幼い頃からずっと牛乳で育ってきました。
国策のなすがままでしたね、給食の影響ですから。
しかしウルトラマラソンランナーにはベジタリアンが強いと例の本(後で紹介します)に書いてあったことから、ベジタリアンに転向しました。
日本人ベジタリアンは肉の代わりに大豆が使えます。
ハンバーグはダイズでつくれます。大豆ハンバーグ、豆腐ハンバーグ、おからハンバーグ、代替肉はみんなダイズです。
ウルトラディスタンスを走りとおすために、牛乳を豆乳に変えました。
動物性たんぱく質を植物性たんぱく質に変えたら、本当に持久力がつくのでしょうか?
このページでは実体験に由来した豆乳生活のメリット、デメリット。
身体に与える影響などを語っています。
【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのハルトと申します。
初マラソンの4時間12分から自己ベスト2時間57分まで、知恵と工夫で1時間15分もタイム短縮した頭脳派のランナー。市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ホノルル、ユングフラウ、ロトルア、ニューカレドニアなど海外マラソン歴も豊富。雑誌『ランナーズ』で数々の記事を執筆していたプロのライターです。
「頭のよさでライバルに走り勝つことができるか?」その答えを書いたハルトの【サブスリー養成講座】を展開しています。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
夢は海外移住。希望移住先はもう決まっています!!
※この稿の内容は以下のとおりです。
牛乳と豆乳の栄養成分を比較しても無駄
牛乳と豆乳の成分表と首っ引きでその優劣を競うことをしている人が世の中にはいますが、このページではそのようなことは一切しません。なぜって無駄だからです。
「この一か月、豆乳しか口にしなかったよ」という人がいれば話しは別ですが、そんな人はいません。牛乳だけで生きている人なんていないのです。
主食こそがメインの栄養素であり、それを無視して、単体で牛乳と豆乳の栄養素をくらべても意味がありません。
エネルギー量(カロリー)も同じことです。主食を抜きに、水分だけを語ってもまるで意味がないではありませんか。
牛乳の方が豆乳よりもカルシウムが豊富ですが「アーモンドフィッシュ」をおやつにボリボリ食べる習慣の人にとってカルシウム含有量の差はまるで意味がありません。
豆乳の方が牛乳よりも 鉄分が豊富ですが鉄分豊富な卵を毎日食べる習慣がある人にとって、鉄分の差は牛乳・豆乳対決の選択基準とはなりえません。
どちらも優秀な飲料である。とだけここでは簡潔に書いておきます。牛乳と豆乳、栄養差はさほどありません。
栄養価を気にするならば主食とのバランスで考えるべきでしょう。
豆乳に切り替えるべき人
それではどのような人が、牛乳から豆乳に食生活を切り替えるべきでしょうか。
牛乳を飲むと腹を壊す人がいます。このような人は牛乳を豆乳に切り替えるべきでしょう。
腹を壊す理由は、乳頭です。うまれつき、牛乳由来の乳頭を消化吸収する酵素が弱い人がいるのです。
ガゼイン・アレルギーの人も牛乳はやめて豆乳にしましょう。
鍛えたり、慣れたりというものではありません。
このような人たちは一刻もはやく豆乳に切り替えるべきです。
豆乳は牛乳の代わりになるか?
結論を先に書きます。
料理には、まったく問題ありません。
豆乳は牛乳の代わりを立派につとめてくれます。
牛乳が必須と思われているグラタンもシチューも問題なくつくれます。味も劣りません。
ただしホイップクリームをつかったケーキをつくったりする場合はさすがに牛乳をつかったほうがいいと思います。デザートには牛乳の方が向いています。
また豆乳は長い時間加熱し続けると、タンパク質が固まって分離してしまうという性質があります。
我が家ではインド・ネパール由来のチャイを飲んでいるのですが、牛乳でなく豆乳でつくっています。
チャイというのは煮立てるミルクティーなのですが、豆乳をあまりに立てるとタンパク質が分離してしまいます。
ひと煮立ちしてすぐに過熱をやめるのがコツです。
BORN TO RUN
例の本というのが、こちら。
『BORN TO RUN 走るために生まれた』
この本の中には二人のスーパースターが登場します。
スコット・ジュレクと、アルヌルフ・キマーレ。ふたりとも肉を食わない。菜食主義者なのです。
動物性たんぱく質を摂取していないのです。そして100km、100マイルといったウルトラディスタンスの持久走に無類の強さを誇っていました。
作品の中でもさりげなく「植物食こそが超長距離に強くなる秘訣である」と提示されています。
当時、100kmウルトラマラソンの10時間切りに挑戦し、失敗し、悩んでいた私は藁にもすがる思いで動物性たんぱく質をやめることにしました。
ラーメンを食べてもチャーシューは残しました。
注文の時、チャーシューをメンマに代えてもらえるならばそうお願いしていました。
ラーメン汁には豚の背アブラが含まれていたこともありますから厳密にはヴィーガンではありません。ゆるいベジタリアンです。
牛乳をやめて、豆乳に切り替えました。
