- IR汚職裁判有罪。司法(裁判長)、よくやった!
- IR(統合型リゾート施設)とは何か? 要するにラスベガスを日本につくろうという計画です。誘致に賛成する論陣
- ラスベガスを楽しむということは、カジノを楽しむというよりは、ホテルライフを楽しむ、というニュアンス
- カジノは外国人専用。入り口でパスポートを見せて中に入る
- ホテル代は、宿泊代で儲けていないからビックリするほど安い
- カジノ丁半博打・必勝の賭け方「倍賭け法」
- カジノ必勝法「アゲインスト(掛金の小さい方)に賭ける」
- ジャックポット(スロットマシーン)を狙わない限り、カジノで負けることはない
- 人間は生まれついてのギャンブラー(ナチュラル・ボーン・ギャンブラー)最大の賭けぐさは、おのれの命に他ならない。
IR汚職裁判有罪。司法(裁判長)、よくやった!
本日(2021年9月7日)、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で起訴された現職国会議員の秋元司被告に執行猶予なしの実刑判決がつきました。まだ上告がありますが、この件でコメントしたいと思います。
正直いって、私は秋元衆議院のことは知らないし、この人のことはどうでもいいと思っています。国会議員なんて次から次へといくらでも代わりがいます。
だいたいもうすでに贈賄側が有罪になっているのに収賄側が無罪判決を取れると思う方が、頭が浮世離れしていると思いませんか? 理屈が成り立たんでしょうが。
でもいちおう現職の国会議員を執行猶予なしの有罪判決にしたわけですから、司法には「裁判長、よくやった!」をつけてあげたいと思います。もしかしたら私などが知らない忖度という上級国民への配慮を乗り越えた勇気ある判決だったかもしれないからです。
IR(統合型リゾート施設)とは何か? 要するにラスベガスを日本につくろうという計画です。誘致に賛成する論陣
私が主張したいのは、いくらでも代わりがいる国会議員に有罪判決が出たことではなく、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業のことです。私は賛成に一票。ここでは統合型リゾートがどんなにすばらしいところか、知らない人に教えてあげたいと思います。
IRとはホテル、シアター、展示会場、ショッピングモール、カジノなどが集まった統合型リゾートのことです。要するにラスベガスのような街を日本につくろう、ということですね。
私は世界中を旅してまわった人間ですが、もう一度遊びに行きたい街の最上位にラスベガスがランクインします。ピラミッドももう一度見たい、パリも大好きだ、バンコクのマッサージも捨てがたいが、やっぱりラスベガスが大好き。何度だってラスベガスに行きたい。何だったらベガスに住みたい。
そういうラスベガス的な統合型リゾート施設に、この収賄議員がマイナスイメージをあたえていないか、ということだけが気になります。ただでさえカジノには金の臭いがつきまとうというのに、贈収賄なんて暴力事件の次にカジノにダメージをあたえる事件ではないかと思うのです。
ラスベガスを楽しむということは、カジノを楽しむというよりは、ホテルライフを楽しむ、というニュアンス
私が生涯でもっとも面白かった観劇は、シルク・ドゥ・ソレイユの『KA』という演目です。
「なあんだ、シルク・ドゥ・ソレイユか。日本で何度も見たよ」
ラスベガスに行ったことのないあなたは、そう思うかもしれません。
冗談じゃありません。日本に来ているシルクドソレイユの他の演目(たとえばコルテオとかサルティンバンコとかアレグリア)とはレベルが違います。
KAはベガスのMGMというメガホテルで上演されているのですが、劇場の舞台装置が一体となってショーを助けているから、日本で上演できないんですよ。演者が全員来日しても、KAは再現できないのです。MGMごと来日しないと。
このMGMというのが日本では見たこともない巨大ホテルです。マイクタイソンとか、パッキャオとか、世界一のスポーツ興行を行ったりするのがMGMですね。
