ドラクエ的な人生

野宿体験記

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

悲惨な旅、貧乏を自慢をするのがバックパッカーの常ですが、今回は、野宿のお話です。

登山用アタックテントに二人で眠れるか、公園で野宿してみた

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バックパッカーの衣食住問題

長年、貧乏放浪バックパッカー旅をつづけてきました。生活の基本は衣食住といいます。

放浪のバックパッカーはTシャツ3セットの着回しが基本であり、着るものに関してはあまり悩むことがありません。どうせ持ち歩いているものの中から選ぶしかないのです。

あるとすれば、世界を横断するような旅をした場合、各地の気温差に衣類の調節が必要な場合があります。たとえばネパールのカトマンドゥでロングのレザーコートを買うというような。

食に関しては千差万別ですから話しのネタは尽きません。行く先々で料理そのものが違ってきますし、インドのように下痢の問題もあります。ほとんど調理しない野趣にあふれるものからアメリカ製の不自然な着色をした人工食品まで、人生が尽きるまでネタに尽きることはないでしょう。

最後に住の問題です。バックパッカーは基本的に安宿に泊まります。人間、立って半畳寝て一畳。目を閉じてしまえばどこで寝ても同じだというのが私たちの信念です。

ただ眠るための場所に大金を払うのはバカバカしいと心底信じており、宿泊代を浮かせるためならば、どんな手でも使います。

香港の重慶大廈(チョンキン・マンション)で産婦人科の分娩台のようなベッドでも平気で寝ますし、夜になるとジャンキーが夜通し奇声をあげているようなバルセロナの安宿だって宿を変えようとは思いません。

フライトが深夜出発便だったら宿泊費が一泊分浮いたとほくそ笑みますし、バスで移動する時ははじめから深夜便を狙っていくのが基本中の基本です。

そのようなバックパッカーにとって、究極の理想は宿泊費を一銭も払わないこと。すなわち野宿ということになるのではないでしょうか。

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ホテルに泊まらない泊まり方

これまでいろいろなタイプの宿泊を経験してきました。

ネットカフェ宿泊は最高です。もしも夜通し漫画を読めたとしたら、ただで泊まったようなものです。ソフトクリームが食べ放題だったりして、あの場所は天国に最も近い場所ではないですか? ベトナムのハノイのホテルでは、洪水のようにバイクがひっきりなしに通り、エンジンの轟音が夜通し続きました。あれに比べたら静かなこと、この上なしです。文句を言ったらバチが当たります。

24時間営業のスーパー銭湯仮眠室で眠るのも楽しいです。いろんな人が雑魚寝するのが楽しいのです。青森ねぶた祭など「お祭り」でまともなビジネスホテルが泊まれない時に、この技が使えます。スーパー銭湯側も「お祭り」であることをわかっていて、宴会用の大部屋を雑魚寝の仮眠室として開放してくれます。東京汽船の三等客室(雑魚寝)やアルプスの山小屋に似ていて旅情が盛り上がります。

空港や駅舎で寝るのはもはや当たり前です。

私は元々が山ヤ(登山家)なので、ソロタイプの山岳用テントを所有しており、山の上ではテント野宿が常態です。立山など様々な場所でテン泊を経験しています。テントのよさは世界中のありとあらゆる場所が自分の別荘になることです。

 

車中泊も野宿のようなものです。その日どの場所で寝るかわかりませんし、窓ガラス一枚で仕切られた部屋は、視界のないテント以上に外が近いと感じています。

しかしやっぱり究極の野宿は露天野宿。星空野宿ではないでしょうか。

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リアル野宿体験記

先週、ついに露天野宿を経験しました。これまでいろいろな宿泊を経験していますが、リアルな星空野宿ははじめてです。

それでは初体験をレポートします。

そもそもどうして露天野宿になったのかといえば、車中泊の車内が暑すぎたためです。元々は車中泊のつもりでマットとタオルケットを積み込んで出かけたのですが、車内があまりにも暑くて眠れなかったため、星空野宿に踏み切ったわけです。

