更年期の嫁が急にセリアック病になった。下痢の原因は小麦のグルテンアレルギー
うちの嫁がセリアック病だということが判明し、グルテンフリーの食事をすることになりました。セリアック病というのは、小麦に含まれるグルテンに対する自己免疫疾患です。ひらたくいうと小麦を食べると下痢をする、というものです。
若い頃はそんなこと気にせず、パスタやピザやおかずパンなどを食べて楽しんでいた彼女ですが、更年期ぐらいになって急にグルテン不耐性になってしまいました。
いつも下痢するのでなぜだろうと不思議に思っていたところ、グルテンアレルギーという言葉を知り、ためしに小麦食品を断ったところ下痢が改善したというのです。それで判明しました。
小麦抜きダイエット(グルテンフリー)ってレベルじゃねえぞ! それは小麦アレルギー(セリアック病)だ!
ご先祖様が抱いてきた女がいちばんかわいく、ご先祖様が食べてきた食事がいちばんおいしい
私も嫁のグルテンフリーの食事につきあっています。慣れてくると、小麦食品を食べたいと積極的には思わなくなってきました。パスタよりもお米が食べたい。かつてシリアスマラソンランナーだったころは勝負食・カーボローディングはいつも小麦だったのですが……。
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※雑誌『ランナーズ』の元ライターである本ブログの筆者の書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
「コーチのひとことで私のランニングは劇的に進化しました」エリートランナーがこう言っているのを聞くことがあります。市民ランナーはこのような奇跡を体験することはできないのでしょうか?
いいえ。できます。そのために書かれた本が本書『市民ランナーという走り方』。ランニングフォームをつくるための脳内イメージワードによって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。「言葉の力によって速くなる」という本書の新理論によって、あなたのランニングを進化させ、現状を打破し、自己ベスト更新、そして市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
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本書を読めば、言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く走ることができるようになります。
あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
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どんなレースに出ても自分よりも速くて強いランナーがいます。それが市民ランナーの現実です。勝てないのになお走るのはなぜでしょうか? どうせいつか死んでしまうからといって、今すぐに生きることを諦めるわけにはいきません。未完成で勝負して、未完成で引退して、未完成のまま死んでいくのが人生ではありませんか? あなたはどうして走るのですか?
星月夜を舞台に、宇宙を翔けるように、街灯に輝く夜の街を駆け抜けましょう。あなたが走れば、夜の街はイルミネーションを灯したように輝くのです。そして生きるよろこびに満ち溢れたあなたの走りを見て、自分もそんな風に生きたいと、あなたから勇気をもらって、どこかの誰かがあなたの足跡を追いかけて走り出すのです。歓喜を魔法のようにまき散らしながら、この世界を走りましょう。それが市民ランナーという走り方です。
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ご飯とパスタがあれば、選択できるならば、自然とご飯を選ぶようになりました。やはりご先祖様が抱いてきた女がいちばんかわいく、ご先祖様が食べてきた食事がいちばんおいしいのです。人間、そういうものなんですよ。遺伝子の嗜好にはかないません。若い頃は白人女も魅力的に思えたものですが、年齢を経るとやっぱり日本の女が一番だと思います。Interracial sex は異国の料理を食べるようなものです。たまにはいいが、主食ではありません。
今では私もラーメンよりもチャーハン、ステーキ屋よりも回転寿司という嗜好がはっきりしてきました。
小麦よりもおコメの方がうまい。それは認めましょう。ただし、食べるものの種類だけはどうにもなりません。世の中の食べ物というのはほとんど小麦でできているのではないでしょうか?
世界三大穀物は、小麦、コメ、トウモロコシだそうです。生産重量でいうとトウモロコシが一番らしいですが、それは甘味料の原料にしているからです。料理の品数でいえば小麦の圧勝ではないかと思います。たとえば、デパ地下で小麦由来の食品を避けると、買えるものが指で数えるぐらいしかなくなってしまいます。
小麦を遠ざけることになって、食のバリエーションが激減したことだけは避けようのない事実です。
GACKT・ガクトの食事
そんな食生活をしている私ですが、お正月の車中泊の旅で「芸能人格付けチェック」という番組を車載テレビで見ました。芸能人が、一流と三流を見わけられるか、という番組です。GACKT・ガクトさんが、ワインや料理の味などを必ず外さない、というのが番組のウリになっているようでした。
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本ブログの筆者はYouTubeで動画を配信しています。
【車泊でGO!! Vehicle Night】
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いろんな意味でガクトには驚きました。そしてGACKTの食事にとても興味を持ちました。彼は「お米を食べない」というのです。番組内ではナッツを何百個も齧っていましたから、おそらくこれは炭水化物を食べないという意味だろうと思いました。うちの嫁がセリアック病であるように、もしかしたら彼もまたグルテンアレルギーなのではあるまいか?
