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干支(十二支)で年齢をあてるという芸をもつトルコ人

干支(十二支)で年齢をあてるという芸をもつトルコ人

トルコを旅していた時のこと。干支で年齢をあてるという芸をもつトルコ人に会いました。おみやげ屋さんの店員さんでした。日本人御用達のお店らしく、日本語もペラペラ。

そして女性に年齢を聞くのではなく、干支(十二支)を聞くのです。

十二支というのは、中国由来の暦法。ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い、という例のやつです。実際には呪術的な運用もあるようです。厄年をうらなうときに使われますからね。

その十二支を女性たちに聞いて「へえ。ひつじ年? 若いね、見えないよ」とか言って女性の関心を買っています。

イロハ

うそ? 年齢わかるの?

すると、女性の年齢を見事に当ててみせるのでした。中国人ならともかく、トルコ人ですよ。なかなかの芸だと思います。日本語もペラペラですし……

ハルト

わたしには無理です。

イロハ

ちょうど十二歳、まちがえたりしないのかな?

ハルト

ときにはわざと間違えたりして、十二歳若く言ってみるとかw

イロハ

それでおみやげが売れたら、作戦勝ちね

昨今では、日本人でも数か国語を使いこなす店員さんを見かけることがあります。

先日も、大阪の黒門市場で見た路上販売をしているおばちゃんは見事に韓国語、中国語、英語と使い分けていました。

お見事! と思うのですが、商品説明と売買のやり取りをしているだけなのです。

もうひとひねりあるといいのですが。

ハルト

そんなときに、いつもあの日本語ペラペラで、十二支で年齢をあてていたトルコ人店員さんを思い出すのでした。

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