ほかにもラスベガスにはびっくりするようなメガホテルが立ち並んでいます。
ラスベガスのメガホテルを知ってしまうと、どんな日本のホテルを見ても「小さい」「金がかかっていない」「つまらない」という感想しか抱けないようになってしまいます。それほどラスベガスのメガホテルのインパクトが大きいのです。日本のホテルしか知らない人にはベガスのメガホテル群の凄さは想像もできないと思いますね。
ホテルの中でサブスリーランナーが満足できるランニングができてしまうぐらいの巨大ホテルです。
ラスベガスを楽しむということは、カジノを楽しむというよりは、ホテルライフを楽しむ、というニュアンスなのです。
決してギャンブルだけの街ではありません。
カジノは外国人専用。入り口でパスポートを見せて中に入る
その統合型リゾート施設(IR)事業を日本にもつくろうというムーブメントの中で、中国企業から収賄を受領したというのが上の国会議員です。
中国はマカオを擁しておりIR先進国です。マカオというのがまた超楽しくて……語りだすとキリがないので止めておきますが、大小などの中国的賭博のいかがわしさと、ラスベガス的近代ホテルが両方ある統合型リゾートタウンとなっています。わざわざ訪れるだけの価値がある場所ですよ。
男だけの旅だったら香港よりもマカオの方が面白いんじゃないかな。
ラスベガスに話しを戻しますが、ファミリーショー、無料ショーもたくさんで、夜もキラキラで朝まで楽しめます。これは渋谷とか歌舞伎町とかのキラキラ感とはぜんぜんレベルが違うものです。
日本人の夜の過ごし方。あまりにも面白い日々を過ごしすぎてしまったのでフツーの生活が退屈でしょうがない。アジアのバックパッカーは社会復帰できない
しかしこういう外国から大金とともに人が流れ込む統合型リゾート施設の建設に対しても、反対する日本人が多いから嫌になっちゃう。どうせあんたらラスベガスに行ったことも見たこともないんでしょ?
すぐにギャンブル中毒とか、無一文になって破産する人が出てきて可哀想とか、極端な主張をしてIRを否定しようとする。そんなこと言うんだったら、証券取引だって無一文になって破産する人が出てくるんだから、株式取引なんてやめにしたらいいじゃないか。
そもそもソウルやシンガポールのカジノなどは入り口でパスポートを見せないと中に入れません。外国人専用だったりします。日本人が日本のIRで賭博で破産する心配をする必要はないのです。
むしろラスベガスの楽しいところだけを日本人は楽しむことができるでしょう。
ホテル代は、宿泊代で儲けていないからビックリするほど安い
ラスベガスのホテル群はありえないほどリッチなのに、ホテル代はビックリするほど安いのです。なぜかわかりますが? 宿泊代で儲けていないからです。
ホテルが無料ショーなどを開催して、格安ルームでとにかく人に来てもらって、カジノでお金を使ってもらおうというビジネスモデルなんですよ。
リッツホテル以上のゴージャスホテルに、東横インぐらいの値段で宿泊できます。
カジノではビールなどアルコールが無料だったりもします。酔っぱらって気が大きくなって「有り金全部BET!」と大きく賭けてもらおうというカジノ側の作戦です。
カジノ丁半博打・必勝の賭け方「倍賭け法」
カジノだって「倍賭け法」という不敗の賭け方があるのを知っていますか? これは1万、2万、4万、8万、16万、32万円……と倍々に賭けていく方法です。
確率二分の一の丁半博打だったらまず確実に勝つことができます。
たとえばルーレットの赤黒の確率二分の一博打で、ずっと赤にベットするとします。
1万円賭けて負ける確率は2分の1。軍資金1万円。
2万円賭けて負ける確率は4分の1。軍資金3万円。
4万円賭けて負ける確率は8分の1。軍資金7万円。
8万円賭けて負ける確率は16分の1。軍資金15万円。
16万円賭けて負ける確率は32分の1。軍資金31万円。
32万円賭けて負ける確率は64分の1。軍資金63万円。
64万円賭けて負ける確率は128分の1。軍資金127万円。
