ドラクエ的な人生

つくば万博Expo85

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

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ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ

突然ですが、みなさん、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンは大好きですよね? テーマパーク、面白いもんね。

では、万博はどうでしょうか。そうです。万国博覧会です。

世の中に万博好きってあまり聞きませんが、私は万国博覧会が大好きです。ディズニーランドよりもUSJよりも万博のほうが好き。万博も立派なテーマパークですよ!

ばんぱくばんざい。ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。

映画『20世紀少年』で少年たちがどうしても行きたかったのは、岡本太郎『太陽の塔』で有名な大阪万博でしたが、私にとっての最初の万博は国際科学技術博覧会『つくば万博』Expo85です。

人生初デートで行ったのがこの万博でした。男3人女3人の集団デートでしたけれども。あの時一緒だった彼・彼女たちは今どこで何をしていることか。幸せだといいな、と思います。

そんな思い出補正がかかっていますので、もはや客観的に記述することは不可能なのですが、とにかく最高に面白かった。いやホントにつくば万博最高でした。

つくば万博の原体験が、私を万博フェチに導いたのだと思います。

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衝撃の3D映像『鉄鋼館』

人生で初めて3D映像を見たのが、つくば万博でした。

衝撃的だったのが『鉄鋼館』。人生初の3D映像だったのですが、サムライがつかつかと目の前に歩いてきて日本刀を振り下ろすのです。

その瞬間「切られた!」と思いました。あの衝撃は今でも忘れられません。会場中に悲鳴があがりました。恐怖と絶叫でした。会場の一体感もすごかった。当時、3D映像なんて、誰も経験したことのある人がいなかったのです。「ただの映像だろ」なんて平然としている人はひとりもいませんでした。

電車とか野球のボールがこっちに向かってくるという今ではお約束の3D映像も、全員恐怖の悲鳴をあげて、赤青メガネをかけた観客全員が首が千切れるほどのげぞっておりました(笑)。ああ恐ろしかった。

その後、東京ディズニーシーのマジックランプシアターを見ても、映画『アバター3D』を見ても、あの鉄鋼館の臨場感、感動、恐怖は戻ってきません。あれほどの完成度の高い3Dにはそれ以降、一度も出会ったことがない気がします。

あれは本当に思い出補正だったのかな? もしもう一度、体験できるのならば、つくば万博の鉄鋼館の3D映像を体験してみたいです。あれは本当にすごかったです。

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人生初の「リニアモーターカー」はメチャクチャ遅かった

またリニアモーターカーのおもちゃのような乗り物にも人生で初めて乗りました。リニアモーターカーというのは今から30年ぐらい前(1980年後半ごろ)には「未来の電車」として子供向けの本に出ていましたから「幼い頃に聞いた未来の電車にやっと乗れたか」という感じでした。

子供本で紹介されていたリニアモーターカーは新幹線よりも速いという夢の列車でしたが、つくば博のリニアはただ「浮いているのを体験」しただけの遅い乗り物でした。帰りの常磐線の方がずっと速かったです。つくば万博の最寄り駅はTXつくばエクスプレスの「万博記念公園駅」だと思っている人がいるかもしれませんが、当時は「つくばエクスプレス」なんてありませんでした。常磐線の牛久駅と荒川沖駅の間に「万博中央駅」という臨時駅があり、エキスポライナーという特別列車が走っていたのです。かつてつくば万博へは常磐線で行ったのですよ。

立ち乗りコースター」という立って乗るジェットコースターがあって、下からスカートの中を覗けるとかいう噂が男たちの間に流れておりました。さりげなく私も空を見上げるかのように装いながら上を見ましたが、何も見えませんでした。(笑)。あの場所で、みんなさりげなく上を見上げていて、はずかしかったなあ。

現在の「つくば万博跡地」は『夏草や兵どもが夢の跡』という感じです。「太陽の塔」が残っている大阪万博(1970年)と違い、ほとんど何も残っていません。

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私の世代の万博ではありませんが、太陽の塔は本当によくぞ残してくれました。当時の関係者に後世の者の一人として感謝したいです。「アブ・シンベル神殿」がナセル湖に水没していたら、どんなにルクソールが寂しかったか。価値のわかる人がいたんですね。ちゃんと。

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「愛する人」から「時を越えて」手紙が届いた。科学万博ポストカプセル2001

最後に「つくば万博」の最大の功績・遺産「科学万博ポストカプセル2001」という企画について書き残しておきます。これは「つくば万博」の会場で投函した年賀状が、16年後の21世紀元旦に届くという素晴らしい企画でした。

手紙文化の普及のため、という郵政省の公的な目的は、Eメールという予想もしなかったイノベーションの出現のために達成することはできませんでしたが、これを企画した方は、誇っていただきたいと思っています。

たしか「未来の自分に年賀状を送ろう」という謳い文句だったために、言われるまま私のように「未来の自分に宛てて」書いた人が大半だったようなのですが、中にはこっそり「愛する誰か」に書いたという人もいたようです。

そして16年という歳月が流れました。

21世紀がはじまった。その元旦――

その手紙が届いたときに、手紙を書いた人はもうこの世の人ではなくなっていました。いわば「愛する人」から「時を越えて」手紙が届くことになったのです。

映画のジャンルに「死んだ人がよみがえる」「死んだ人と交信できる」系の涙腺崩壊系作品群がありますが、そのリアル版です。

あまりにも感動話が多く、出版もされているようです。

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16年がどれだけ人と人を変えることか。

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