【相続・実体験】法務局「法定相続情報一覧図」作成サンプル(叔父叔母の遺産を甥、姪が代襲相続する場合)

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【相続・実体験】真っ先にすべきことは「法定相続情報一覧図」作成と

親が亡くなり、遺産相続人となった場合、真っ先にすべきことは何でしょうか?

死亡届の提出? その通り。そりゃあそうです。それをやらなければ火葬することもできません。あたりまえのことです。ここでは役所の手続きではなく、遺産相続を主語として述べています。遺産相続に関して真っ先にすべきことは何でしょうか? 遺産分割協議書の作成? 人によってはそうかもしれません。相続人が一人の場合はそれさえ必要ありません。

ここでは実体験から法務局に提出する「法定相続情報一覧図」の作成と認証を最初にすべきこととしてオススメしています。すくなくとも私の実体験としてはそうでした。

そして叔父さん叔母さんの遺産相続を甥、姪が相続する場合の代襲相続のケースについて法定相続情報一覧図の書き方について解説しています。

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生命保険(死亡保険金)の受け取りは比較的はやく進む

死亡届の提出や、葬儀費用の支払いなど、お金が発生しない手続きや、お金を支払うケースについてはサクサク進むのが相続です。それに対して遺産を受け継ぐなどお金を受け取るケースでは遅遅として進まないのが相続というものでした。

お金を受け取る系の事務処理の中で、遺産相続を経験したものの実体験として、初期に手続きが終わるのは役所への葬祭費(埋葬料)の請求などです。これは本人の死亡を条件に手続きが開始できるためすみやかに手続きが完了できます。

老齢年金の最後の一回分の請求なども、手続きはサクサクと進みます。同居の親族しか請求できないなどの条件があるため、相続人全員の同意が必要ないからです。

みなさんの中には、お役所は手続きが遅く、民間は手続きが早いイメージがある人も多いと思いますが、こと遺産相続に関しては真逆になります。役所の手続きは早く、銀行や証券会社の手続きは遅遅としてすすみません。

ただその中でも「生命保険金の受け取り」は比較的早く進めることができます。死亡保険金の受け取り人はたいてい誰か一人に決まっているため、相続人全員の同意が必要ないためです。そもそも死亡保険金は相続財産にカウントされないルールなので、遺産分割協議書の対象ですらありません。

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【遺産分割協議書】相続人全員の押印と印鑑証明が必要

ウチの相続の場合、遺産分割協議書の中で、遺産はすべて現金化して、換価分配しようということになりました。株式や投資信託などもすべて現金化して分割することになりました。そして証券会社で投資信託を現金化する手続きから始めたのですが、「相続人全員の同意」がないとほとんど手続きを進めることができませんでした。遺産相続でお金を受け取る場合、基本的には「相続人全員の同意」が必要になると考えていいでしょう。それがないと手続きがまったく先に進みません。この「相続人全員の同意」というのは「遺産分割協議書」&「相続人全員の実印押印と印鑑証明」が証拠書類になります。こいつがないと手続きがぜんぜん進みません。

遺産分割協議書には決まりきった書式がありませんのでいちおう「何をどう書いてもいい」ということになっているのですが、実はそうはいきません。「すべての遺産をAが受け継ぐ」のようなあいまいな表現だと銀行や証券会社はいい顔をしませんでした。実際に私も銀行や証券会社でのヒアリングで「一円単位まで金額まで書く必要はないが、せめて●●銀行●●支店ぐらいまでは具体的に書いてください」と注文をつけられました。参考にしてください。

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叔父叔母の遺産を甥、姪が代襲相続する場合

叔父・叔母の遺産を甥・姪が代襲相続する場合、

①叔父・叔母(被相続人)に配偶者、子供がいないことを証明するために被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要

②被相続人の父母が亡くなっていることと、すべての子供(被相続人の兄弟)を洗い出すために、被相続人の父母両方の出生から死亡までの戸籍が必要

③甥・姪が代襲相続するためには、被相続人の兄弟が亡くなっていて、そのすべての子供がわかるようにする必要があるため、被相続人の兄弟の出生から死亡までの戸籍が必要。

金融機関に提出するのは、遺産分割協議書だけでは書類が足りません。そこにサインした人が法定相続人全員であるのか、金融機関は確認しなければなりません。すべての法定相続人が同意していることが証明されなければならないのです。だからそれがわかる証拠が必要なのです。そのために被相続人の出生から死亡までの戸籍などが必要となってくるのです。叔父さん叔母さんの遺産を甥、姪が代襲相続する場合だと上記のように必要資料は膨大な厚みとなります。これら有料の資料をいちいち金融機関に原本提出していたら、バカにならない時間と費用がかかります。

