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トラベル英会話のボキャブラリー。英語学習・中級者の、かたよった語彙

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ゲリラ英語学習法。敗戦の記憶

先日、有楽町ガード下の居酒屋で飲んでいたら、隣に旅行中のアジア人が座った。なんで旅行中とわかったかというと小さなスーツケースを転がしていたからだ。

この居酒屋は、QRコードで注文する今風のオーダーシステムを採用していた。隣のアジア人が私のようにオフラインスマホ派だったら助けてやるか、と思ってチラチラと彼のことを見守っていた。

もはやスマホがないと海外旅行はできない。そう思っておいた方がいい

そのアジア人は困っていた。オフラインスマホではなかったが、メニューの内容がすべて日本語で、写真がないために、何をオーダーすればいいのかわからないらしい。

ちなみにメニューに写真がないのは、日本では珍しいが、諸外国では当たり前のことである。ワールドスタンダードのこの居酒屋が悪いわけではない。

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英語学習中級者の、かたよったボキャブラリー

私は英語塾に通っている。先生の言っていることはほぼ全部わかるし、英語で人に話しかけることにも慣れてきた。

ハルト

ここはひとつ助けてやるか

 

そう思って、困っている隣のアジア人に英語で話しかけた。居酒屋のオーダーぐらい、私なら余裕でこなせるだろうと思ってのことだ。

彼は中国人であった。彼は少し甘いカクテルや、定食のようなものが食べたいらしいらしいのだが、ノーイメージのメニューを翻訳してやろうと思って、急に私の舌は動かなくなった。

ハルト

やべえ。なんて訳したらいいのか、ぜんぜんわからない

焦った。料理や酒を、英語で言えないのだ。私ならできると思ったのだが、ぜんぜん無理だった。なんで自分なら大丈夫と思ったのであろうか?

エイヒレの炙り焼きとか、もつ煮込みとか、ぼんじりの焼き鳥とか、カレイの煮つけとか、熱々チゲ鍋とか、なにも翻訳できなかった。緑茶ハイ、とか、かぼすハイボールとか、ゆずみつサワーとか、どれも説明に戸惑った。外人になんて言えばいいんだ?

そもそも焼酎を英訳しようとして、頭が真っ白になった。ショーチューはショーチューなんだろうが、なんて説明したら中国人にわかってもらえる? ジャパニーズ・ラオチュウ? ちょっと違う気がする。せいぜいジャパニーズ・リキュールか?

英語云々よりも、そもそも食べ物に関する知識が不足している。ゆずレモンサワーとゆずレモンハイは何が違うのだ? サワーとハイの違いが、英語以前にわからない。

ちなみに私は英語塾ではもっと高度な英会話をしている。先週は「AIとシンギュラリティー」について語ったし、「勧進帳と歌舞伎」について語ってみんなから拍手喝采されたこともある。そんな私だから、居酒屋のオーダーぐらい簡単だと思って気楽に話しかけたのだが、完全に無理ゲーだった。ふだん私が使っている単語の質と、居酒屋のオーダーとでは、ボキャブラリーがまったく違ったからだ。

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すべてはボキャブラリーの問題。分野が違えば、使う単語の質がまったく違う

先週、英語のニュースを見ていた。片山さつき財務大臣が財政について英語でフリートークしていた。もちろん彼女はアメリカに留学しているし、東大法学部出身で天才と呼ばれているような人だから、英語はペラペラであたりまえ、と多くの人は思うかもしれない。

私は字幕なしだと彼女の英語は三分の二ぐらいしかわからなかったのだが、それは彼女が財務について語っていたからである。もしも単語が全部わかったら、彼女の言っていることは全部わかったと思う。スローでクリアな英語だったし、難しい構文でもなかった。単語さえわかれば、ぜんぶ理解できただろう。ボキャブラリーの問題なのである。

片山大臣の場合、財政の会議だったから流暢に喋れたのであって、もしもこれが軍事や医療や農業の会議だったら、通訳なしで通用したかどうかは、正直わからない。なぜなら財政用語と、軍事用語、医療用語、農業用語はまるで違うからだ。

もしかしたら彼女は医療のボキャブラリーはまったく持ってないかもしれない。年金や育児や貧困対策やコンピューターはどうだろう。食べ物や飲み物のボキャブラリーも完璧だろうか?

この世界にはありとあらゆる分野が無限に存在するので、どれかの分野にはまったく通じていないだろう。たとえば料理はまったくダメかもしれない。もしも料理について語る会議だったら、まったく話せないし聞き取れていないかもしれない。だって使う単語がぜんぜん違うから。

外国語を学ぶっていうのは、そういうことなのだ。

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料理や飲み物の英単語は、トラベル英会話のうち

そうすると、英語が喋れるっていうのはどういうことだろう? 英語がわかる、わからないの境目はいったいどこにあるといえるのか??

このように、英語が喋れるっていったってどこかに限界がある。どこかの分野についてはまったく喋れないわけだから。どこかの分野では壁にぶち当たるに決まっているのだ。この分野については喋れるが、この分野についてはちょっと喋れない、というのが本当だろう。それは日本語だって同じことだけれど。

私の場合、旅行英語について理解できればそれで十分、ということになる。それ以上は求めすぎだろう。なにも財政や心理学やファッションについて英語で流暢に語れる必要はない。追い求めたらきりがない。終わりのない旅になる。

しかし料理や飲み物の英単語はトラベル英会話のうちだなあ、とつくづく思った。それができないと、隣に座ったアジア人を助けてあげることもできないし、自分が注文するときも、困ったことになりかねない。

台湾で指さし注文が失敗した時も、もしも食べ物を英語で説明できたならば、問題にならなかったかもしれないのだ。

指さし注文のススメと失敗例。あてずっぽう注文は危険なロト

トラベル英会話には、料理や飲み物が含まれる。そのように認識しておこう。

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