「エンジンをかけてエアコンをつける」という手があるのですが、このブログでも「車中泊でエンジンかけっぱなしは近所迷惑」と啓蒙してきた手前、自分がそれをするわけにもいかなかったのです。

バグ・ネットをかけて窓を全開にして寝たのですが、風は抜けてくれません。扇風機など通風による涼感は気化熱の原理ですから直接体に風が当たらないと涼しさを感じられないのです。真夏以外は効いてくれる凄アイテムなのですが。。。

 

とうとう私は車中泊を諦めて、外で寝ることにしました。泊まっていたのは「定宿」と言ってもいい道の駅であり、どこにどんな施設があるのか、完全に把握していました。寝場所に対する絶大な信頼感があったということです。

最初に寝たのは、芝生の上です。寝っ転がると星が見えました。サハラ砂漠でテント泊した時の星空を思いだします。夏なので暑いには暑いのですが、クルマの中ほどではありません。

こうして星空を眺めながら眠れるなんて最高だ。

そう思って目を閉じていると、プーン、プーン、と例のあいつの羽音がします。

そうです。蚊の野郎です。あの野郎さえ絶滅してくれれば世界はもっと楽園に近づくのに。

蚊に勝てるのは蚊帳のような狭い空間で勝負したときだけです。野外で勝てる相手ではありません。多勢に無勢です。

私は逃げるようにその場を退散しました。草や木のあるところには蚊がいます。ご注意を!

定宿の道の駅は海沿いにあります。海沿いに散歩道があってそこには海に向かってベンチが並んでいるのです。私はそこに移動しました。そこならば草や木がありません。海風が吹いているので涼しいですし、何よりも風は蚊を吹き飛ばしてくれます。

ベンチに横になります。蚊も襲ってきません。どうやらこれで眠れるな。。。と思っていると、こ、腰が痛い。上を向いて眠っているとどうにも背中が痛くなります。横に寝るとこんどは体側が痛い。

人間の体はカーブを描いていますが、ベンチは真っ平です。マットがあれば変形して人間の体の凸凹に合わせてくれますが、ベンチは固いままです。人間がベンチに合わせて真っ平になるしかなく、やがて体が痛くなります。マットがテント泊の必須装備の意味がよくわかりました。人間はある程度柔らかいところでないと安眠できません。

 

蚊に襲撃されるよりはマシと、痛いのを我慢しながら朝を迎えました。あまり眠れませんでした。

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ただ眠るだけのことが、大冒険になる

翌朝、海に行きます。まだサーファーたちしかいない海で波にもみくちゃにされて遊んだ後は、ビーチにサンシェード(風が抜けるテント)を張って、横になります。

するとあまりの気持ちのよさに、たちまち爆睡。砂浜はマットのように人間の体のカーブにあわせて形を変え、寝心地のいい寝床になってくれます。

昨夜、硬くて腰が痛くなったベンチとは全然違います。

こんなことならベンチで我慢せずに、砂浜に降りて眠ればよかった。

星空野宿の場合、いろいろ考慮しなければいけない問題があります。

蚊の問題も一つでしょう。

ひとつ確実に言えることは寝床は柔らかい場所を選んだ方がよいということです。もしあなたにマットの準備がないのであれば。

砂浜で寝る場合、ヤンキーがバイクで暴走するような砂浜だったらたちまち轢き殺されますから注意してください。そういう砂浜はタイヤの痕跡でだいたいわかります。

私が主に市街地ではテント泊ではなく車中泊を選んでいる最大の理由は酔っ払いなどの車が怖いためです。山の上には車は来ないので轢き殺される心配はありません。

また、満潮になると砂浜が消えてなくなる海岸もあります。爆睡中に竜宮城まで流されないようにご注意ください。そういう海岸は海の家が高床式になっていたりします。

砂また、浜では風で砂が吹きつけてくることがあるかもしれません。砂を避けられる場所を選んで寝た方がいいでしょう。

たとえば流木と添い寝して眠るのも楽しいと思います。

ただ眠るだけのことが、バックパッカー流でやると命がけの大冒険になります。だからバックパッカー旅はやめられないのです。

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