調べたところ、GACKTは、セリアック病だからグルテンフリーの食事をしているわけではないようでした。ガクトの食生活は、1日1食で炭水化物はほぼとらず、砂糖や食品添加物は避けているそうです。お米は完全に食べないものの、小麦を食べたら下痢するといったアレルギー情報はありませんでした。炭水化物を食べないという予想は当たっていましたが、グルテンフリーの食事をしているわけではなさそうです。お米にはグルテンは含まれません。
またガクトさんは幼いころから神経系疾患を患っているそうです。神経症疾患というのは「自己免疫の異常による免疫低下に伴う肝機能障害ならびに呼吸機能低下、免疫低下による全身皮膚炎及び脱毛症、上記に伴う発熱及び疼痛、並びに声帯機能の低下」らしい。
なんか神経質そうな感じがしますものね。神経過敏ゆえに味の違いが見分けられるのでしょうか? いやいっそグルテンアレルギーといってくれ。セリアック病だといってくれ。そのほうがいろんな意味で食生活の指針になるんだけどな。ガクトさんの食事は、野菜、肉、魚ですませているそうです。必要以上に炭水化物を摂らないのは見た目(ダイエット)のためでしょう。痩せてますものね。
マレーシアの花形の屋台料理を避けて暮らすなんて、移住の意味あるの?
もうひとつ私が驚いたのは、GACKTはマレーシア、クアラルンプール在住だということです。私は何度もクアラルンプールを旅行していて、マイホームタウンのひとつといってもいいぐらいですが、マレーシアで一流のものばかり食べるのははっきりいって無理ではないでしょうか?
クアラルンプール・KLで楽しいのは圧倒的に屋台です。屋台飯はうまいのですが、焦げたりも多く、マレーシアの屋台でミシュラン級の世界の一流を見極められる舌が維持できるとは思えません。炭水化物抜きは海鮮料理を食べれば簡単だと思いますが……。
おそらく食事は超一流の洋風ホテルでのみしているのではないでしょうか??
マレーシアの花形の、屋台料理を避けて暮らすとしたら、マレーシアで暮らす意味あるのかしらと疑問になります。
アジアの混沌、カオスのあの場所で、お上品で繊細な舌の感触を維持できるというのは、クアラルンプールを知るものにとって、とてつもない驚きです。それこそ驚異的です。
韓国でトウガラシで舌がマヒしないでいるのと同じぐらい難しいだろうと思います。
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旅人が気に入った場所を「第二の故郷のような気がする」と言ったりしますが、私にとってそれは韓国ソウルです。帰国子女として人格形成期をソウルで過ごした私は、自分を運命づけた数々の出来事と韓国ソウルを切り離して考えることができません。無関係になれないのならば、いっそ真正面から取り組んでやれ、と思ったのが本書を出版する動機です。私の第二の故郷、韓国ソウルに対する感情は単純に好きというだけではありません。だからといって嫌いというわけでもなく……たとえて言えば「無視したいけど、無視できない気になる女」みたいな感情を韓国にはもっています。
【本書の内容】
●ソウル日本人学校の学力レベルと卒業生の進路。韓国語習得
●関東大震災直後の朝鮮人虐殺事件
●僕は在日韓国人です。ナヌン・キョッポニダ。生涯忘れられない言葉
●日本人にとって韓国語はどれほど習得しやすい言語か
●『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』南北統一・新韓国は核ミサイルを手放すだろうか?
●韓国人が日本を邪魔だと思うのは地政学上、ある程度やむをえないと理解してあげる
●日本海も東海もダメ。あたりさわりのない海の名前を提案すればいいじゃないか
●天皇制にこそ、ウリジナルを主張すればいいのに
●もしも韓国に妹がいるならオッパと呼んでほしい
●「失われた時を求めて」プルースト効果を感じる地上唯一の場所
●「トウガラシ実存主義」国籍にとらわれず、人間の歌を歌え
韓国がえりの帰国子女だからこそ書けた「ほかの人には書けないこと」が本書にはたくさん書いてあります。私の韓国に対する思いは、たとえていえば「面倒見のよすぎる親を煙たく思う子供の心境」に近いものがあります。感謝はしているんだけどあまり近づきたくない。愛情はあるけど好きじゃないというような、複雑な思いを描くのです。
「近くて遠い国」ではなく「近くて近い国」韓国ソウルを、ソウル日本人学校出身の帰国子女が語り尽くします。
帰国子女は、第二の故郷に対してどのような心の決着をつけたのでしょうか。最後にどんな人生観にたどり着いたのでしょうか。
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「芸能人格付けチェック」における正解率も異常
また「芸能人格付けチェック」という番組内でのその正解率にも驚きました。個人連勝記録は76だそうです。正誤の確率が二分の一だとして、七十六連勝する確率は、2の76乗分の一です。限りなくゼロに近いんですよ。そんなことありえます? いくら本物を見極める目があるからって、ありえない確率です。
そんなありえない人の食生活にとても興味があったので、調べてまとめてみました。