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「法定相続情報証明制度」とは? 法定相続情報一覧図があれば戸籍謄本や住民票の提出をしなくてもいい

証券会社や銀行には「遺産分割協議書」を提出するだけでは不十分です。三人兄弟なのに二人ぶんのハンコしか押してないのは論外として、腹違いの兄弟や隠し子などすべての相続人の同意がないと手続きが先に進みません。

これを証明するのが被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本なのですが、この書類の取得に結構なお金がかかります(相続人の戸籍や住民票なども求められます)。多くの銀行、証券会社と付き合いがあると、膨大な書類と金額が必要になってきます。この手間を簡略化するためにできたのが法務局が無償サービスで行っている「法定相続一覧図」です。一度、法務局にすべての必要書類(被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本。相続人の戸籍や住民票など)を提出して、法務局が「法定相続一覧図」に間違いがないことを確認すると、一覧図に法務局の認印を押してくれます。そしてその写しを発行してくれます。

金融機関は法務局お墨付きの「法定相続人情報」があれば、いちいちすべての戸籍の提出や相続人のチェックなどをしなくなります。法務局でちゃんと確認しましたよ、というお墨付きがあるからです。この「法定相続一覧図」があれば証券会社などに戸籍謄本などを提出しなくて済むようになります。「法定相続一覧図」を一度作ってしまえばその後の相続が格段に楽になります。相続人の数が多ければ多いほど「法定相続一覧図」を先に作った方がいいでしょう。

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「法定相続一覧図」の作成方法と注意点

法務局に「法定相続一覧」申請するときには、戸籍謄本などの原本還付をお願いしましょう。とにかく遺産相続において原本は返却してもらうことです。その原本は他でも使いますから。銀行や証券会社なども昔は原本提出を義務づけていたようですが、最近では原本を確認して、その場で自社でコピーをとって原本は返却してくれるケースが多いようです。戸籍などは最悪また役所で発行してもらえますが、遺産分割協議書などは原本は一部しかないのでどのみち原本を提出するわけにはいきません。

私は二度ほど「法定相続情報証明制度」を利用させてもらったのですが、いずれも法務局のチェックを一度では通りませんでした。それほど「法定相続情報証明制度」のチェックは厳密なものです。私の失敗をここに書き残しますので、これから作る人は参考にしてください。

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叔父の死。甥、姪の代襲相続のケース

親が死んで子供が相続するような一般的なケースは比較的簡単です。法務局に様式および記載例があります。そこに自分の名前や住所を記入するだけです。

主な法定相続情報一覧図の様式及び記載例:法務局

ところがウチの場合は叔父の死亡で甥と姪が代襲相続という特殊なケースだったので、適切な様式も記載例もありませんでした。

普通、相続財産は妻子のもとに行くのですが、叔父は独身で子供はありませんでした。この場合、父母に遺産が行くのですが、父母も老齢で死んでいます。この場合、叔父の兄弟に遺産が行くのですが、兄弟も全員亡くなっていました。甥と姪がいますので、甥と姪が代襲相続することになったのです。

さて、この場合の法定相続一覧図はどう書いたらいいのでしょうか?

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死んだ人の名前は書かない。実名は被相続人(本人)と相続人のみ

「法定相続情報一覧図」は自分で作成する必要があります。法務局は調査して認印を押してくれるだけです。私の場合、法務局に相談して「法定相続情報一覧図」を完成させました。そのときのノウハウをここに書き残しておきます。

まず被相続人(本人)に妻子がいないことは、一覧図上は系図を示す線を引っ張らないだけで済みます。次に父と母ですが、一覧図に「父」「母」とのみ書けばOKでした。叔父の父母ですからもしも生きていたら100歳を超える年齢です。常識的に死亡していると考えられるので死亡日も記入しませんでした。父母の欄をしっかりと書かなければならないとすると、法定相続情報が三層(父母、本人、甥と姪)になってしまうので困ったことになるのです(様式、記載例は二層が前提となっている)。しかし父母と書くだけで済みました。

叔父の兄弟については、死亡日をしっかりと記入します。和暦(令和×年×月×日)を使わないと駄目です。お役所の文書では西暦は使いません。亡くなっている人の名前は書きません。「被代襲者」とのみ書きます。

そして代襲相続人である甥と姪の住所と生年月日、名前をしっかりと記入します。

簡単そうに見えるでしょ? でも私はこの法定相続情報一覧図を認めてもらうために二回もはねられてしまいました。そう簡単ではないのです。

次に、私が受けた役所のイチャモン(厳密なチェック)を以下に書き記します。

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住所の「の」が抜けているとイチャモンをつけられる

みなさん。住所と地番は違うって知っていましたか? 私は知りませんでした。この手の言葉づかいを俗に「お役所文学」と揶揄したりしますが、ほんとうに法務局などの役所では独特な言葉づかいをするのです。

