ドラクエ的な人生

「手数料!」ネット証券と実店舗型証券会社の購入、運用、売却、手数料の差

スポンサーリンク

FIRE達成の億り人が証券会社の手数料を比較する

ここではFIRE達成の億り人である筆者が、自分の主力投資先である

A。楽天証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

と、

自分の意志ではなく、相続の結果、お付き合いすることになった

B。ちばぎん証券 Jプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)

というふたつの投資信託について、運用手数料、売却手数料などを比較しようというものです。

相続のような機会がなければ、実店舗証券会社である「ちばぎん証券」とおつきあいすることはまずなかったと思うので……ネット証券が実店舗証券会社とくらべてどれほど優秀か検証するのがこのブログの目的です。みなさん参考になさってください。

FIRE早期退職。「自分が死ぬ」前提でないと仕事はやめられない。

スポンサーリンク

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と、Jプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)の概要

そもそも論ですが、AのeMAXIS Slim 米国株式はアメリカの株式パッケージ、BのJプレミアムはJの文字がJAPANを示すように日本株のパッケージです。どっちが儲かる可能性が高いって? そんなのアメリカ株パッケージに決まっているじゃないですか。聞くだけヤボってものです。だから売却益(キャピタルゲイン)の比較には興味がありません。配当(インカムゲイン)はBにはあるが、Aにはありません。そもそも投資信託の性質はまるっきり違っています。

あくまでもここで比較しようというのは、証券会社の買付手数料、信託報酬、信託財産留保額です。

【相続・実体験】株式・投資信託の評価基準日。死亡日がはっきりしない場合の税務署に申告する金額は?

スポンサーリンク

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の販売会社、運営会社、保管会社

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は米国株式S&P500指数に連動しようとするファンドです。ちなみに投資信託というのは販売会社、運営会社(委託会社)、保管会社(受託会社、信託銀行)がそれぞれ別になっています。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の場合、

販売会社は、楽天証券

運営会社は、三菱UFJアセットマネジメント

信託銀行は、三菱UFJ信託銀行

となっています。

投資信託と高配当ETFの違い。どちらに投資した方が得か。

スポンサーリンク

Jプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)の販売会社、運営会社、保管会社

Jプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)については、円建ての外国投資信託をマザーファンドとしています。買うのは外国の投資信託だとしても、狙っているのは日本株(日経平均株価に連動)というわけです。

1.販売会社は、ちばぎん証券

2.運営会社は、T&Dアセットマネジメント

3.信託銀行は、三井住友信託銀行

となっています。

【FIREムーブメント】エブリデイ・クリスマスは難しくても、エブリデイ・サンデーは簡単に達成できる。

スポンサーリンク

証券口座で投資信託を運用するときにかかる三つの手数料

証券口座で投資信託を運用するには、三つの費用(手数料)がかかってきます。

1.購入時手数料(買付手数料)

2.信託報酬(管理費用)

3.信託財産留保額(換金手数料)

この手数料は、投資信託の販売会社によって違ってきます。つまり投資信託という有価証券そのものではなく、楽天証券とちばぎん証券という窓口の手数料の違いがわかるということです。

スポンサーリンク

楽天証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の購入時手数料、運営管理費、売却時手数料は?

楽天証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の場合。

1.購入時手数料(買付手数料) なし

2.信託報酬(管理費用)日々の純資産総額に対して、年率0.09372%をかけた額

3.換金時の信託財産留保額(換金手数料) なし

となっています。この内容は目論見書を読めば書いてあります。購入時手数料も、換金時手数料も「なし」です。年利0.09372%だけがかかります。1000万円あずけて年間で9372円です。非常に優秀(良心的)です。

スポンサーリンク

ちばぎん証券 Jプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)の購入時手数料、運営管理費、売却時手数料は?

それに対して、ちばぎん証券のJプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)の場合、運用会社T&Dアセットマネジメントの商品としては、

1.購入時手数料(買付手数料) 購入価額に、3.30%(税抜3.00%)を上限として販売会社が個別に定める率を乗じて得た額がかかると目論見書に書いてあります。つまり1000万円の投資信託を買っただけで、33万円の手数料が引かれます。うおお。た、高い……。楽天証券ならゼロ円なのに……。

2.信託報酬(管理費用)日々の純資産総額に対して、年率1.1495%をかけた額がかかると書いてあります。1000万円あずけて年間で114,950円です。楽天証券の9372円とくらべるとだいぶ高いと感じませんか? 投資先は成長の見込みのない日本株なのに……。

3.換金時の信託財産留保額(換金手数料) なし。ただし目論見書ではこうなっているのですが、販売会社ちばぎん証券の規定により、それとは別に売買手数料が取られると「証券口座契約締結前交付書面」に書かれています。売り方が、対面、電話、オンライントレードで手数料は変わってくるのですが、約定代金が1000万円以下のばあい、オンライントレードで売買手数料が0.39325%+8,937円かかるようです。つまり1000万円のJプレミアム・インカムファンド(年4回決算型)を売却した場合の手数料は、おそらく48,262円もっていかれるのではないかと思います。うおお。投資先は成長の見込みのない日本株なのに……(しつこい)。

こうなると早く売ってしまいたくなりますね。日本株なんて将来ないと思うもの。いわゆる損切りの発想です。停滞している株式を売って、優良株(優良証券会社)に乗~り乗~り乗り換えるした方が、最終的には有利でしょう。

しかし売却には「相続人全員の同意」が必要です。つまり「遺産分割協議書」と「法定相続人情報一覧図」のワンセットが必要になってくるのです。相続人全員をはやく法務局に証明してもらいましょうというのです。

【相続・実体験】法務局「法定相続情報一覧図」作成サンプル(叔父叔母の遺産を甥、姪が代襲相続する場合)

実店舗証券会社は手数料で儲けているとは知っていましたが、これほどまでボッタクリとは驚きました。そして自分が選んだネット証券がやっぱり正しかったのだと確認できました。

モバイルバージョンを終了