飛行機内を、日本の山小屋風に雑魚寝するわけにはいかんのか?
私は飛行機で、あまりにも長時間固い椅子に座り続けて痔になったことがあります。
肛門の周りが鬱血して血栓によって痔になるという症状で、一種のエコノミークラス症候群です。
エコノミークラス症候群になった実体験談。血栓性外痔核と旅行者血栓症
帰国して、普通の暮らしをしているとすぐに忘れてしまうのですが、飛行機内で苦しんでいるときに、いつも妄想していることがあります。
それは雑魚寝の日本の山小屋です。男も女も家族も他人も関係なく、日本の山小屋では隣通しになって雑魚寝をするじゃないですか。
妄想というのは、椅子なんていらんから、飛行機で雑魚寝はできんのかいなってことなんですけど。
多くの選択肢を。雑魚寝にして、チケット代を安くする
椅子を全部撤去して、すべて床にすれば、飛行機の重量が減って、燃料の減りがすくなくなるはず。そのぶんチケット代も安くできるのではないでしょうか? そもそも飛行機本体の代金が安く済むはずです。
寝袋のようなものを配布して客を床に寝かせれば、全員が楽ちんじゃないですか。どうせ夜は機内を暗くするんだし。なんなら上下二段にすれば、椅子がない分、今までよりも人が多く運べるんじゃないでしょうか?
食事の時間などもありますが、ロングフライトの場合、ほとんどの人が、ほとんどの時間を寝て過ごします。だったらそれに特化した雑魚寝の飛行機があってもいいと思うんだけどな。少なくとも私はそういう飛行機に乗ってみたいです。
船旅の船底の二等客室は雑魚寝スペースのほうが椅子よりも人気
おなじ旅客輸送系でいえば、船にもこの山小屋風の雑魚寝部屋がありますよね?
大型客船の船底のほうにある二等客室は、たいてい床だけがあって、フリースペースになっています。おのおのがそこにブランケットを敷いたりして雑魚寝しています。とても楽ちんです。椅子に座るよりも、むしろ雑魚寝の床のほうが、いいスペースだと認識されています。
昔の船などはハンモックをつかっていました。なんなら飛行機の機内をふたつにわけて、前部は椅子にして、後部はハンモックスペースにしたらどうでしょうか?
椅子がいい人はそちらを予約して、ハンモックがいい人はそちらを予約することにすれば選択肢が増えます。食事のサービスがあるのは椅子の人たちだけで、ハンモックの人にはなにも出ません。でも最近のLCCだと食事サービスがないのも普通だし、眠ってしまえば腹も減りません。むしろ寝ている途中に起こさないでくれと言いたいぐらいです。
ハンモックならば、エコノミークラス症候群にかかって痔になることもないでしょう。
そして楽に目的地に着くことができます。
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