ドラクエ的な人生

清水公園フィールドアスレチック

千葉県野田市にある清水公園のフィールドアスレチック場に行ってきた。これはその生レポートである。

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清水公園へのアクセス、営業時間、料金は?

夏季と冬季で営業時間が違います。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

fieldathletics.jp
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おとなのフィールドアスレチックで、腕力を鍛える

そもそも何でアスレチックに行こうと思ったのか。

それは私ハルトの腕力が、あまりにも貧弱で、情けないために、かねがね鍛えたいと思っていたからである。

ランナーの私は脚は使うが、腕はほとんど使わないのだ。

Tレックスのようなものだ。太ももは太いが、腕は貧弱だ。

ある日のこと、公園にあった遊具の雲梯を猿のように渡ろうとして愕然としたことがある。

次の雲梯に飛び移れないのだ。昔は一段飛ばしで腕を伸ばして飛び移れたというのに。

それどころか鉄の棒に長い間ぶら下がっていることもできない。

学生時代はこうではなかった。いつのまにおれは雲梯すらできないような体になってしまったのだろうか。

ランナー腰痛に悩まされていることもあり「ぶら下がり」にも興味があった。

ところがこれらの運動には、ヒジョーに問題がある。

やっていて面白くないのだ。腕立て伏せも、ぶらさがり運動も、全っ然おもしろくない。

アスレチックなら楽しみながら腕力を鍛えることができるのではないかと思った。

ここはひとつ「おとなのフィールドアスレチック」で、腕力を鍛えることに挑戦してみようではないか。

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平日は空いている清水公園フィールドアスレチック

休日は混んでいるらしいが、ド平日に行ったため、貸し切り状態であった。

アスレチック場が貸し切りだとメリットとデメリットがあるのを知っていますか?

メリットは後ろから来る人にせかされないことだ。

ただの壁を乗り越えるだけの障害物で、立ち往生してしまうこともある。

壁の頂上で、壁を乗り越えられず、私は進退きわまった。

壁を登るときは頭から、壁を下るときは足から下りたいのだが、体がうまく入れ替えられない。

進めないし、戻れなくなってしまったのだ。どうしよう(汗)?

こんなとき後ろに人がいたら、待たせてしまうし、何よりも恥ずかしい。

滑り台系のアトラクションを自分の服でまっさきに掃除することになるのがデメリット。

服が汚れます。

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体操部VS山ヤのアスレチック対決

イロハは中学時代は体操部の選手であった。平均台にも乗っていたし、バク転もできた。

フィールドアスレチックは自分の分野とばかりにはりきっている。

それに対して私ハルトは、学校一の長距離選手であった。登山経験も豊富だ。

おのおのの分野でどっちが上手にプレイできるかは一目瞭然であるが、フィールドアスレチックではどうであろうか?

体操部VS山ヤのアスレチック対決。ファイト!!

杭の上をヒョイヒョイ歩く系のアトラクションはイロハも上手にこなす。こちらもトレイルランニングで鍛えた敏捷性で負けていない。

ところが高いところに登る種目になると、ヒョイヒョイ登っていくイロハに対して、私はおっかなびっくりノロノロである。楽しんでいる人と、ビビっている人の差である。イロハのスピードについていけない。

私は運動全般できた方だが、平均台を上手にやれたとは思えない。

やはりアスレチックは体操部の圧勝であろうか。

ところが「あれ?」と思うような状況に直面した。イロハが腕の筋肉痛を訴えだしたのだ。

 

ただのロープを伝うだけの競技なのだが、とにかくロープが前後にグラグラ揺れて安定しない。

腕力のないTレックスの私はこういう場合は常に足をたよりにしている。

こういうのは体幹で支えるのだ。体幹の筋肉をぐっと締めて、足の筋肉で揺れを吸収しながら進む。

クライミングでも手足の4点で体を支えるが、たよりにするのはあくまでも足だ。

体操部系イロハは揺れに乗ってしまおうとするがうまくいかない。両方のロープがばらばらに揺れるからである。腕の力でロープを手繰り寄せている。

やがて、腕の筋肉が疲れ切った頃、イロハが乗れないアトラクションに、私は平気で乗れるという状態になった。

私は槍ヶ岳から西穂高まで縦走しているが、あの時もそうだった。

最初はおっかなびっくり取り付いた「落ちたら死ぬような壁」も、だんだん慣れてくるのだ。恐怖心がマヒしてくる。「次はこれか」と次々と障害物を乗り越えるようになる。やがてルート上の壁と崖の見分けがつかなくなり、危うくコース外の崖を下って死にそうになったことがあった。

