しさに注目することが多いかもしれませんが、内面的な美しさも同じくらい重要です。例えば、優しさ、思いやり、知性、自信、誠実さ、そしてユーモアなどが、美しい人としての魅力を高めることがあります。また、個人的な好みによって、外見的な特徴によって美人と感じる人が異なるかもしれません。例えば、顔の輪郭、肌の色や質感、目の形や色、髪の長さや色、身長、体型などが挙げられます。最終的には、美しさは、外見や内面の要素を総合的に判断することが必要です。そして、美しさは、個人的な価値観や文化、社会的背景によって異なるため、相対的なものであると言えます。」

やっぱりね。そういうと思ったよ。答えが返ってくる前から「時代や地域によって違う」という解答だろうな、と思っていました。予想の通りでした。面白くもおかしくもない答えです。同じように質問する前後で何の知識も増えませんでした。

「美人の定義は?」同じ質問をググったところ、「美人の特徴11選」とか「美人の定義は男と女で違う、男女248人の意見を調査した」とか「日本の美女、世界の美女」とか「美人になるためのケア方法」とか、続きを読みたくなるような記事がたくさん出てきました。それらを実際に読んだら、面白いし、知識は増えるし、時間がたつのを忘れてしまいました。このリーディングの体験をもとに、私なら一篇のコラムを書き上げることができます。chatGPTの検索結果だけからコラムを書くのは無理かな(笑)。いや、おれならできるけど(笑)。

この結果をみなさんならどう判定しますか? 私だったらGoogle先生に軍配を上げます。

このchatGPTる体験から言えることは「客観的、公平な「答え」が面白い体験になるとは限らない」ということでしょう。

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ひとつの客観的な指標しか示さないchatGPTよりも多様な答えを示してくれるGoogleの方が、ずっと使える。

chatGPTは仕事などに利用することが期待されているわけですが、私のようなコラムニスト、ウェブライターの仕事にとって、ひとつの客観的な指標しか示さないchatGPTよりも多様な答えを示してくれるGoogleの方が、ずっと使える、ということが言えそうです。

chatGPTが出現してググる時代が終わる、という論陣を展開する識者が多いのですが、私はそうは思いません。

どちらも無料ですから、まあ併用することになりますが、上の実験の通り、どちらかひとつしか検索エンジンを使えないとしたら、私はchatGPTではなくGoogleを選びます。

多くの識者たちが私とは真逆の結論なのは「そういう論調にしないと閲覧数が稼げない」ためかもしれません。新しものを紹介する内容に仕上げないと見てもらえないから(笑)。真実を追求したいのか、金を稼ぎたいのか? 両者は両立しないことがあります。

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「なぜブスは生存競争の結果、淘汰されないのか?」「なぜ超絶かわいいアイドルに子どもがいないのか?」に対する見事な回答。

Google本社だってchatGPTに危機感を抱いているじゃないか、と反論があるかもしれません。

chatGPTよりもGoogleに軍配をあげた私ですら「併用する」のです。その分、Googleから広告収入がchatGPTに流れることは間違いありませんので、広告ビジネスをしているグーグル(アルファベット社)が危機感を感じるのは当然のことです。

先ほどの「美人の定義は?」でいえば、検索する人が知りたいのは、人間の個人的なコダワリの趣味なんだと思います。たとえば私はティーンよりも熟女の方が好きです。「ロリ顔巨乳」が日本人にウケるアイドルの典型ですが、わたしはスレンダーなアダルト顔の方が好きです。こういう個人の趣味の告白の方が、客観的な美人の定義よりも読んでて面白いでしょ?

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美人の定義が決まりきったものならば、なんでブスがいまだに生存しているのか? 美人だけがモテるならば生存競争の結果、ブスは淘汰されているはずじゃありませんか? それがダーウィニズムでしょう。

美人の定義を問うときに、私が知りたいのは実際にはこういうことです。知り合いのブサイクに何人も子どもがいるのに、なんでめちゃくちゃモテたはずの昭和のアイドル達(小泉今日子とか南野陽子とか中森明菜とか薬師丸ひろ子とか原田知世とか)には子供がいないのは何故なのか?

おかしいじゃありませんか。謎でしょ? 「なぜブスは生存競争の結果、淘汰されないのか?」美人の定義を通じて、本当に知りたいのはこういうことです。それをダイレクトにchatGPTに聞いてみましょう。

この謎をchatGPTに問うたところ、なんと見事な回答が返ってきました。いや、まいった! おそれいった! こりゃあ本当にブロガー、ウェブライターの仕事はなくなるな(笑)。興味がある方はchatGPTってみてください。私が書いてもここまで見事な記事は書けないかもしれません。誤字脱字もありませんし(笑)。私なら個人的な体験談で記事に感情を込めて対抗すると思います。そういう文章には「それこそが読みたいもの」という人と「そんなものは求めていない」という人とに必ず分かれます。どっちかというと後者が大半でしょう。

やはりchatGPTにはブログライターには求められないような需要があるのです。こういうのをシンギュラリティーというのかもしれません。

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