世界中で崇拝されている関羽(クワン・ユー)
曹操が劉備の怒りをそむけるために関羽の遺体を祭ったことにはじまる道教の神様。
中国人にカンウと言っても通じません。毛沢東(マオ・ツァートン)を「モウタクトウ」とか「ケザワヒガシ」と言っても通じないのと同じです。
ハルトはハノイの関帝廟を探すときに中華街の誰もがカンウを理解してくれず、赤ら顔の長い髭をもった古代の中国戦士「red face」「long bead」「ancient chinese warrior」とジェスチャーを交えてやっと理解してもらうことができました。
武神が基本ですが、そろばんを発明した説もあり、そろばんを持っていることもある。商売の神ともされる。それゆえに世界の中華街に関羽様がいるんですね。聖関君(ホイ・クワン・クン)でも通じます。
三国志には道教の神様、関羽が登場します。
道教というのは、黄巾の乱や五斗米道から生まれてきた中国の土着の宗教です。教祖の張角も登場します。
関羽が神となったのは、直接には曹操が劉備の恨みを避けるために、神として葬祭したことが切っ掛けです。
しかし中国としてのアイデンティティを喪失し、異人に支配されていた漢人のために、漢民族のために戦う忠義の人物として主役としてピックアップされたのか関羽なのだそうです。
ここでは世界で出会った関羽様の画像をすこしづつアップしていきます。
これは口髭と顎髭がわかれているバージョンの関羽様。
仏像あつかいされています。
関聖帝君と呼ばれることもある。
こちらは関帝廟
劉備玄徳と張飛翼徳と一緒に諸葛亮孔明を訪れたところ。
三英傑戦呂布。二刀流なのが劉備。
三国志最強の呂布に対して、関羽、張飛、そしてなぜか劉備玄徳の三人の英傑が取り囲んで戦うという猛将系キャラクターが好きな三国志ファンにとっては最大の見せ場です。
関羽千里行。忠義のために。
台湾ランタン祭りにて。かわいい関羽。
同じくランタンの関羽さま。こちらはデカい。
周倉が青龍偃月刀を持っているのがお約束。
タイランドの関羽様。
ご存知横山三国志の原画です。「桃園の誓い」
中華圏、中華街に行けば、世界中に関羽様はいます。
知性の象徴である本を手にしています。文武両道の将軍という評価です。そこがこの人と違うところですね。
これまで見た中で最大の関羽さま。
虎の娘を犬に嫁がせることができようか!
インドネシアの関羽。関公廟
赤兎馬設定はどうなった?
三英傑戦呂布。三対一なんて卑怯だぞ。
サッとかわす。関羽さまよりも呂布奉先がカッコよく見えてしまう一瞬です。
お土産としても人気。
門構え(もんがまえ)がないのが、中国本土の簡体字です。