動物性たんぱく質は消化にエネルギーをつかうため、疲れやすいという説があります。肉食獣のライオンがいつも寝ているのは、動物性たんぱく質を消化するのにエネルギーを過剰に使うからだとか。
豆乳の植物性たんぱく質で、私は持久力トレーニングを積み重ねました。
必殺の「ばあちゃん走法」という新しい走法を編み出し、牛乳時代には達成できなかった目標を豆乳で達成することができました。
豆乳のおかげか? と聞かれたら、よくわからない、と答えるしかないのですが、豆乳を飲みつつ記録を更新したことは確かです。
マラソンというのは本番かぎりの勝負ではなく普段の生活態度がレース成績に大きくものをいいます。超長距離で私が成績をおさめることができたのは、普段のトレーニングを順調にこなすことができたからです。
それには疲労を蓄積させないことが何よりも大切です。
もし植物性たんぱく質が動物性たんぱく質よりも疲れにくいたんぱく質なのだとしたら、順調にトレーニングできたのは豆乳のおかげかもしれません。
私は植物食をつづけて市民ランナーの三冠王グランドスラムを達成しました。
アミノ酸スコアが気になる人は豆乳・牛乳を併用したらいいのではないかと思います。
タマゴは許すなんちゃってヴィーガンになるとか。
時々サンダルでランニングしている人をちまたで見かけると思いますが、みんなこの本の信奉者です。
きっと彼らは牛乳ではなく豆乳を飲んでいると思いますよ。
豆乳の現実的なメリット
牛乳にくらべて、豆乳の方が値段がちょっと安いという現実的なメリットがあります。
店舗によって違いますが、全国的にも豆乳の方が牛乳よりも安く手に入れることができるはずです。
味も栄養価もほぼ同じならば、豆乳のほうが家計にやさしいのです。
それだけでも牛乳を豆乳に切り替える価値があります。
毎日走り、毎日ゴクゴク飲む長距離ランナーはすさまじいほどの豆乳を消費します。
一日一リットルぐらいはあたりまえに飲みます。すると困ったことが起きます。
一週間分の買い物をまとめてすると、買い物袋の重さで腕がちぎれそうになります。
買い物で、一番重いのは水分ではありませんか?
牛乳を豆乳に切り替えるともう一つメリットがあります。
牛乳の賞味期限は一週間ほどではないでしょうか。
しかも常温に弱く、冷やしておかなければなりません。
それに比べて豆乳は5か月ほども賞味期限があります。
常温に強く、冷蔵が保存の絶対条件ではありません。
大量に買い込んで家に常備しておくことが可能なのです。
するとひとつ絶妙なアイディアが頭に思い浮かびませんか?
そうです。豆乳は通販で買えるのです。
いや、むしろ通販で買うべきなのです。
豆乳は通販で買った方が便利
豆乳の最大のメリットは「通販で買える」ということです。
買い物中もっとも重たい豆乳を通販で買ってしまえば、買い物が非常に楽になります。
私も牛乳を豆乳に変え、豆乳をアマゾンで買うようにしてから、買い物がメチャクチャ楽になりました。
これからはネット通販の時代です。
とくに重たいものは配達業者に配達してもらいましょう。
その方が効率的です。買い物革命です。
我が家では、豆乳はアマゾンで配送してもらっています。
地球一周走り旅(正確には二周目)に挑戦するランナーがごくごく豆乳を飲むために、実店舗で購入していては間に合わないため段ボールで「大人買い」しています。
アマゾンならば、一度、登録しておくと次からの購入がワンクリックで超簡単です。
天下のキッコーマンの調整豆乳。
こちらは特濃豆乳。私は普段こちらを飲んでいます。
マルサンにもしょっちゅうお世話になっています。豆乳界に二大巨頭ではないでしょうか?
味はキッコーマンの普通豆乳と変わりません。
自宅で湯葉料理が食べられます
こちらは無調整豆乳。自宅で湯葉料理が食べられるのを知っていましたか?
鉄板に無調整豆乳を薄く垂らすと、表面に膜ができます。それが湯葉です。
長時間似るのが調理のコツです。膜が厚くなってから箸先ですくってください。
そしてそばつゆなどにつけて食べてください。無調整豆乳がベターですが、調整豆乳でもつくれます。
アマゾンプライムの会員登録はお済みですか
配送料金が気になる方は、アマゾンプライム会員になることをオススメします。
プライム会員は配送料金が無料になるというサービスです。
サブスクリプション・ビデオが見放題というサービスもついていて、こちらが魅力で会員登録する人もたくさんいます。
✖✖はレベルが上がった(まとめ)
このページでは、豆乳と牛乳のメリット(デメリット)を比較してきました。
栄養面では大差・優劣なし。むしろ栄養面は主食とのバランス次第だから「考慮に及ばず」です。
むしろ豆乳は賞味期限が長く常温に強いため通販で買うべきだ、という結論です。
牛乳をやめて豆乳にする生活を10年以上つづけています。
豆乳に慣れると、すこし牛乳の生臭さが気になるようになります。
賞味期限の長い豆乳が家に常備されているのでいくら渇き切ってランニングから戻ってきても安心です。
週に2回以上行かなければならなかった買い物も、週1回で間に合っています。
これからの時代、重たいものはネット通販で注文し、配達員さんに運んでもらいましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。