木とロープでできた人工の障害物とはいえ、気を抜いたら危険だ。

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死ぬかもしれない危機に、脳が覚醒し、活性化する。

イロハは高いところで休憩している。腕に疲労がたまっているようだ。

バ✖と煙は高いところが……ボコッ(夫が妻に殴られた音)。

私はそそくさと降りる。

高いところで休憩なんてどうかしている。

山の上ならまだいい。いくら標高が高くても大地の上だもの。

しかし木杭やロープの上で休むのは、クライミング中、崖の上で眠るクライマーのようなものだ。

そのタフな神経は、私にはない。

恐怖で心がすくむ。体は休めても、心が休まらないのだ。

三点確保のクライミングの原則を維持しているが、平時の感覚ではない。

地上4,5メートルぐらいであるが、落ちたら骨折は確実だ。頭蓋骨から落ちたら死ぬかもしれない。

死ぬかもしれない、という恐怖で脳が目覚める。

いつもは使っていない脳の部位が覚醒する。それは生存本能と呼ばれるものかもしれない。

普段じゃありえない体勢で、普段は使っていない筋肉を使って、生き残るための力を振り絞る。

脳が目覚めたような気がする。脳ミソが若返ったような気持ちだ。

障害物を降りて地上に降り立つとホッとする。

もうこれ以上落ちることはない大地は本当にありがたいなあと思った。

3000m級の登山中に感じたことを、街中のアスレチック施設で感じた。

フィールドアスレチックは死ぬかもしれない危機感で、脳を覚醒し活性化してくれる。

非常にお手軽に。

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とっても楽しいフィールドアスレチック

おそろしい思いもしたが、もちろんそればかりではない。

清水公園フィールドアスレチックには、楽しい施設がたくさんある。

「ありじごくランニング」という施設がある。重力に引かれて下に落ちてしまうというアトラクションである。

今こそTレックスの鍛えぬいた脚力を見せる場面である。

全力で走ると引力圏を突破して枠から飛び出しそうになった。

サブスリーランナーには要注意の施設だ。逆の意味で。

『サブスリーの難易度』(ランニングの技術まとめ)
サブスリーランナーというのは、『そこらへんの一般市民100人がマラソンを走ったら、トップでゴールできる人』ぐらいのイメージでいいのではないかと思います。 マラソンは練習しないでちんたら走ってもちっとも面白くないと私は思っています。ゴールしたら倒れるぐらいのつもりで必死に走ってはじめて面白いスポーツなのではないでしょうか?
最速のストライド走法フォームの作り方。後ろに蹴るのではなく、前に突き出してストライドを稼ぐ
ストライドは開脚して伸ばすのではなく、宙に浮かんで伸ばします。なぜ「ハサミは両方に開かれる・ヤジロベエ走法」が、速く走れるのかというと、前傾姿勢の「動的バランス走法」よりも、ストライドが伸びるからです。 骨盤・腰椎を立てれば膝が高く上がります。そして落下するあいだもストライドを稼ぐことができるのです。

こいつも危ない。ハムスターがよく回っているやつだが、快速ランナーが飛ばしすぎると、ハムスターのように中で一回転する羽目になる。ほどほどに遊びましょう。

スピード練習しなければ、スピードにふさわしいフォームは身につかない。動的バランス走法
「動的バランス」とは、動いていることでかろうじて維持できるバランス状態のことをいいます。自転車は進み続けている限り倒れませんが、止まると倒れてしまいます。「動的バランス走法」とは動いていることでかろうじて維持できるバランス状態のまま前に走りつづける走法をいいます。
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フィールドアスレチックには宿便を排泄する効果がある。

さてフィールドアスレチックの腕力を鍛える効果であるが、間違いなくあるようである。

アスレチックで遊んだ翌日、イロハは腕が筋肉痛になった。

脇の下あたりが筋肉痛になって「こんなところに筋肉があったのか」と驚いていた。

アスレチックは腕力を鍛えるのに効果がある。

私の場合は宿便がドバっと出た。体幹に力を入れたため、腸が刺激されたのであろう。

いつもは使わない態勢で、使わない筋肉を使ったせいで、あるいはいつもは使わない脳の本能に近い部分を刺激したために、詰まっていたものが流れたのだろうと思う。

宿便が出て、体幹の筋肉が刺激されたために、体が締まったような気がする。

アスレチックは美容と健康にもいいようだ。

高いところから落ちてケガしないように気を付けてお楽しみください。

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