ドラクエ的な人生

冷房と除湿の違い。電気代はどっちがお得か?

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バックパッカーは知っている。「日本の夏は不快」

夏ですね。暑い日々が続いています。

ずっと日本で生きていたら、ただ夏が来たとしか思わなかったと思います。

しかし地中海地方などの「乾燥している夏」を知ってしまうと、湿気のある日本の夏は過ごしにくいものでしかありません。

夏は暑くて外に出ず、冬は寒くて外に出ない。日本人というのはあまりいい場所に住んでいるとはいえません。

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【除湿で十分】暑いのに汗が出ない夏。理由は乾燥しているから

ちょうど今、東京オリンピック2020をやっています。テニスの選手が「あまりにも暑すぎる。日が落ちてからナイトゲームにすることはできないか?」と苦言を呈したそうです。

この選手もイギリスとかフランスの夏は知っているはず。それにくらべてあまりにも日本の夏が不快だったからこう言うのでしょう。

ある夏のバカンスを、私はエジプトのカイロで過ごしました。砂漠地帯で暑いは暑いのですが、カラッと乾燥しているため汗がまったく出ません。一週間ガラベイヤという民族衣装で過ごすことができました。日本の夏なら半日で汗ビチャになっていたと思います。

エジプトの民族衣装ガラベイヤ。

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エアコンは夏の最高のおもてなし。エアコンは避暑地よりもいい

そんな過ごしにくい不快な日本の夏ですが、今はエアコンがあります。エアコンは夏の最高のおもてなしではないでしょうか。

どんな避暑地もエアコンにはかないません。

エアコンを全開にして室内で過ごす分には、日本だろうとタイだろうとカプリ島だろうと変わりません。(厳密には太陽の明るさが違ったりしますが、室内なので無視します)

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大切なのは地球への負荷ではなく、人生の濃さ

私は省エネのミニマリストなので、なるべく電気ガスなどは使用したくない生き方をしているのですが、あまりにも暑いと、何もやる気が起きないまま一日が終わってしまいます。カルペ・ディエム。今日という一日を摘みとれ、という哲学からいうとそれは損失なので、エアコンだけは地球に負荷がかかろうとも使用することにしています。

いやあ、エアコン最高!

それでも心のどこかでエコ系ミニマリストの血が脈打っているので「冷房」はつかいません。「除湿」のみです。

ところでこの「冷房」と「除湿」どんな差があるのでしょうか。また電気代にはどれほど違いがあるのでしょうか。

調べてみました。

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「冷房」と「除湿」の違い

リモコンのボタンを見てください。「暖房」の反対が「冷房」です。「除湿」は別の場所にボタンがありませんか?

「冷房」は部屋を冷やすための機能です。

「除湿」は湿度を下げるための機能です。エジプトの夏でわかったように湿度さえカラッとしていれば夏でも不快ではないのだから、除湿で不快は吹き消せるはず。

しかし使ってみればわかりますが「除湿」でもかなり部屋の温度を下げることができます。

けっきょく「冷房」も「除湿」も、求める「結果」は「冷やす」「湿度をさげる」と別ですが、同じ原理を利用しているそうです。

部屋の中の暑い空気を吸い込んで、外の熱交換器で熱を吸収します。そのときに結露現象が起こるのでそれをホースで外に排水しているのです。冷房にも除湿効果があり、除湿にも冷房効果があるということですね。「冷房」は「除湿」だし、「除湿」は「冷房」なのです。

このような「除湿」は「弱冷房除湿」と呼ばれたりします。目的は除湿なのですが、結果として冷房になってしまうというわけです。

冷えるのが嫌な人(エジプトのような、乾燥した暑い夏がほしい人)は「再熱除湿」というタイプの除湿機能を使う必要があります。こちらは空気中の水分を取り除いた後、再度熱してから室内に戻すというものですから、部屋は冷えません。

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「冷房」と「除湿」電気代はどっちがお得?

自然な状態から環境を遠ざけるために電気のパワーを使うのですから、部屋が冷えた方が電気がかかるはずです。

そう思い込んでいましたが、間違いないでしょうか。調べてみました。

結果は予想通りでした。

除湿と冷房では除湿の方が電気代がかからないそうです。ただしそれは「弱冷房除湿」の場合です。「再熱除湿」の場合では、冷やしてまた熱して戻すため、いちばん電気代がかかります。

というわけで、除湿ボタンしか押さない私の選択は正解だったようです。

ちいさい部屋なら除湿で十分部屋も冷えるよ。いま、室温26度です。全裸マンには寒いぐらいです。

エアコン使用はほどほどが大事です。

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「冷房」と「暖房」電気代はどっちがお得?

さて、ここまで来たら最後のクエスチョン。「冷房」と「暖房」電気代はどっちがお得?

私の予想では「冷房」。「暖房」の方が「燃やす」というベーシックな方法が通用するだけ原始的なテクノロジーではないでしょうか。簡単な分だけ「暖房」の方が電気代がかからないだろうと予想。

ところが調べてみると、夏の冷房代よりも、冬の暖房代の方が一般的には多くかかるそうです。

それというのも、電気代は温度差によるからです。夏の35℃を26℃に下げるにはマイナス9℃だけですが、冬の5度を26度にするにはプラス21℃ぶんのエネルギーが必要です。

外気温ダイエットと同じ理屈ですね。

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その差で「暖房」の方が一般的にはお金がかかるそうです。残念、予想は外れました!

エアコンは心から発明に感謝したい文明の利器のひとつだと思っています。

エアコンさえあれば、どこでも暮らせます。部屋の中なら、自宅がいちばん快適だったりします。

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