犬は飼えない。だから植物を飼うことにした。
犬のかわりに葉っぱって……安上がりね
私が育てることにしたのはテーブルヤシという椰子の一種です。
購入した場所では「観葉植物の育て方」という一種のマニュアルをくれました。
それをよく見てみましょう。
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【植物を飼う】観葉植物の基本的な育て方。
明るく風通しの良い室内で。夏の直射日光は葉焼けの原因になるので避けましょう。
冬の窓際は冷えるので注意。
→とのことです。実はこれまでに植物を育てようとして長くもったことがありません。どの草花もすぐに枯れてしまいます。下手くそなんでしょうね。
あたし、グリーンネックレスを二回も枯らしちゃった。
あとミントも
えっ？ ミント爆弾とかミントテロとか言われるあのミントを枯らすなんてことあるの？
ミントティーにして飲むために葉っぱをチギっていたら枯れちゃった。
中国の漁業か！？
資源を採りつくすタイプだな。
しかしどうやら夏はクリアできたようです。問題はこれからの冬。どうにか越冬してくれることを期待しています。
②お水やり
土がしっかりと乾いてから。鉢底から水が出るほどたっぷりと。根腐れの原因になるので、受け皿に水はためないように。
→とのことです。初心者は水のやりすぎで植物を駄目にしてしまうと聞いたことがあります。だから……水やりには注意をしています。葉っぱが乾いて水分不足になっていると見えだしたらたっぷり水をあげるようにしました。
実は俺もローズマリーをすぐに枯らしてしまったことがある。
なんか茶色くなっちゃってね。
③ポイント
美しい葉をキープするためには、葉水（はみず）が大事。葉っぱの裏表に霧吹きを。乾燥対策、虫予防に効果的です。土母（活性剤）は年中与えてよい。春から秋の成長期には肥料をプラスして。根っこがいっぱいになったらひと回り大きな鉢に植え替えを。春、秋が植え替えにおすすめ。
→とのことです。この植え替えが初心者から中級者への試金石だという気がします。植え替え時には、大きな鉢も必要ですし、ホームセンターで土を買ってくるか、そこら辺からもらってくるかしなければなりません。植物を育てるのには土が大切です。よくわかっているのですが、だからといって室内で飼っているのに虫（微小生物）はできるだけ避けたい気持ちが働きます。
趣味の園芸家になるために。『園芸家１２カ月』カレル・チャペックの内容、感想、書評、評価
これまで育てた長生き記録は苔ボール。苔から小さなミミズが顔を出してギョッとしました。
しかしただの葉っぱを大切にしていると、この光景、どこかで見たことあるなあ、と思ってしまいます。
なんだろう……と記憶をたどってみたら、やっとわかりました。映画『レオン』です。ジャン・レノ演じる葉っぱを友だちのように扱う殺し屋の姿に自分がそっくりだと気づいて笑ってしまったのでした。
赤の他人から見たらただの葉っぱ。そこらにあるただの葉っぱといえばそれまで。ただそれは僕が育てた葉っぱです。僕の星の葉っぱは森の葉っぱ全部をあわせたよりももっと大事だ。なぜってあれが僕が世話した、僕の葉っぱだから（元ネタは『星の王子さま』）