どうでしょう。軍資金127万円あれば、負ける確率128分の1です。まず負けません。
丁半博打で7回連続で黒ばっかりでるなんてことは、賽の目を操作していない限りはほぼ不可能です。
ね、必勝法でしょ。必ず勝てます。
その代わりバックも小さく当初のベット1万円しか戻ってきませんけどね。
カジノ必勝法「アゲインスト(掛金の小さい方)に賭ける」
もしかしたらカジノ側がさいの目を操っているのではないかと不安ですか? 実際にわたしはマカオのリスボアというカジノで「さいの目を読む女」に会ったことがあります。この女のいうとおりに賭けると最初は勝てるのですが、調子に乗って全財産賭けるとそこで負けてしまうというカジノとグルのいかがわしい女です。
でもね……もし胴元が賽の目を操れると思うのだったら、だったらもうひとつ必勝法です。
丁半博打ではアゲインストに掛けましょう。掛金の小さい側に賭けるのです。
黒と赤の丁半博打で、周囲の掛け金が赤の方が多かった場合、反対(アゲインスト)の黒に賭けるのです。
もしカジノ側がさいの目を操作できるとしても、カジノ側は黒に勝たせるはずです。だって赤の方が掛金が大きくて胴元の負けが大きいわけですから。
この場合、自分が賭けることによって黒と赤のパワーバランスが逆転しないように注意してください。
別にカジノはあなたからお金を巻き上げなくても、全体として勝てばいいわけですから、むしろカジノが賽の目を操作してくれたほうが、あなたは勝つことができます。常にアゲインストに賭ければいいんですよ。
ジャックポット(スロットマシーン)を狙わない限り、カジノで負けることはない
「倍賭け法」をときどき使用して、少額ベットのアゲインストに常に賭けて、私はラスベガスでは基本的に勝っています。ビュッフェ代やシルクドソレイユ『オー(O)』などの観劇代などはカジノの勝ちで払いました。まあ……ジャックポットという悪魔の箱(当たれば30億円とかが出るスロットマシーンです)に結局は軍資金のすべてを吸い込まれてしまうわけですが(笑)。承知の上でやっていることです。
くりかえしますが、統合型リゾート施設(IR)の建設にわたしは賛成しています。この日本の未来のためにも。
カジノは外国人専用にすれば、日本人のギャンブル破産なんて心配する必要はなく、カジノホテルの無料ショーやプールやビュッフェなどのおいしいところだけを楽しむことができるでしょう。
この先、日本は人口減で経済的な見通しも暗い国です。おいしい食事やきれいな水など観光資源で諸外国からお金を流入させなければならないというのに、面白すぎる統合型リゾート施設(IR)建設に、博打に対する倫理観だけで反対してどうしますか?
賭博に反対って……そもそも人生は博打ではないのですか? あなたは人生を何かに賭けてはいないのですか?
収賄議員のせいで、IR計画がとん挫しないことを祈っています。
ラスベガス最高!!!!!
人間は生まれついてのギャンブラー(ナチュラル・ボーン・ギャンブラー)最大の賭けぐさは、おのれの命に他ならない。
人はどうしてギャンブルにハマるのか? ギャンブル中毒なんていう病気が存在するのか?
それは人生がギャンブルに似ているからだと思う。
人間は生まれついてのギャンブラーなんだろう。
恋人を選ぶとき、それはギャンブルに似ている。ふたりの好きな人のうち、どちらを妻にするか。それは赤か黒かどちらかを選ぶ賭けに似ている。
必ず赤が来ると思っていても、人生はそう思った通りには行かない。予想もしなかった力が働いて黒が来ることもある。それが人生だ。
その人生を自分のルールに従って力強く生きていくことは、ギャンブラーの生き方に似ている。だから人はギャンブルにハマるのだろう。
だからおそらくギャンブル中毒を治療する最高の方法は、お金よりももっと大切なもの、生命をかけたギャンブルをはじめることだ。そうすれば、そっちに夢中になって、ちっぽけなゲームのことなど忘れ去ってしまうだろう。
この人生で最高の賭けぐさは、おのれの命にほかならない。