地番 ××1丁目2番地3

住所 ××1丁目2番地の3

「同じじゃねえか! 郵便届くぞ! 頭、使えや! 人間でしょ?」とツッコミたいところですが、役所にはいっさい通用しません。法定相続情報には住所を記入する欄があるのですが、私は「の」が抜けている、と指摘を受けて却下されました。普段書いているとおりに気楽に書いたらダメです。住民票とピッタリ一字一句同じ住所を書かないと却下されます。「の」があるかないかは役所では死ぬほど大事なことなのです。

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隠し子、異母兄弟、異父兄弟はいないか? 戸籍が抜けていると却下

私の場合、祖母(被相続人の母)の戸籍の途中一部が抜けていたために却下を食らいました。要するに遺産相続人に該当する「隠し子」「異母兄弟」「異父兄弟」がいないことを証明しないとならないのです。したがって父母の戸籍は通しで欠けていては通りません。

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相続発生時に死亡していないか? 戸籍の発行日に注意

私の申請の場合、遺産相続が一カ月おきに連続して起こったため、取得した戸籍が流用できると思っていました。さすがに三カ月以上前の古い戸籍だったら取り直したのですが、一カ月前のものなら使用できるだろうと思いました。ところが法務局で却下されました。

なぜダメなのか法務局に理由を聞いたところ、「被相続人の死亡日前の戸籍では、相続発生時に相続人が生きていたことが確認できないから」という理屈でした。

「被相続人の死亡日以後の戸籍なら、たしかに相続発生時に相続人が生きていたことを確認したと言えるでしょう。でもオタク(法務局)が認印を押す前日に相続人は事故で死んでいるかもしれないじゃないですか。それなのに法定相続一覧図に認印を押すんですか? そういうことは言い出したらキリがないんじゃありませんか?」ムッとしてこのように反論しようかと思ったのですが……やめておきました。ちょっと反論したぐらいでお役所のルールが変わるとは思えません。高い有料サービスならば文句を言ったかもしれませんが、法務局の法定相続情報証明制度は無料サービスです。相続書類が多くて難儀している日本中の相続人の便宜のために無料サービスでやってくれているので、あまり文句をいうべきではないと思い、黙りました。

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法定相続情報証明制度は厳密な書類審査で却下される場合がある

このように法定相続情報は非常に便利な反面、審査がイチャモンレベルで厳しく、書類が一度で通るとは限りません。却下されると、その都度電話がかかってきて、郵送もしくは書類持参しなければなりません。その間、法務局の仕事は止まっているわけなので、急がないとそれだけさらに時間がかかります。

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法務局の仕事は遅い。

法務局の法定相続情報証明制度は、相続のための戸籍など原本提出を求める金融機関が多くて難儀している日本中の相続人の便宜のために無料サービスでやってくれていることです。実際、これが通ってくれると遺族の私も助かることなので、あまり文句をいうべきではないと思い、対面で文句を言うのは避けたのですが、ブログなのでここでは言わせてもらいましょう。法定相続情報一覧表の書き方を解説したこのページを法務局の人が読むことはないと思いますので。

法務局(お役所)では決裁というシステム(稟議書という合議制)で仕事をしているので、決裁の途中で上司の指摘で書類が通らないと、何回かやりなおしになります。

実際に私も二度続けて書類の再提出を命じられました。その都度、切手代がかかっています。「一度で指摘してくれりゃあいいじゃないか」と文句を言いたかったのですが言いませんでした。決裁の中で上司に指摘されて書類が差し戻されたものなので、担当者に悪気はないのです。

また、法務局の仕事は遅いです。なんでこんな簡単なことにそんなに時間がかかるのか、と思うぐらい仕事は遅いです。住所の「の」の字を目を皿にしてチェックしているせいだと思いますが。

皮肉は別にして、他に本業があるんだろうことは想像できます。法定相続情報証明制度なんていうものは新しく増えた仕事で、たぶん政治家のつくったルールのせいで人は増えずに仕事だけが増えたんじゃないかと推測します。本来、やりたくない仕事、あるいは自分たちの本来の仕事じゃないと考えているから、出来あがるまでおそろしく遅遅としているのだと思います。

このように法務局の法定相続情報証明制度は、すぐにはできません。審査も厳密で厳しいし、そもそも彼らの仕事が遅いので。

相続財産に株式や投資信託などがあり、それらが下がり基調の場合、急いで売却して現金化したいと焦るのですが(私がそうでした)、売りたくてもそう簡単に金融機関は売らせてくれません。もともとが他人の財産だったものですから。

