どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
イロハ「ええ~ん。毎年行ってた犬吠埼マリンパークが2日後に閉館だって」
( ノД`)シクシク…
ハルト「何ィ? 2日後ってどういうことだ。閉館自体ショックだけれど、なんでそんな急に?」
イロハ「施設の老朽化、とくにボイラーが限界なんだって」
ハルト「むむむ。。。閉館はしかたがないとしても、発表して二日後に閉館っておかしくないか。これじゃあ最後にもう一度お別れに行こうと思っても行けやしない」
イロハ「そうだよね。閉館を発表したら、思い出のある人たちが最後に『お別れ入園』するだろうってことが予想もつかないのかしら」
ハルト「ちまたには閉店、閉店と騒ぎ立てて客を呼び込みまくって、いっかな閉店しないお店がたくさんあるっていうのに。。。一か月前に発表して欲しかった。せめて次の週末ぐらいまでは開園を続けるべきだろうに。子供たちが悲しむぞ」
イロハ「何か深いわけがあるのかしらね。名残惜しいね」
ハルト「まあ確かにイルカプールの水が(イルカが)気の毒なぐらい汚れていたのは確かだけれど。アマゾンの淡水魚水槽や、勃起したクジラのペニスの標本とか、見ごたえのある展示がいっぱいだったのに。最後にもう一度見たかったな」
イロハ「またひとつ、お気に入りの場所がなくなっちゃった」
( ノД`)シクシク…
ハルト「世界にお別れを告げる巡礼の旅を続けている者としては、向こうから先にお別れされるとかなしいね。
たしかにお客さんのすくない水族館だったけれど、そこがまたよかったんだけどな。
水族館っていうのは、周りに誰もいないと、とても素敵な場所なんだ。自分が水の中にいるような気になることがある。
箱根の水族館でのことだけど、ドビュッシーの『月の光』が流れる中、バイカルアザラシが優雅に泳いでいるのを、たった一人で眺めていた時。至福だったなあ。忘れられないよ。
早朝だったから俺しか客がいなかったんだ。あの感覚は、お客さんの多い水族館では味わえないよ」
イロハ「本当にハルトは水族館好きだよね」
ハルト「東京水産大学(東京海洋大学)受験しようかと思ったぐらいだからね。18歳の時には、自分がこんなに船酔いする人間だとわかっていなかったんだ」
イロハ「水族館というカタチで日本ほどレベルの高い展示をしてくれる国は他に知らないなあ。諸外国では『見たければ直接海で見なさいよ』という感じだものね。日本は水族館大国だよ。水族館のすごい水圧に耐えるアクリルパネルは日本製なんでしょう?」
ハルト「そうだよ。最近では外国もだんだんレベルが上がってきているけれど、日本の水族館が出店しているようなものなんだ」
イロハ「個人的におススメな水族館は?」
①美ら海水族館(ジンベエザメ) ②鳥羽水族館(ジュゴン) ③鴨川水族館(シャチ)。
ハルトは大きな生き物が大好きです。近くの海にクジラが打ち上げられたニュースを聞くと、仕事を休んで見に行きたくなります。大きな海洋生物を飼育している水族館には入場料を払わないわけにはいきません(笑)。巨大ホオジロザメを展示してくれたら、絶対に見に行きます(飼育が難しいようですが)。ホネでもいいからシロナガスクジラが見たくて、下関水族館『海響館』に行ったこともあります。房総和田のクジラ解体作業も無料見物では申し訳ないぐらい面白く感じています。
ハルト「客観的に選ぶなら大物を揃えている水族館だけど、水族館には出会いがあって、それらはとても個人的なものだから、本当の意味でのベスト水族館はまた別にあるよ」
イロハ「どういうこと?」
ハルト「展示されているのは生き物だから、死んじゃったりするでしょ? 海遊館のジンベエザメなんか、行くたびにいつも大きさが違う気がする。伊豆三津シーパラダイスの巨神兵みたいに大きかったセイウチも、もうとっくに死んじゃって別の固体になっているもの」
イロハ「セイウチが小さくなったってガッカリしてたものね」
ハルト「タチウオがキラキラ光りながら立ち泳ぎしていた水槽も幻想的だったなあ。ライティング次第で、タチウオはものすごく美しく展示できるよ」
イロハ「私はイワシの大群が大好き。一匹一匹はただのイワシだけれど、イワシ・トルネードはキラキラ光って本当に素敵だよね」
ハルト「犬吠埼マリンパークには、セイウチもイワシもいなかったけれど、静かに海の生き物と向き合える本当に素敵な水族館だったんだけどな。残念だな」
イロハ「本当に残念。何とか再生できないのかしら」