それを相続人だということでやっと引き継いで売却できるのですが、そのためには「遺産分割協議書」と「法定相続人情報一覧図」が必要になります。作成に時間がかかるのは法定相続情報証明のほうです。したがって相続が発生した場合、まっさきに片づけるべき書類は法務局の「法定相続人情報」ということになります。これがないとすべての他の仕事も途中で止まってしまいます。あるいはバカにならない手間とお金がかかります。

だから法定相続情報証明をまっさきにやるべきです。参考になさってください。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。トウガラシ実存主義、新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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小説『ツバサ』
主人公ツバサは小劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。そんな中、恋人のアスカはツバサのもとを去っていきました。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。離れたくない。その叫びだけが残った。全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自身が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「それは言葉として聞いただけではその本当の意味を知ることができないこと。体験し、自分をひとつひとつ積み上げ、愛においても人生においても成功した人でないとわからない法則」 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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小説『ツバサ』
主人公ツバサは小劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。そんな中、恋人のアスカはツバサのもとを去っていきました。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。離れたくない。その叫びだけが残った。全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自身が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「それは言葉として聞いただけではその本当の意味を知ることができないこと。体験し、自分をひとつひとつ積み上げ、愛においても人生においても成功した人でないとわからない法則」 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説
読書家が選ぶ死ぬまでに読むべきおすすめの名作文学 私的世界の十大小説
×   ×   ×   ×   ×   ×  (本文より)知りたかった文学の正体がわかった! かつてわたしは文学というものに過度な期待をしていました。世界一の小説、史上最高の文学には、人生観を変えるような力があるものと思いこんでいました。ふつうの人が知り得ないような深淵の知恵が描かれていると信じていました。文学の正体、それが私は知りたかったのです。読書という心の旅をしながら、私は書物のどこかに「隠されている人生の真理」があるのではないかと探してきました。たとえば聖書やお経の中に。玄奘が大乗のお経の中に人を救うための真実が隠されていると信じていたように。 しかし聖書にもお経にも世界的文学の中にも、そんなものはありませんでした。 世界的傑作とされるトルストイ『戦争と平和』を読み終わった後に、「ああ、これだったのか! 知りたかった文学の正体がわかった!」と私は感じたことがありました。最後にそのエピソードをお話ししましょう。 すべての物語を終えた後、最後に作品のテーマについて、トルストイ本人の自作解題がついていました。長大な物語は何だったのか。どうしてトルストイは『戦争と平和』を書いたのか、何が描きたかったのか、すべてがそこで明らかにされています。それは、ナポレオンの戦争という歴史的な事件に巻き込まれていく人々を描いているように見えて、実は人々がナポレオンの戦争を引き起こしたのだ、という逆説でした。 『戦争と平和』のメインテーマは、はっきりいってたいした知恵ではありません。通いなれた道から追い出されると万事休すと考えがちですが、実はその時はじめて新しい善いものがはじまるのです。命ある限り、幸福はあります——これが『戦争と平和』のメインテーマであり、戦争はナポレオンの意志が起こしたものではなく、時代のひとりひとりの決断の結果起こったのだ、というのが、戦争に関する考察でした。最高峰の文学といっても、たかがその程度なのです。それをえんえんと人間の物語を語り継いだ上で語っているだけなのでした。 その時ようやく文学の正体がわかりました。この世の深淵の知恵を見せてくれる魔術のような書なんて、そんなものはないのです。ストーリーをえんえんと物語った上で、さらりと述べるあたりまえの結論、それが文学というものの正体なのでした。
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◎このブログの著者の随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』
随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。

私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。

【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●韓国帰りの帰国子女の人生論「トウガラシ実存主義」人間の歌を歌え

韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。

「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。

帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。

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随筆『帰国子女が語る第二の故郷 愛憎の韓国ソウル』

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●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
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●◎このブログ著者の書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』◎●
書籍『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』
戦史に詳しいブロガーが書き綴ったロシア・ウクライナ戦争についての提言 『軍事ブロガーとロシア・ウクライナ戦争』 ●プーチンの政策に影響をあたえるという軍事ブロガーとは何者なのか? ●文化的には親ロシアの日本人がなぜウクライナ目線で戦争を語るのか? ●日本の特攻モーターボート震洋と、ウクライナの水上ドローン。 ●戦争の和平案。買戻し特約をつけた「領土売買」で解決できるんじゃないか? ●結末の見えない現在進行形の戦争が考えさせる「可能性の記事」。 「紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ」を信条にする筆者が渾身の力で戦争を斬る! ひとりひとりが自分の暮らしを命がけで大切にすること。それが人類共通のひとつの価値観をつくりあげます。人々の暮らしを邪魔する行動は人類全体に否決される。いつの日かそんな日が来るのです。本書はその一里塚です。
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